岩井沢工務所の仕事について
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新築・リフォーム・エクステリアなど住宅に関するお仕事はなんでもやっております。 古民家再生・店舗設計施工もおまかせください。 自社で大工をかかえ、墨付・刻みから大工の手で行っております。 お客様からの信用と信頼を第一に誠実な仕事を行っております。 カテゴリ
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2017年 06月 23日
何度か改修工事に伺っている紫波町の古民家。
今回は、農作業用の納屋の一部を改修し住居スペースにするリフォームと母屋側の部分リフォームを依頼していただきました。 まずは改修部分の現場調査からスタート。 古民家の構造を調査し、改修後の間取りや設備の配置などを計画していきます。 改修する納屋の屋根。 この地方独特の登り梁を使った小屋組みの構造です。 弊社では何度か納屋の改修を行いましたが、やはり同じ構造でした。 農作業小屋でもある納屋の2階のスペースをなるべく有効に利用できるようにこの作りになっているようです。 外観はコチラです。 深い軒、瓦屋根、漆喰壁ととっても贅沢な作りの納屋ですね。 この雰囲気を残しつつ、住居スペースとして改修する計画を立てます。 土壁ですので、これを壊すことなく内側に断熱材を入れるように計画。 やはり住居に改修する際には寒さ対策を整えないと住むことが出来ません。 古い建物の雰囲気をどこまで残すかいつも悩みどころです・・・。 納屋の床はこんな感じ。 まだ製材機の無い時代、昔の大工たちが手作業で板に仕上げた材で出来ています。 雰囲気は最高ですが、住まいの床には不向きですね~。 どう改修するか悩みますね。 納屋の1階部分は、基本そのまま。 2階へ上る階段の向きを改修し、便所と洗面所を新たに作ります。 改修工事に伴い農作業機械は一旦出し、内部を掃除する予定。 豪快な梁や2階の床板の雰囲気はそのまま残して改修を計画します。 母屋側の改修は縁側の窓。 現在木製の建具が立っている縁側の窓はペアガラスの断熱サッシに改修します。 雰囲気は今のままがいいのですが、やはり冬場の寒さ対策が大事になります。 こちらの縁側は20年以上前にすでにアルミサッシに交換済み。 ただし、単板ガラスのアルミサッシなので寒さはあまり防げていませんでした。 今回、ここもペアガラスの断熱サッシに改修します。 縁側の内部も改修します。 昭和に改修した際に使用していた合板製の床材と天井材が剥がれていました。 今回は無垢の素材で改修する予定です。 常居は、壁の改修工事。 繊維壁で仕上がっている部分が剥がれてきていました。 ここは、繊維壁を剥がし漆喰で仕上げ直します。 床下も断熱材を入れて改修します。 納屋での改修工事が始まりました。 まずはこの床の改修作業からです。 ただ載せてあるだけの床板を固定する作業から。 そしてこの凸凹感をどう改修するのか大工とよく相談します。 階段の開口部を開け直しながら床の下地を調整します。 床には大引きの下地となる1寸厚の唐松材を敷いていきます。 大引きを掛ける作業。 水平の水糸に合わせて大引きの高さを調整し、下地の板材との間にパッキンを挟んで行きます。 これで凸凹の既存の床の上に水平な床を作り、断熱材を入れる空間を確保していきます。 今回の工事はベテラン原田大工と下舘大工のコンビ。 新たに窓を取り付ける部分の土壁をとる作業中です。 ベテラン勢の経験を生かして改修作業が進みます。 まずは既存の建物の構造をチェックし、用途に合わせて改修方法を検討していきます。 古民家や古い納屋は現在の建物とは作りも用途も違っていました。 そこをしっかり把握して新た用途に合わせて改修方法を検討。 もちろん元の建物の雰囲気をなるべく残しつつ改修する事も大事になります。 そこには大工たちの経験と技術が必要不可欠。 今回の改修工事は経験豊かなベテラン大工たちにお任せです。 どんな改修工事になるのか完成が楽しみですね。 続きをお楽しみに!
by iwaizawa
| 2017-06-23 04:58
| 現場日記~古民家再生~
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