岩井沢工務所の仕事について
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新築・リフォーム・エクステリアなど住宅に関するお仕事はなんでもやっております。 古民家再生・店舗設計施工もおまかせください。 自社で大工をかかえ、墨付・刻みから大工の手で行っております。 お客様からの信用と信頼を第一に誠実な仕事を行っております。 カテゴリ
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2017年 12月 09日
盛岡市内で進む住宅新築の現場「S-COURT]。
設計は「オオツカヨウ建築設計」さんです。 盛岡市中心部の間口が狭く奥行きの長い古い敷地にその敷地形状を以下した住宅を建てます。 街中の防火の規制の厳しい地域にありながら優れた断熱性能と技術のしっかりした大工の木造が融合した建物になる予定です。 現場ではいよいよ建て方作業が始まりました。 地元岩手県産材で構成される建物の構造が立ち上がる様子をご紹介していきます。 現場で進む建て方作業。 LDKを構成する長さ6mの梁架け作業が進んでいます。 岩手県産唐松を使った集成材を採用しています。 弊社のクレーン付きトラックで現場まで運び、クレーンで吊り上げます。 さすがに人力での作業は難しく、隣地をお借りしての作業となりました。 クレーンで吊り上げた梁材は、大工の合図で所定の位置へ移動。 ゆっくり下ろしながら仕口を合わせて行きます。 作業しているのは堀口大工。 大工と比べると梁材の大きさが分かりますね。 所定の位置に納まると最後にカケヤで叩き入れます。 これで梁がしっかりと固定されます。 梁材には葛巻の高吟製材さんのステッカーが貼ってあります。 岩手県産唐松の集成梁です。 梁が固定されると次は繋ぎの桁を入れる作業。 梁と梁の間に、短い桁を組み入れて行きます。 大工が二人一組で作業。 今回は小瀬川棟梁と下舘大工のペアです。 息を合わせて作業が進んで行きます。 繋ぎ材が入ると縦横の格子状の構造が出来て行きます。 繋ぎ材は、この後の屋根を支える役目と同時に大きな梁材が寄れるのを防ぐ役目も備えています。 見た目にも丈夫そうな構造が出来てきました。 地上に降りて見るとこんな風になっています。 間口が最大3.5間の大空間が出来て行きます。 そして梁材が微妙に傾いているのが分かりますかね? 屋根勾配に合わせて梁が微妙な角度で設置されています。 1階部分が組み上がった時点で敷地奥から撮影。 奥が見えないぐらい長い! とにかく奥行きが長~い建物です。 1階部分が組み上がると間直しの作業。 間直しは柱を垂直に修正し、桁の通りをまっすぐに直す作業。 ここで建物の垂直水平がしっかりと決まる大事な作業です。 下舘大工がターンバックルを取付ます。 中津大工が下げ振りを確認。 下げ振りという道具で柱の垂直を確かめながらターンバックルで建物を少しずつ動かします。 微妙な調整を行いながら建物の垂直水平を確保していきます。 柱や桁の垂直水平が決まると仮筋交いを打ち付けます。 斜めにバッテンがいっぱいありますね。 貫き材でたくさんバッテンを作り建物を固定していきます。 1階の間直し作業が終わると2階の建て方作業へと進みます。 まずは床下地のネダレス合板を敷く作業。 足元をしっかりと固めてから安全を確保し次の工程へと進みます。 敷地の一番奥側に2階が出来ました。 ほぼ平屋で一番奥に小さな2階が載るという構造です。 構造がほぼ組み上がり、構造用金物の取付作業が進みます。 続いては屋根下地の施工です。 まずは先ほどの大きな梁材の上に構造用合板を敷きます。 これは、ブローイング用の断熱材をしっかりと押さえ、屋根の通気を確保するための板になります。 構造用合板の上に母屋を組みます。 梁を屋根勾配に斜めに設置しているので、母屋をそのまま置いて上に垂木を掛けて行きます。 角度の緩い屋根なのが分かりますね。 垂木の上には野地板を張って行きます。 くぎ打ち機を使ってドンドン板が固定されて行きます。 野地板も岩手県産の唐松材を使っています。 長い年月屋根の下地を守るための大事な下地材となります。 野地板が張られ、屋根下地が完成しました。 とっても大きな屋根ですね。 地元の木がしっかりと支える屋根が出来て行きます。 いよいよ現場での建て方作業がスタートです! 地元の木が伐採され、製材、大工の加工と進み、現場で建物へ変化していきます。 構造材は、1本1本が太く重いのですがすべて線。 その線と線がつながって立体と変化していくのが現場での建て方作業です。 構造材が組み上がると一気に大きな建物へと変わっていきます。 そんなダイナミックな作業が始まりました! 街中の間口の狭い敷地ですが、とっても素敵なデザインの建物が計画されています。 そしてデザインだけでなく、住宅の性能もしっかりしていて大工の技術がしっかりと生きる建物に仕上げて行きます。 「デザイン、性能、技術」3者がバランス良く融合する住宅新築、続きをお楽しみに!
by iwaizawa
| 2017-12-09 04:46
| 現場日記~住宅新築~
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