岩井沢工務所の仕事について
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新築・リフォーム・エクステリアなど住宅に関するお仕事はなんでもやっております。 古民家再生・店舗設計施工もおまかせください。 自社で大工をかかえ、墨付・刻みから大工の手で行っております。 お客様からの信用と信頼を第一に誠実な仕事を行っております。 カテゴリ
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2017年 12月 14日
盛岡市山岸で新たに始まった住宅の建替え工事の現場。
元々あった古い住宅を解体して、その跡地に新しい住宅を建てるという計画です。 建築場所が結構な傾斜地である事、道路との高低差がかなりある土地という事、南面の土地が高く日射が取りにくいなど計画には難しい点もたくさんありました。 一つ一つ解決しながら計画を進めてきました。 現場では、駐車スペースを伴う大掛かりな土木工事が終了しました。 ここからは、住宅新築の為の地盤調査、基礎工事、大工の墨付け作業が進んで行きます。 そんな作業の様子をご紹介していきます。 今回の現場を担当する棟梁は、袰岩大工。 まずは図面を見ながら大工の木組みの図板を作成します。 図板は番付といって「いろはにほへと」と漢数字で構造材の配置を記載するモノ。 棟梁の頭で木組みの立体を想像しながらの作業ですね。 今回の建物、LDKには大きな太鼓梁を配置します。 弊社在庫の赤松の梁材を候補にあげました。 袰岩棟梁とどの梁材を使うかを相談。 今回はこの赤松の太鼓梁を使用します。 表面の色もだいぶ褪せていて年数も経過したいい赤松材です。 袰岩棟梁と梁せいを測定。 梁せいは、1尺5寸ぐらいですね。 十分建物を支えられる太さがありますね。 梁の厚さは8寸。 一般的な構造材が3.5寸ですので、かなりの太さです。 ちょっと太過ぎですので、修正挽きを兼ねて薄く調整してから使う事にしました。 現場では基礎工事を行う前に地盤の調査を行いました。 スウェーデンサウンディング式という調査方法です。 測定用の作業機械で建物新地予定場所の地耐力を測定します。 測定は先の尖った鉄の棒を回転させながら地面に差す方法。 このように鉄の棒が地面に刺さっていきます。 この時の荷重の掛かり方で地耐力を測定。 地耐力を測定後は、先端の器具を交換し再度穴の中に入れます。 これは、地中の土質を採取する作業。 地耐力と共に地中の土の組成を調べ、長期的に安定した地盤かを判断するための作業。 他にも地下水位を測定したりと何種類かの調査を行い総合的に調査を行います。 測定が終わるとこんな穴が空きます。 直接その位置に測定器具を入れて測量するので、確実な地耐力を測る事ができます。 測定結果は後日報告書としてまとめられます。 測定機械の搬入搬出が大変でした。 道路と高低差のある敷地ですので、基礎工事用の重機を使って上げ下ろし。 測定自体はそんなに時間が掛かりませんでしたが、この作業に時間が掛かりました。 地盤調査も終わり、結果は問題なしでした。 現場では基礎工事の準備を開始です。 袰岩棟梁が遣り方出しの作業。 建物のまわりに杭を刺し、高さが一定の貫きを打ち付け、遣り方を作っていきます。 遣り方が出来た現場の様子。 道路から高い位置ですので、基礎工事もいろいろ準備してから行う必要がありますね。 資材を上げながら作業する準備を行っていきます。 基礎工事がスタート。 まずは重機で基礎を作る部分の根掘り作業。 遣り方を基準に基礎工事が進んで行きます。 現場では地盤調査を終え基礎工事がスタート。 道路との高低差を考慮し、いろんな準備を進めながらの作業となります。 大工作業は袰岩棟梁が図板作成と木材の選定作業を進めています。 こちらは地元岩手県産の木材をふんだんに使用し、大工の技術を生かした建物をしっかりと計画して行きます。 いよいよ建物の新築に向けて本格的に動き出しました。 続きをお楽しみに!
by iwaizawa
| 2017-12-14 04:37
| 現場日記~住宅新築~
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