岩井沢工務所の仕事について
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新築・リフォーム・エクステリアなど住宅に関するお仕事はなんでもやっております。 古民家再生・店舗設計施工もおまかせください。 自社で大工をかかえ、墨付・刻みから大工の手で行っております。 お客様からの信用と信頼を第一に誠実な仕事を行っております。 カテゴリ
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2017年 07月 13日
新しく始まった住宅新築の現場「南大通りの家」。
今回も設計はオオツカヨウ建築設計さんです。 盛岡市中心部の江戸から続く街並みのなか、その雰囲気を壊すことなく高性能の住宅が建つことになります。 元々長屋が建っていた敷地ですので間口が狭く奥行きがとっても長い独特の敷地形状。 その敷地形状を生かした建物を計画し、そこに大工の技術を生かした木のぬくもりを加えて行きます。 高性能の住宅を作る上でもやはり難敵なのが敷地の狭さ・・・。 大工の知恵と工夫で乗り越えて施工を進めて行きます! 施工前の敷地状況。 間口が狭く奥行きがとっても長~い敷地形状。 右隣の建物は構造がつながっていた長屋ですので現在敷地境界を越境中。 足場を組む、資材を運ぶ、作業スペースなどなどちょっと見ただけで問題が・・・。 最初の現場作業は地盤調査。 元々の古い土地なのでそんなに地盤は悪くないはずという予想。 しかし結果は敷地の奥の一部だけ自沈層がありました。 私の個人的予想では、はるか昔は堰か川があったのかも。 江戸から続く古い街にはよくある状況です。 自沈層から土質のサンプルを採取。 やはり周りの地質とは違う黒っぽい泥の様な土がありました。 結果地盤調査を行うことになりました。 狭い敷地形状なので作業できる重機が限定されます。 今回は、作業スペースが小さくて済む柱状改良での地盤改良を行いました。 トラックを入れ、セメントなどの資材を敷地一杯に搬入して作業開始です。 小型の作業機械を入れて作業開始。 小型と言っても十分大きいですね・・・。 この間口で利回りが出来る作業重機はあまりないようです。 基礎形状に合わせて地盤改良が進みます。 今回の柱状改良は、支持地盤までドリルで掘削し土にセメントを混ぜて硬い柱を地中に作るという工法。 地上部分には、写真の様なコンクリート中の頭が見えています。 こうして地盤改良工事が進行していきました。 弊社作業場には木材が搬入されてきました。 分かりにくいのですが赤松の化粧梁が入荷。 木口だけが見えている梁材ですね。 写真の下の方にあるきれいな赤松の梁材。 節もほとんどなくとってもきれいな赤松材です。 この赤松の梁がリビングの大空間を支える構造となります。 12本の赤松が並ぶ姿は想像してもとても楽しみです。 この建物の棟梁は田村大工。 まずは設計図を確認しながら図板を製作していきます。 設計士さんの図面とは別の大工だけの木組みの図面が出来て行きます。 大工の仕事はここから始まり、最後完成するまでが棟梁の仕事となります。 新しく始まった現場。 街中の準防火地域の制約のなか高性能な家づくりを計画しています。 そこに大工の技術を生かし、地元の木を使うことで気持ちのいい建物になっていくと思います。 立ちはだかるのはやはり敷地の狭さ。 設計段階から作業工程や資材の長さ、大きさまで考慮しないと施工が進みません。 何度も設計士さんと協議しながら施工を進めて行きます。 どんな建物が出来て行くのか楽しみです!
by iwaizawa
| 2017-07-13 04:56
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