岩井沢工務所の仕事について
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新築・リフォーム・エクステリアなど住宅に関するお仕事はなんでもやっております。 古民家再生・店舗設計施工もおまかせください。 自社で大工をかかえ、墨付・刻みから大工の手で行っております。 お客様からの信用と信頼を第一に誠実な仕事を行っております。 カテゴリ
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2017年 11月 21日
現在進行中の住宅新築の現場「南大通りの家」。
こちらも設計はオオツカヨウ建築設計さんです。 盛岡市中心部の江戸から続く街並みのなか、その雰囲気を壊すことなく高性能の住宅が建つことになります。 元々長屋が建っていた敷地ですので間口が狭く奥行きがとっても長い独特の敷地形状。 その敷地形状を生かした建物を計画し、そこに大工の技術を生かした木のぬくもりを加えて行きます。 高性能の住宅を作る上でもやはり難敵なのが敷地の狭さ・・・。 大工の知恵と工夫で乗り越えて施工を進めて行きます! 現場では、外では外壁張りの作業がスタート、内部では床張りや階段の施工など仕上げの作業も始まっています。 そんな作業の様子をお伝えしていきます。 弊社作業場では杉板の塗装作業が進んでいます。 コチラは、岩手県産の杉板。 今回は外壁の一部にこの杉板を張って仕上げます。 作業場で木材保護塗料をしっかりと塗装してから現場へと搬入します。 このように台の上で杉板の表も裏もしっかりと塗装。 杉板は、製材所で製材し乾燥させたそのままの粗い仕上がりで使用。 杉板の質感がいい具合で表れています。 現場でどんなふうに見えてくるのかも楽しみです。 現場ではメインとなるトタンの外壁張りが始まりました。 黒いガルバリウム鋼板製の外壁材を貼りつけて行く作業です。 大工が作っておいた下地の横胴縁に外壁材のトタンを釘で留め付けて行きます。 外壁の裏側には通気層が設けてあり、夏場の暑い空気や侵入した湿気を放出する仕組みを整えつつ外壁を仕上げて行きます。 張り進むとこんな雰囲気。 三角のリブの付いた外壁材です。 マットなブラック色の外壁に仕上がっていきます。 この黒い外壁の一部に先ほど塗装していた杉板も登場します。 室内では床板張りの作業が進んでいました。 担当は立花大工。 岩手県産ナラの床板を1枚1枚張って行く作業。 かなりの面積ですので気の遠くなる作業です。 浴室ではハーフユニットバスの施工も進みます。 浴槽から下の部分だけがユニット化された部材を設置。 ここから防湿処理を行ってタイルの下地を作る作業へと進みます。 ユニットバスに合わせて入り口枠を設置します。 浴室の下地作業は田村棟梁が担当です。 続いての作業は階段設置。 今回の内装の一番の肝になる階段材はかなり吟味して加工してきました。 作業場で太田大工が加工した階段材が現場へと搬入。 古い民家から取り出したセンの梁材で作りました。 センで作ったちから桁を設置。 2本の桁の間隔は大塚設計士と相談しながら決めて行きます。 どんな雰囲気の階段になるのか楽しみです。 ちから桁の掛かる部分はこんな感じ。 センの桁をきれいに刻み、加工して設置。 隙間もほとんど無くきれいな仕上がりです。 センの桁は赤松の梁に掛かりました。 力桁を固定し、段板を仮置きします。 段板の巾もどこまでにするのか、段板の刺さり具合や奥行きはどうするか、大塚設計士のイメージも伺いながら施工を進めます。 段板の奥行き調整のためにノコで仕口を調整中の田村棟梁。 仕上がりを見据えながら慎重にノコを入れる棟梁。 大工の手作業できれいな力強い階段の施工が進んで行きます。 階段を仕上げて行く田村棟梁。 静かな空気が流れて現場がいい雰囲気です。 大工の技術を生かした家づくりですね。 現場では気密測定が無事に終了し、外壁張りの作業やや仕上げとなる床板張りの作業が進んでいます。 弊社作業場では外壁に使用する杉板の加工も進んでいます。 施工の進み始めた階段は、ササラ桁も段板もセンを使い、特殊な形状の階段になります。 こちらもどんな仕上がりになるのか楽しみです。 今回の建物は街中の準防火地域の制約のなか高性能な家づくりを計画しています。 そこに大工の技術を生かし、地元の木を使うことで気持ちのいい建物になっていくと思います。 立ちはだかるのはやはり敷地の狭さ。 設計段階からかなり苦労して計画を進めてきました。 断熱気密の施工も終わり、どんな建物が出来て行くのか楽しみです! 続きをお楽しみに!
by iwaizawa
| 2017-11-21 04:36
| 現場日記~住宅新築~
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