岩井沢工務所の仕事について
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新築・リフォーム・エクステリアなど住宅に関するお仕事はなんでもやっております。 古民家再生・店舗設計施工もおまかせください。 自社で大工をかかえ、墨付・刻みから大工の手で行っております。 お客様からの信用と信頼を第一に誠実な仕事を行っております。 カテゴリ
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2018年 09月 29日
盛岡市本町通りで進行中の住宅新築の現場です。
今回は、マチナカの狭い敷地に住宅と駐車スペースを確保するため、おのずと3階建ての建物となりました。 弊社ではなるべく地域材を使いなおかつ大工の技術を生かした家づくりを目指します。 木造3階建ては、構造計算が要るため通常はプレカットによる工場生産の建物構造を基本にしています。 そこをあえて大工の手刻み、構造材には盛岡市産材を使おうという試みにチャレンジしました。 もちろん建物も個性的な外観と内装を計画。 大工が技術を生かした家づくりを計画しています。 現場では、大工たちによる建て方作業が進行中です。 そんな家づくりの現場をご紹介して行きます。 建て方2日で3階までの構造が組み上がりました。 今まで空き地状態だった敷地に木組みの家らしきものが突如現れます。 この構造のすべてが地元の木材、大工の手仕事で作られてきました。 次の工程は屋根を作る作業。 屋根の上まで手作業で木材を上げて行きます。 母屋という9cm角の木材を屋根の角度に合わせて高さを変えて設置する作業です。 母屋の設置が始まりました。 束という高さ調整の木をかませて母屋の高さを微妙に調整しながら設置作業が進みます。 母屋の上に垂木を掛け、野地合板を敷く作業に進みます。 一気に屋根の下地が出来上がって行きます。 野地合板が敷かれた屋根が完成です。 隣の敷地に雪が落ちない様にほとんど平らな屋根となりました。 これなら屋根上に立っても怖くないですね~。 屋根上から眺める中津川もいいですね。 近くの川の存在も感じられ、遠くの山も感じられる。 盛岡市中心部の戸建て住宅としては最高の環境だと思います。 下から見上げた屋根の状態。 水平剛性を固めるための鉄骨ブレースと構造用合板を使った屋根面で建物の揺れを抑える構造となっています。 屋根の下地作業はもう少し続きます。 屋根の外周には破風板と唐草という部材を取り付けます。 名前の通り風で屋根が吹き飛ばされないようにするための先人の考えた屋根構造です。 屋根のトタンをしっかりと押さえるために設置します。 すぐに屋根葺き作業が始まりました。 先ほどの野地合板の上にルーフィングというシートを敷き、屋根材を載せて固定して行きます。 緩い勾配でも雨漏りしにくい立平葺きという屋根の葺き方で施工して行きます。 屋根葺きが進むとこんな風に仕上がります。 ここまで作業が進むと屋根からの雨漏りの心配が無くなります。 現場での建て方作業も無事に終了。 新築工事も一段落という所まで進んで来ました。 屋根葺きが進む間に大工たちは構造金物の設置作業を進めて行きます。 構造上力の掛かる柱にはこのような金物で引き抜きを押さえるように施工を進めます。 こちらはホールダウン金物という構造金物。 木造3階建てでは、地震や台風の際に特定の柱にかなりの引き抜き力が働きます。 柱と桁をこうした金物でしっかりと固定し、安全を担保して行きます。 こちらもホールダウン金物です。 ここは一番下の土台部分。 ここは、基礎のコンクリートと柱をつなぐ金物となります。 柱は105×150という特殊な寸法です。 しっかり構造計算を行い、その通りに施工を進めて行きます。 屋根まで完成した段階で足場を養生シートで覆いました。 木組みの構造が見えなくなるのは残念ですが、周辺に木くずなどを飛ばさないように配慮しつつ施工を進めるのが大事です。 建て方作業も無事に終了となりました。 弊社では初めて取り組む地域材を使った木造3階建て住宅の建物が進行中。 今回は、構造設計の設計士、意匠設計の設計士、製材所、大工の棟梁が事前に打合せし何度も構造を変更しながら進めてきました。 たくさんの技術者が協力しないとなかなかうまく進みません。 みんなの協力で無事に着工した木造3階建ての現場です。 大工たちが進めてきた盛岡市産の構造材の刻みの作業も無事に終了。 現場では大工たちの建て方作業が進んで来ました。 そして建て方作業も無事に完了となりました。 地元で採れた木材が地元の建物を支えるという地域での資源の循環を大事にした家づくりです。 もちろんそこには地元の大工がしっかりと技術を生かして作業を進めて行きます。 いい建物を作るためいい素材、いい職人が力を発揮して作るという仕事を大事にしていきます。 現場での作業の様子を順次お伝えして行きます。 続きをお楽しみに!
by iwaizawa
| 2018-09-29 04:29
| 現場日記~住宅新築~
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