岩井沢工務所の仕事について
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新築・リフォーム・エクステリアなど住宅に関するお仕事はなんでもやっております。 古民家再生・店舗設計施工もおまかせください。 自社で大工をかかえ、墨付・刻みから大工の手で行っております。 お客様からの信用と信頼を第一に誠実な仕事を行っております。 カテゴリ
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2017年 10月 20日
現在進行中の住宅新築の現場「南大通りの家」。
こちらも設計はオオツカヨウ建築設計さんです。 盛岡市中心部の江戸から続く街並みのなか、その雰囲気を壊すことなく高性能の住宅が建つことになります。 元々長屋が建っていた敷地ですので間口が狭く奥行きがとっても長い独特の敷地形状。 その敷地形状を生かした建物を計画し、そこに大工の技術を生かした木のぬくもりを加えて行きます。 高性能の住宅を作る上でもやはり難敵なのが敷地の狭さ・・・。 大工の知恵と工夫で乗り越えて施工を進めて行きます! 現場での大工作業が進んでいます。 無事に建て方作業が終わった現場です。 外周部の間柱建ての作業ですね。 屋根下地が出来ると大工たちは外周部を作り、早く風雨の影響を受けにくいように工事を進めて行きます。 1階部分では床下地を作る作業が進んでいます。 土間コンクリートに束を建て、大引きと言う床の構造材を設置する作業。 大引きの上にネダレス合板を敷いていきます。 ネダレス合板は厚さ28mm構造用合板。 しっかりとした作業床になり、これからの下地作業を支えて行きます。 床下ではこんな風に鋼製束が大引きを支えています。 鋼製束は高さが調整できるようになっており、あとで大引きの高さが狂っても調整できます。 メンテナンス性も考慮して施工を進めて行きます。 建物外周部では構造用面材の施工が始まりました。 先ほど外周部に建てていた間柱にMOISSという面材を張ります。 これは、筋交いと同じ構造耐力壁になる特殊な壁材です。 さらに防火性能も高く、今回の建築地が準防火地域でも有効な素材となります。 建物正面の壁にもMOISSを張っていきます。 こうした耐力面材は施工時に使う釘の種類や釘の間隔なども規定されていて、注意しながら施工を進めて行きます。 外周部に耐力面材を張ると室内が真っ暗になります・・・。 太陽光が完全に遮られ、風も入らなくなり真夏は厳しい環境になります。 大工たちは厳しい環境の中急いで下地作業を進めます。 窓の下地作業ですね。 開口部を作ると明るくなり、風も通るようになるので急いで下地を作っていきます。 開口部が増えてくると少しずつ現場が明るくなってきます。 でもまだ外周部にはブルーシートで養生してあるので風は通りませんね~。 現場にはたくさんの断熱材が入荷してきました。 グラスウールの断熱材ですが、ボード状に成型してある製品です。 コチラは、建物外周部の付加断熱に使用する製品です。 先ほどの外周部に施工したMOISSの外側に断熱材を入れて行きます。 MOISSの外側に木で横方向に下地を入れ、間に断熱材をはめ込むという施工方法です。 建物を囲むように断熱材が施工されて行きます。 建物の躯体に充填される断熱材とこの付加断熱で2重の断熱性能となります。 高気密高断熱の建物として施工が進んで行きます。 屋根では屋根葺きの作業が進んでいました。 勾配の緩い屋根ですので、防水性能の高い立平葺きという屋根の葺き方で施工を進めます。 屋根葺きが完了すると雨の影響を受けずに作業が進められます。 工事も一区切りと言う感じです。 大工たちが外周部の下地作業の間に室内では暖房の配管作業が進んで行きます。 これは温水暖房の配管です。 たくさんの配管が建物の天井裏や床下を通っていきます。 これらの配管をどのように通すかも腕の見せ所ですね。 建て方作業も無事に終わり、建物の外周部の下地作業へと工程が移ってきました。 ここからは一見地味な作業が続いていきますが、建物の性能に係る重要な作業です。 地元の木をふんだんに使用しながら、しっかりと気密の取れた高性能住宅を作っていきます。 その為、建て方の段階から通常の建物と違う納まりもたくさんあり、工程も複雑でした。 今回の建物は街中の準防火地域の制約のなか高性能な家づくりを計画しています。 そこに大工の技術を生かし、地元の木を使うことで気持ちのいい建物になっていくと思います。 立ちはだかるのはやはり敷地の狭さ。 設計段階から作業工程や資材の長さ、大きさまで考慮しないと施工が進みません。 何度も設計士さんと協議しながら施工を進めて行きます。 どんな建物が出来て行くのか楽しみです!
by iwaizawa
| 2017-10-20 04:33
| 現場日記~住宅新築~
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