岩井沢工務所の仕事について
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新築・リフォーム・エクステリアなど住宅に関するお仕事はなんでもやっております。 古民家再生・店舗設計施工もおまかせください。 自社で大工をかかえ、墨付・刻みから大工の手で行っております。 お客様からの信用と信頼を第一に誠実な仕事を行っております。 カテゴリ
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2019年 03月 19日
盛岡市加賀野で進行中の古い家の改修工事。
築年数は不明ですが、とっても風情のある建物です。 貸家として使われてきた建物で、これまで入居してきた方が退去し、新しい入居者が決まっての改修作業。 古い建物の雰囲気を残したまま、最低限の改修工事で住みやすく直す予定です。 そんな古家の改修工事の様子を少しずつご紹介して行きます。 左官職人の漆喰塗りの作業が始まりました。 先日まで行っていた作業は下塗り、今回は仕上の漆喰塗りの作業です。 金コテで壁面に漆喰を薄~く塗って行きます。 漆喰を練る作業がこちらです。 舟という四角い入れ物に漆喰の粉を入れて水を加えて練って行きます。 程よい粘りが出てくると準備OKとなります。 練る作業中の漆喰を見るとこんな感じです。 石灰成分と麻の細かな繊維が見えていますね。 麻が繋ぎとなって白い石灰を壁として保っていきます。 昔ながらのいい素材ですね。 使用している漆喰はコチラです。 屋外も屋内も漆喰は同じ製品を使用します。 天然成分100%の塗り壁材です。 塗ってから少し時間を置き、表面が乾いてきたら仕上げのコテを掛けます。 だんだん壁の表面にテカリが出て来ます。 昔ながらの漆喰壁がきれいに復元されて行きます。 昔ながらの職人技が見える脇では、浴室のユニットバスの組み立て作業が進んでいます。 元々浴室だった場所に断熱パネルを立てて新しい浴室が組み上がっていく作業が進みます。 浴槽も設置されるとお風呂らしくなりますね。 昔ながらの技術を生かした仕上げと共にこうした最新の設備機器も一部に導入。 住みやすさと昔ながらの佇まいのバランスを取りながらの施工となります。 台所にはレンジフードも設置されました。 元々壁貫きの換気扇しかなかった場所にレンジフードを設置。 油分の多いコンロの煙はしっかりと屋外に排出できるようになります。 何となく油っぽいホコリの多かった台所もきれいになります。 設置したレンジフードを一旦外して壁面の塗装作業。 まわりに合わせて白く塗装して仕上げて行きます。 台所もいい雰囲気です。 使いやすい設備を一部に取り入れつつ昔の台所の雰囲気がしっかりと残ります。 浴室のユニットバスの組み立ても無事に完了。 入口周りの壁も設置が完了です。 コチラも壁面を塗装して仕上げればほぼ作業が完了です。 給湯機周りの水道配管の繋ぎも完了です。 浴室がユニットバスになり、給湯器も追い炊き付きの機能が加わり、機能的な浴室が出来上がってきました。 漆喰壁の仕上げが終わった居間。 藤沢大工が建具調整の作業中です。 多くの襖も建付が悪い状態です。 削ったり、木を付け足したりしながら建具がしっかりと動くように手直しして行きます。 改修工事が本格的に進む古家の様子をお伝えしてきました。 住みやすくする事と同時に建物を本来の姿に近づけるという相反する目的での改修工事。 現代の使いやすい設備を取り入れつつ、昔ながらの雰囲気は残すというバランスを求められる工事ですね。 この辺りはこうした古い建物が密集する地域です。 建物の持つとってもいい雰囲気はそのままに最低限の改修工事で住みやすく改修していきたいと思います。 どんな工事になるのかとっても楽しみです。 引き続き工事の様子をご紹介して行きます。 続きをお楽しみに! #
by iwaizawa
| 2019-03-19 05:04
| 現場日記~リフォーム~
2019年 03月 18日
少し前にご紹介した県産アカマツ材を使ったベンチ製作のお話しの続き。
