岩井沢工務所の仕事について
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新築・リフォーム・エクステリアなど住宅に関するお仕事はなんでもやっております。 古民家再生・店舗設計施工もおまかせください。 自社で大工をかかえ、墨付・刻みから大工の手で行っております。 お客様からの信用と信頼を第一に誠実な仕事を行っております。 カテゴリ
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2018年 08月 27日
盛岡市本町通りで進行中の住宅新築の現場です。
今回は、マチナカの狭い敷地に住宅と駐車スペースを確保するため、おのずと3階建ての建物となりました。 弊社ではなるべく地域材を使いなおかつ大工の技術を生かした家づくりを目指します。 木造3階建ては、構造計算が要るため通常はプレカットによる工場生産の建物構造を基本にしています。 そこをあえて大工の手刻み、構造材には盛岡市産材を使おうという試みにチャレンジしました。 もちろん建物も個性的な外観と内装を計画。 大工が技術を生かした家づくりを計画しています。 そんな家づくりの現場をご紹介して行きます。 弊社作業場では大工の刻みの作業が進んでいます。 小瀬川棟梁も墨付けをほぼ終え、自ら刻みの作業中。 梁材をノミで刻む姿です。 ノミを木槌で叩く音が響きますね。 太くて長い唐松の集成梁に穴あけ作業中。 移動式の角ノミという穴掘り機を設置して四角い穴を空ける作業です。 30mm×30mmの真四角のノミとドリルが合わさった便利な機械です。 集成梁に溝を掘る作業。 溝堀用のカッターとアルミ製の定規できれいに溝を掘っていきます。 梁と梁の接合部はこの溝と金物でしっかりと緊結します。 溝掘りカッターで溝をおおよそ作り、最後の端部の仕上げは大工の手作業。 ノミと木槌で仕上げて行きます。 工場生産のプレカット加工と大きく違うのがこの端部の納まりですね。 プレカットでは、この手作業が無い分溝が丸くなってしまいますね。 構造材の中に数本ある唐松集成の大きな梁材の刻みが進みます。 構造計算で強度を担保しないといけない部分にはJIS規格の岩手県産唐松集成材の梁材を使用します。 すべてが無垢の地元材という訳には行きませんね。 別の場所では堀口大工が刻みの作業。 無垢の唐松の桁材を加工中です。 丸ノコで仕口を作っているところですね。 棟梁が墨付けを行った構造材を数人の大工たちで刻むのが弊社の作業の進め方です。 続いてはドリルでの穴あけ作業。 構造材の接合部は、金物で必ず補強するのが決まり事。 ドリルで開ける穴は、ボルトを通すための穴ですね。 建て方作業の際に現場で素早く作業が進むように先に穴を空けておく事が大事です。 こちらは長さの短い構造材ですね。 梁と梁の間に入る繋ぎ材などです。 寸法がいつもより大きく、105×150mmの材を使用。 こんなところもいつもの木造2階の建物とは違います。 木造3階ならではの木材の使い方ですね。 小瀬川棟梁の刻みが続きます。 先ほどの唐松集成梁に続き、無垢の唐松の梁材の刻みに取り掛かりました。 ここでも移動式の穴掘り機が活躍です。 重い梁材を移動することなく、穴掘り機を持ち運んでの作業です。 屋外に置いていた柱材も刻みの準備です。 山積みの柱を仕分けして、ホゾの加工や長さの切断作業の準備です。 大工たちの刻みの作業が順調に進んで行きます。 現場では、建築確認の中間検査も終了。 鉄筋の配筋作業が完了です。 次のコンクリート打設までに細かな作業を進めます。 ホールダウン金物の固定とコンクリートの打ち継ぎ部の防水処理ですね。 作業の進みに合わせてチェックしながら作業を進めて行きます。 コンクリートの打設作業が始まりました。 いつもの様なポンプ車はありません。 ここは敷地が狭く、ポンプ車を置くと道路が通行止めになってしまいます。 そのため、ミキサー車から直接基礎の中にコンクリートを流し込むように計画しました。 コンクリートの打設作業が完了です。 大きな樋を使い、遠くまでコンクリートを流して無事に終わりました。 後はきれいに水平に均して作業が完了です。 翌日は型枠の組み立て作業です。 水平に打設したコンクリートの上に鋼製の型枠を立てて、基礎の立上り部分を形成して行きます。 基礎全体の型枠の準備が完了です。 この後は立上り部分のコンクリート打設作業へと進みます。 敷地が狭く、作業がかなり大変ですが順調に進んで来ました。 最後に基礎巾や高さのチェックを行って確認します。 この他、ホールダウン金物の位置や水道配管の位置もチェック。 コンクリート打設の準備は整いました。 弊社では初めて取り組む地域材を使った木造3階建て住宅の建物が進行中。 今回は、構造設計の設計士、意匠設計の設計士、製材所、大工の棟梁が事前に打合せし何度も構造を変更しながら進めてきました。 たくさんの技術者が協力しないとなかなかうまく進みません。 みんなの協力で無事に着工にこぎつけました。 弊社作業場では大工の棟梁が盛岡市産の構造材の刻みの作業を進めています。 現場では基礎工事が進行中です。 いい建物を作るための職人たちの仕事が進んでいます。 作業の様子を順次お伝えして行きます。 続きをお楽しみに!
by iwaizawa
| 2018-08-27 05:37
| 現場日記~住宅新築~
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