岩井沢工務所の仕事について
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新築・リフォーム・エクステリアなど住宅に関するお仕事はなんでもやっております。 古民家再生・店舗設計施工もおまかせください。 自社で大工をかかえ、墨付・刻みから大工の手で行っております。 お客様からの信用と信頼を第一に誠実な仕事を行っております。 カテゴリ
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2018年 07月 24日
盛岡市東仙北にて進行中の新築現場。
古い既存住宅を解体してからの建替え工事となります。 今回は大きな平屋の建物。 平屋の特色を生かし、小屋組みには太くて長い地元産の木材を使用して豪快な構造を作りたいと考えています。 弊社作業場では大工の墨付け刻みの作業は終盤戦。 現場での基礎工事も終了し、現場へ材料を運び建て方作業へと工程が進んで行きます。 地元で採れた栗や赤松、唐松の大きな木材を構造材として組み上げる作業がいよいよ始まります! 豪快な構造の平屋の新築がいよいよ姿を現します! そんな作業の様子をご紹介していきます。 建て方初日は手作業で進みました。 柱立てから桁などの構造材を掛ける作業まで無事に終了。 ぽっかりと空いた空間はこれから大きな構造材たちを組み上げる場所です。 建て方2日目は天気も快晴の予報。 いい建て方作業になりそうです! 弊社作業場では大きなトラックに大黒柱や棟木を積み込み待機中。 建て方の頃合いを見計らって現地に向かう予定です。 大黒柱の柱立て。 太いケヤキの大黒柱をクレーンで吊り上げながら建てて行きます。 木目もきれいなケヤキ材。 いいですね~。 大黒柱に差さる栗の曲り梁がやってきました。 重さもすごいのでこうした大きな構造材はすべてクレーンで吊り上げての作業。 大黒柱のほぞ穴に梁のほぞをゆっくりと差し込んで行きます。 見ていても緊張する工程ですね。 大黒柱のほぞ穴に曲り梁のほぞがしっかりと入りました。 大黒柱の太さを利用し、ここの仕口は車知栓継ぎと言う仕口に仕上げました。 ここにさらにもう一本の梁が差さる事になります。 曲り梁をしっかりと大黒柱に入れためバンドを掛けて締めながら入れます。 仕口同士はピッタリ入るように刻みを掛けていますが、材の微妙なよれや組む際の角度などでなかなか奥までしっかりと入らない事があります。 そうした状況を想定していろんな道具を用意して建て方に臨みます。 大黒柱にもう一本の曲り梁がやって来ました。 大黒柱を挟んで2本の曲り梁が並ぶ構造です。 2本の曲り梁が大黒柱に入り最後の大仕事は車知栓継ぎの車知栓を入れる作業。 もちろん栓を入れるのは刻みを行てきた田村棟梁。 きれいに組み上がった継ぎ手にコンコンと音が響き、栓が入っていきます。 組み上がった大黒柱周りの構造。 太い材で構成されているので梁の上に立ってもびくともしませんね~。 この大黒柱を中心にLDKの構造が組み上げられて行きます。 大黒柱と曲り梁の構造の上に細い材がやって来ました。 細く見えますがこれが一般的な構造材10.5cm角の唐松材です。 曲り梁の上に水平な構造を作っていきます。 曲り梁はLDKから見えるように配置しているので、上にある桁材が通常の高さの構造部を構成しています。 ここまでの建て方作業はすべてクレーンに助けられています。 やはりケヤキの大黒柱や栗の曲り梁は平場で動かすのも大変なほど重く、建て方作業時にはクレーンに吊り上げてもらうことが安全でもありますね。 曲り梁の上に掛けた水平の桁材と周辺の構造を繋ぐ梁材を掛ける作業。 こうして周りの構造が組み上がるとどんどん強固な構造が出来上がっていきます。 桁の上に登っても揺れが無くなり、私でも歩くことが出来るレベルまで固定されました。 建て方がある程度まで進んだ頃に弊社のクレーン付きトラックが現場に到着しました。 荷台には太くて長い材が積み込んであります。 LDKの上部に配置される棟木ですね。 いよいよ大黒柱に掛かる棟木の組み上げへと工程が進みます。 トラックで棟木を運搬してきたのは弊社の会長。 組み上がる構造材たちを見ていい気分ですね~。 これから建て方一番の難関作業に取り掛かります。 現場にも緊張感が漂いますね。 弊社作業場で進んできた大工たちの刻みの作業が終了し、現場での建て方作業が進んで行きます。 建て方2日目からは、特殊な寸法の構造たちが登場してきました。 豪快な構造を形成するなかなか無い建て方作業を見る事ができますね。 そしてこうした建物を構成する構造部分がすべて地元の木というのが大事です。 この地域の気候風土で育った木を使う事で建物の寿命ももちろん長くなります。 そしてそこには腕のいい大工たちの存在が欠かせません。 地元の木、腕のいい大工がそろってこその建物を作っていきます。 そんな大工たちが躍動する建て方作業です。 続きをお楽しみに!
by iwaizawa
| 2018-07-24 05:27
| 現場日記~住宅新築~
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