このベンチ製作は、県庁の方々と取り組むパブリックスペース(公共の空間)の木質化の実験でもあります。 地域材を使い、いろんな方々が行き来する空間を木質化できないかという命題を実際の空間で実証してみるという実験。 先週の土曜日、岩手県庁6階のエレベーターホールを実証実験の場所として各方面の方々と一緒に手弁当で製作・設置の作業を行いました。 そんなベンチの製作・設置の様子を何回かに分けてご紹介して行きます。 2週間ほど前に製作したベンチの下となる集成材の部材。 弊社の作業場に山積みにされていました。 これを実証現場である県庁へと運搬です。 これだけの量、まずは運ぶことだけでも大変です。 弊社のトラック2台に分けて積込です。 集成材の板を重ねて組み合わせてあるので、トラックに積み込んでも固定するのが大変です。 製作時に出てきた木っ端を板の隙間に挟み込み、ベルトでしっかりと縛って運搬です。 岩手県庁に到着。 うちの大きなトラックが県庁に来るというのは珍しいですね。 議会棟との間のピロティ部分に天井との高さギリギリで入りました。 トラックにぎっしりと積み込まれた部材を下ろしていきます。 この部材を下ろすだけでも大変な作業ですね。 これからこの部材たちをヤスリ掛けして、塗装して、6階に運んで、組み合わせて・・・・。 作業はまだまだ先が長いですね~。 最初の仕事は、ピロティ部分に養生用のブルーシートを敷き、その上に運んできた部材を下ろす作業。 県庁の林業振興課の方々にお手伝い頂き、どんどん荷物を下ろして並べて行きます。 おろした部材たちは、まずはヤスリ掛けの作業。 人が座る座面の部分、背もたれの部分、そして赤松集成材の角のササクレ部分にヤスリを掛けて手触りよく仕上げて行きます。 弊社の小瀬川大工も部材製作から設置作業まで関わります。 部材を立ててボランティアのスタッフ総出で作業開始です。 みんなで協力すると一気に作業が進んで行きますね。 続いては天然成分のオイルで塗装の作業。 清水畑建設の社長と林業振興課の佐々木さんで塗装のシミュレーションです。 座面や背もたれ、ベンチの側面など塗装すると塗装の方法を確認し、ボランティアスタッフみんなで塗装の作業を進めて行きます。 ヤスリ掛けの作業と塗装の作業を同時に進行。 スタッフ総出で一気に作業が進みます。 行政職員の方々、設計事務所協会の方々、委員会のメンバー、弊社の大工たち、清水畑建設の大工さん、みんなで一丸となって作業する姿はいいですね。 どんな仕上がりになるのかとても楽しみです。 今回は、材料搬入からヤスリ掛け、塗装の作業までお伝えしてきました。 次回は、県庁6階での搬入と6階での組み立ての様子をご紹介しようと思っています。 今回のベンチなどの家具のデザインは秋田公立美術大学の小杉栄次郎先生。 秋田駅の木質化などで手腕を発揮されている方にベンチのデザインをお願いしています。 素材提供は、岩手県森林組合連合会さんや葛巻森林組合さん、高吟製作所さんが協力。 部材の製作は、弊社岩井沢工務所と清水畑建設さんと県庁林業振興課さんが担当。 現地でのボランティアには、建築事務所協会の方々、県庁林業振興課の方々、小杉先生とスタッフの方々、その他大勢の方々が集合。 たくさんの方々に集まっていただき、現場はすごくいい雰囲気でした。 どんな木質化の実証実験が出来るのか、今からとっても楽しみです。 それでは続きもお楽しみに! #
by iwaizawa
| 2019-03-18 05:04
| いろんな話
2019年 03月 16日
盛岡から少し離れた岩泉町で進んでいる住宅新築の現場「岩泉の家」。
