岩井沢工務所の仕事について
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新築・リフォーム・エクステリアなど住宅に関するお仕事はなんでもやっております。 古民家再生・店舗設計施工もおまかせください。 自社で大工をかかえ、墨付・刻みから大工の手で行っております。 お客様からの信用と信頼を第一に誠実な仕事を行っております。 カテゴリ
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2010年 05月 21日
盛岡市内、貸家新築工事の現場です。
現場では建て方作業が進んでおります。 その様子をお伝えします。 1階の建て方が終わり、間直しという作業で垂直を決めると2階の建て方作業に移ります。 やはり2階の建て方作業は高いので怖いですね。 大工は、高い場所でもてきぱき仕事をこなします。 構造が組み上がると、仮筋交いという斜めの木を打ち付け木組み全体を固定します。 揺れが収まり高い場所でも作業がしやすくなります。 続いて屋根の木組み「小屋組み」を作ります。 屋根の形に合わせて母屋という木を組んで行きます。 母屋を組んで固定したら垂木という木を打ち付けます。 これは直接屋根を支える木になります。 1尺5寸(45cm)間隔で垂木が並びます。 垂木の上に野地板という板材を並べて釘で固定します。 この木は、唐松という木の外側の部分を使います。 丸太からなるべく効率よくいろんな寸法の素材を取って行きます。 釘の数が多いので釘打ち機械で効率よく作業を進めます。 野地板の上にルーフィングという防水紙を敷いて行きます。 建築作業中に雨から木を守り、建築終了後は屋根のトタンと一体になって雨漏りを防ぎます。 ルーフィングの上にトタン屋根を葺いて建て方完了です。 ここまで作業が進むと上棟、すなわち棟が上がると言います。 建物の真上から雨が落ちてくる心配がなくなり大工仕事ははかどります。 現代の建て方作業は、クレーンや釘打ち機械など 道具によって上棟までの時間が短くなりました。 建て方の際に木が雨に濡れる心配も減り、工期の短縮になっています。 当社でも昔ながらの手作業を残しつつ、機械の力も借りながら施工しております。 そこの微妙な塩梅が難しいですね。 貸家の仕事でもこうした手作業の大工を支持していただき本当に感謝です。 建物の値段だけでなく長く持つ家づくりを心掛けて行きたいですね。
by iwaizawa
| 2010-05-21 12:59
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