岩井沢工務所の仕事について
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新築・リフォーム・エクステリアなど住宅に関するお仕事はなんでもやっております。 古民家再生・店舗設計施工もおまかせください。 自社で大工をかかえ、墨付・刻みから大工の手で行っております。 お客様からの信用と信頼を第一に誠実な仕事を行っております。 カテゴリ
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2018年 02月 05日
盛岡市三ツ割で新たに始まる住宅新築の現場。
床面積は30坪ほどの小さな住宅。 限られた土地を有効に利用し、駐車スペースを2台確保しつつ、吹き抜け空間もある4LDKの間取りとなります。 もちろん地元の木をしっかり使い、大工の技術を生かした建物となります。 今回は、キッチンも大工の作るオーダーキッチン。 キッチンを中心としたLDKの空間もとても素敵に仕上がります。 それでは工事の様子をお伝えしていきます。 弊社作業場では棟梁の墨付け作業が進んでいます。 栗の曲り梁に墨付けを行う鈴木棟梁。 太鼓に挽いてある栗の梁の木口に差し金で墨をつけて行きます。 差し金、墨壺、墨差しを使って昔ながらの大工仕事ですね。 墨を付けた仕口を棟梁が自分で刻みます。 丸ノコを使って大きく仕口をカット。 細かな部分は手ノコとノミで作業を進めます。 曲り梁の刻みの様子はお施主様にも見学いただきました。 棟梁の墨付けを見ていただき、どんな梁材なのか、どこに使うのか、どんな事に気を付けて刻みを行うのかなど現場の大工の声をお施主様に届けます。 家づくりのとても大事な工程の一つですね。 そして真剣な眼差しで墨付けを続ける鈴木棟梁。 こうした仕事を行う大工の姿はなかなか見る機会がありません。 弊社ではこうした大工の仕事の様子をお施主様に見ていただき、家づくりを一緒になって進めて行きます。 お施主様には大工の墨付け、刻みの見学の後に板材の見学もして頂きました。 弊社作業場の天板置き場に行き岩手県産の木の天板を見学。 セン、カツラ、オニグルミ、クリ、ケヤキ、ニレ、ナラ、杉、唐松、赤松などたくさんの板材を見ていただき、特徴をお話しし、どこにどの木材を使うかの参考にして頂きます。 お施主様の見学終了後も大工の刻みの作業は続きます。 ヒノキの土台を刻む鈴木棟梁。 今回は大工が他の現場で忙しく、自分で墨付けし自分で刻みを行う棟梁です。 唐松の桁材を刻む棟梁。 ノミで仕口をきれいに作っていきます。 ノミを叩く木槌の音が作業場内に響きます。 心地よいいい雰囲気です。 一方現場では基礎工事が進行中。 基礎の立上り部分のコンクリート打設まで終了し、養生期間を経て型枠を解体していきます。 建物の形に基礎が出来上がってきましたね。 建物内部に砕石を入れて行きます。 一定の高さになるように隅出しを行い、砕石を搬入。 きれいに平らに均していきます。 入れた砕石はプレートという機械で振動を与えながら締め固めて行きます。 大き目の砕石、細かな砕石が振動で混ざり合い、しっかりと硬い下地となります。 砕石の上には防湿の為のポリシートを敷きます。 基礎の下の地盤からの湿気の進入を押える役目ですね。 現場には再びポンプ車とミキサー車がやってきてコンクリートの打設作業です。 今回は下地を作った基礎内部の土間のコンクリート打設です。 小雪の降る寒い日の作業となりました。 ポンプの先からドロドロの生コンクリートが流れてきます。 一定の高さに均しながらどんどんコンクリートを流し込みます。 床下、玄関土間、浴室など場所によってコンクリートの厚さを変えて施工していきます。 基礎が完成しました。 雪の影響もほとんど受けずに作業が進んで来ました。 無事に基礎工事が完了です。 後は、大工の刻みの作業を待つだけですね。 弊社作業場での大工の墨付け作業と現場での基礎工事が同時進行で進んで行きます。 墨付け刻みの作業は、大工の棟梁を中心に地元の杉や唐松材を使ってじっくりと作業が進みます。 すべて手作業での構造材の加工作業です。 そんな作業の様子をお施主様にも見学していただきました。 担当する大工の棟梁を紹介し、刻みの難しい点、材料の特徴などを大工の声でお施主様に届けます。 ご自分の家を作る大工の仕事ぶりを見ていただくことはとても大事な事だと考えています。 小さな建物ですが、地元の木をしっかりと使い、とても楽しい納まりがたくさんある建物。 外観や室内の仕上がりも見どころ満載です。 定期的にアップしていきますのでお楽しみに!
by iwaizawa
| 2018-02-05 05:24
| 現場日記~住宅新築~
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