「オオツカヨウ建築設計」さんの設計、弊社の施工というタッグで工事が行われました。 地元岩泉町付近で伐採された木材を使用し、弊社の大工が墨付け刻みから行う家づくり。 冬寒く夏暑い盆地気候の岩泉、そこでも快適に生活できるように大塚さんが設計した住宅です。 設計士さんと弊社大工の協働作業による家づくりが進められてきました。 先日、完成写真の撮影が行われ、その写真が弊社にも届きました! その完成写真を数回に分けてお伝えします。 子世帯側のLDKです。 大きな窓からは気持ちよく光が差し込みますね。 地元岩手の木を使った床や天井も見事です。 吹抜け空間はとても気持ちいいですね。 上部の窓も大きく、2階にもたくさんの光が届きます。 吹き抜けを脇には階段と中二階のスペース。 ここには薪ストーブも設置されています。 ストーブ背面の大谷石も落ち着いた雰囲気でいいですね。 LDK奥からの眺めです。 天井に使用した赤松の板もいい雰囲気。 大工たちの苦労した仕上げが完成しとても良く見えています。 玄関ホールも素敵ですね。 下足収納の背面も大谷石で仕上げてあります。 無垢の床と白い壁、大谷石がいい雰囲気です。 玄関アプローチも無垢の木を使っています。 杉板を塗装し仕上げた木製塀と玄関アプローチの天井。 とてもいい雰囲気です。 そして建物の外観全景です。 背後の宇霊羅山が見事ですね。 宇霊羅山がしっかりと見えるように屋根を必要以上に高くしない設計でした。 バックの山も一体となった低いフォルムの雄大な外観ですね。 完成写真はまだまだあるので、何回かに分けてお伝えしようと思います。 岩泉の家、とっても素敵な建物に仕上がりました! 大工たちの苦労がこうして実る事で次の仕事の励みにもなります! 続きをお楽しみに! #
by iwaizawa
| 2019-03-16 04:08
| 現場日記~住宅新築~
2019年 03月 15日
盛岡市桜台で住宅の新築工事が進んでいます。
地元の木を使い、大工の技術を生かした小さな建物となります。 構造材だけでなく、外壁や床板などいろんな場所に地元の木をふんだんに取り入れた暮らしやすい住宅を計画しています。 現場では、室内の下地の作業、外部では外壁の施工が進んでいます。 だんだん建物の仕上がりも見えてきて完成形も掴めてくるところまでやって来ました。 大工たちの仕事ぶりを紹介して行きます。 屋外で進む外壁張りの様子です。 冬場の外壁張りの作業は大変です。 長い外壁材を切断し、1枚1枚建物に張り付けるという作業が進んでいます。 まずは金属サイディングの施工が先行して進みます。 建物の隅の部分に専用部材を取り付けてから外壁を張って行きます。 最終的には、専用部材にカバーをかぶせてキレイに仕上げます。 このように片側を張り終え、次に右側の外壁を下から張って行きます。 サイディングは、1枚1枚が大きく張りやすい構造になっています。 人件費も掛からない、仕上げも長持ちの工業製品、適材適所で使用して行きます。 建物には窓がたくさんついていますね。 窓周りの外壁張りは少し大変です。 窓周りにも専用の部材を四方に取り付けます。 こうしてから外壁材を張ります。 窓周りの外壁を張るとこんな仕上がりです。 最後にこの部材の下地にカバーをかぶせるときれいに仕上がりますね。 金属サイディングの施工がまず進んで行きます。 だんだんシート張りだった外観がきれいに仕上がって行きますね。 金属サイディングの施工が終わると杉板の外壁部分の施工がはじまります。 塗装した杉板を隅の部分から張り始めました。 無機質な金属サイディングとは全然違う表情の木の外壁です。 どんな仕上がりになるのか楽しみですね。 金属サイディングと同様に杉板を1枚1枚カットしてから張り合わせて行きます。 板と板の接合部は斜めに切断し、木口には防腐塗装を行います。 金属サイディングより細かく、工程も多く、手間が掛かります。 板の接合部はこのように下地のある場所となります。 そして先ほど塗装したように見えなくなる板と板の継ぎ目にも塗装が施されています。 板を張ってから最後に塗装するのではなく、板の加工と塗装を先行して行い、しっかりと先の事を考えた施工を心がけています。 室内では下地の作業が進んでいます。 2階では壁の石膏ボード張りの作業が進みます。 壁が出来上がって来ると一気に部屋らしくなってきました。 建具の枠も取り付けられ、だんだん室内の下地も後半戦となって行きます。 2階の方が先行して作業が進んでいます。 1階LDKでは田村棟梁とお施主様の打合せ。 階段脇に設置するテレビ台の大きさや高さ、コンセントの位置など細かな打合せです。 新築に合わせて壁掛の大きなテレビを購入されるお客様も多く、ここの打合せは大事です。 現場では、下地中心の作業から少しずつ仕上げに係る作業へとシフトし始めています。 弊社作業場では太田大工が造作材の加工を行っています。 こちらは和室の鴨居ですね。 キレイな杉の無垢材に建具の溝を掘る作業。 こうした作業はすべて大工の手作業で行われて行きます。 加工されて行く造作材たち。 敷居は赤松、鴨居は杉で製作。 昔から敷居には脂分の多い樹種を使用するという大工の知恵がありました。 現代ではほぼ忘れられた大工の知恵・・・・弊社ではそんな部分も受け継ぎ続けています。 大事な技術は次の世代の大工へしっかりと伝授しています。 現場では、外部では外壁張りの作業が進んでいます。 だんだん板張りの部分の施工も始まり雰囲気も一気に変わってきていますね。 室内でも、2階では床張りの作業が終わり、壁下地が進んでいます。 1階では、家具に絡む部分の施工も始まりここから造作家具の製作もスタートします。 もちろん建物の骨格でもある構造部分はもちろん地元の木で構成されています。 その下地も地元の木を使って施工を進めて行きます。 そしてさらに仕上げとなる造作材にもたくさんの地元の木を使います。 地場の木材をふんだんに使い、大工の技術を生かした家づくりが進んで行きます。 そして建物の性能もしっかり確保し、住みやすい家づくりを進めて行きます。 そんな家づくりの現場を随時ご紹介して行きます。 続きをお楽しみに! #
by iwaizawa
| 2019-03-15 05:56
| 現場日記~住宅新築~
2019年 03月 14日
盛岡市西仙北で新たに始まった住宅の建替え工事の現場です。
既存の古い家(軽量鉄骨造)の建物を解体し、地元の木をふんだんに使った木造住宅を新築するという現場になります。 まずは古い建物の解体工事から進んで行きます。 これから現場の様子を随時お伝えして行きます。 施工前の古い建物の外観です。 大手ハウスメーカーさんの軽量鉄骨造の建物です。 雨漏りや水道設備の不具合も起き、建て替えを決意。 これから解体工事へと進んで行きます。 まずは建て替えのための引っ越し作業です。 新しい住宅でも使用する家財は一旦弊社の物置小屋へと搬出。 トラック2台へ積込み、弊社作業場の物置小屋へと運びます。 引っ越しが終わった室内では、家具の解体作業。 使わない収納家具などをバラシてゴミとして処分します。 解体作業はとにかく分別が基本です。 可燃物、不燃物(廃プラスチック、金属、その他)に細かく分類しながら解体作業を開始です。 建物の解体作業がスタートしました。 解体作業の初めは天井を落とす作業。 天井面の石膏ボードとその下地を撤去して行きます。 軽量鉄骨造の建物ですが、まず見えてきたのは木の下地と断熱材ですね。 天井の廻り縁や下地材の木がまずは出て来ましたね。 こうした木のゴミは、集めて産業廃棄物として燃やすか砕いて木くずとして再利用します。 とにかく分別して処分するのが基本です。 天井の解体が進むと軽量鉄骨造のフレームも見えて来ましたね。 もっと鉄で出来ているイメージでしたが、結構木も多く使われています。 プレハブ物置のイメージですね。 だんだん仕上げ材が撤去され、建物の構造が現れて来ます。 室内の仕上げ材撤去が進むと、次の工程は外回りの解体。 外回りの解体作業に向けて養生の足場を準備します。 ゴミやホコリがなるべく周辺に飛ばないように配慮しつつ、作業を進めて行きます。 新しい新築工事の現場が始まりました。 既存の建物を解体し、新しい建物を建てる建替え工事という事になります。 新しい建物はもちろん地元の木を使い、大工の技術を生かした建物を計画しています。 どんな建物になるのか今から楽しみです。 現場の様子を随時お伝えして行きます。 続きをお楽しみに! #
by iwaizawa
| 2019-03-14 05:25
| 現場日記~住宅新築~
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