岩井沢工務所の仕事について
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新築・リフォーム・エクステリアなど住宅に関するお仕事はなんでもやっております。 古民家再生・店舗設計施工もおまかせください。 自社で大工をかかえ、墨付・刻みから大工の手で行っております。 お客様からの信用と信頼を第一に誠実な仕事を行っております。 カテゴリ
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2019年 02月 25日
盛岡市加賀野で始まる古い家の改修工事。
築年数は不明ですが、とっても風情のある建物です。 貸家として使われてきた建物で、これまで入居してきた方が退去し、新しい入居者が決まっての改修作業。 古い建物の雰囲気を残したまま、最低限の改修工事で住みやすく直す予定です。 そんな古家の改修工事の様子を少しずつご紹介して行きます。 道路から撮影。 昭和20年代と言った雰囲気のある外観ですね。 以前の入居者が退去し数か月が経過し、雑草がかなり覆っていました・・・。 玄関への塀の門扉もツタが覆ってすごいことに。 この古ぼけた感じがとてもいいですね。 この雰囲気は、長い年月しか出せない雰囲気。 木もすっかりねずみ色に変化し、いい風合いです。 門をくぐると玄関です。 もちろんいい雰囲気。 木のガラス戸と外壁の板がとてもいいですね。 次の入居者の方もこの雰囲気を大事に改修して欲しいとの事。 どんな改修になるのか楽しみですね。 施工前の室内の様子です。 こちらは和室の続き間。 障子と襖で仕切られた昔の日本建築そのままですね。 難点は寒い事ですね。 こちらは居間の部分。 こちらは壁にベニヤ板を張って塗装しています。 今回の改修ではベニヤを剥がして元の状態に戻し、漆喰を塗って元の状態に復元して行く予定です。 床の畳は板張りに改修して行きます。 浴室は最も寒そうな雰囲気・・・・。 昔ながらのタイル風呂です。 ここは、現代の暖かいユニットバスへと改修する計画です。 台所も古いですね。 流し台とコンロ台があるだけですね。 換気扇も古い壁抜きタイプですね。 ここは、雰囲気を壊さぬように使いやすく改修して行きます。 こちらは縁側です。 いいですね。 庭木を整備するととってもいい景色が楽しめそうです。 昔の日本人はこの縁側からの景色を大事に庭を手入れしてきました。 現代の日本人が忘れかけている何かを思い出させてくれそうな予感もしますね。 工事開始は弊社作業場での板材の加工作業から。 下舘大工が幅の広い杉板を加工し、塗装作業を行っています。 こちらは床板や壁の板に使用する予定です。 まずはこうした木材の加工作業を行って準備を進めます。 現地での作業は、解体作業からスタートです。 居間の壁に張ってあったベニヤ板を剥がす作業です。 改修工事の現場作業はこの解体作業から始まります。 まずは解体しゴミを片付ける作業が進んで行きます。 加賀野で始まった古家の改修工事の様子をお伝えしてきました。 この辺りはこうした古い建物が密集する地域です。 建物の持つとってもいい雰囲気はそのままに最低限の改修工事で住みやすく改修していきたいと思います。 どんな工事になるのかとっても楽しみです。 引き続き工事の様子をご紹介して行きます。 続きをお楽しみに! #
by iwaizawa
| 2019-02-25 05:26
| 現場日記~リフォーム~
2019年 02月 23日
盛岡市桜台で住宅の新築工事が進んでいます。
地元の木を使い、大工の技術を生かした小さな建物となります。 構造材だけでなく、外壁や床板などいろんな場所に地元の木をふんだんに取り入れた暮らしやすい住宅を計画しています。 現場での建て方作業が無事に終了し、建物の構造がしっかりと出来上がりました! 作業場で大工たちが刻んできた構造材たちが現場で組み上がって大きな立体でもある家を形成する工程まで進みました。 続いては窓の施工や床下地、壁や天井の下地といった木を使った下地の作業が進んで行きます。 そんな現場での大工の仕事の様子をご紹介して行きます。 大工たちの下地作業が進む現場の外観です。 少しだけ変化が・・・。 建物の手前にブルーシートの部分が出現。 実は、建て方最中に急遽計画を一部変更し部屋を増築する事に。 すぐに計画を変更し基礎工事を進めました。 室内ではリビングの天井下地が進みます。 田村棟梁と鈴木大工が施工しているのは格天井という部分。 太い栗の木を使い、格子状に組んで天井を形成しています。 格天井組みが完成です。 構造上の桁の高さより少し下、天井高2400に合わせて栗の格子を組んでいます。 栗の木独特の木目がとってもきれいですね。 この栗は、岩泉で2年前の豪雨災害にあった栗材です。 一旦泥をかぶりましたが、泥を落としきれいにして乾燥するとこんなにきれいになります。 再び命を吹込まれた栗材がリビングを形成する事になります。 現場にサッシが搬入。 今回は高断熱の樹脂サッシを採用しています。 これが設置されると建物内がだいぶ暖かくなりますね。 弊社作業場で造作材の加工を進める坂本大工の様子。 階段のまわり部分を製作中ですね。 赤松の天板を剥ぎ合わせて三角の大きな段板を製作して行きます。 三角の段板やノコギリの刃のようなササラ桁が出来ていますね。 弊社では階段も大工たちが手作業で仕上げて行きます。 やはり一人前の大工は階段を仕上げられないといけません。 こうした技術も家づくりには欠かせませんね。 坂本大工、栗材を加工中。 台の上に置いた栗材をよ~く見ていますね。 曲りを見たり、木目を見たり、ヒビの入り具合を見たりして、どの方向に使うかを見極めます。 木を見る目というのも大工の大事な部分ですね。 現場に戻ると2階では天井下地が進んでいます。 見上げると野縁で組む天井下地が見えます。 その奥には屋根下地の野地板も見えますね。 目に入るのはほとんど木だけ。 その木はすべて地元盛岡の木です。 地元の木が構成する建物な事が分かりますね。 壁の下地、サッシの取付、外周部の断熱材入れと大工の下地作業が進む2階の様子。 サッシも取り付けられ室内がかなり明るくなりました。 天井下地に気密シートを張る作業。 このシートの上に断熱材を入れます。 室内側の暖かい空気が天井裏に漏れないようにこのシートで気密性を確保して行きます。 このシートはこの後、壁へと連続して行きます。 屋外では増築部分の建て方作業が始まりました。 一旦建物の形が出来た現場にさらに建物が増えて行くという珍しい工程です。 先に出来ている建物と同様に盛岡市産木材で構造を組んで行きます。 1つの現場で2度の建て方作業ですね。 大工たちの下地作業が進む現場の様子を紹介してきました。 建物の骨格でもある構造部分はもちろん地元の木で構成されています。 その下地も地元の木を使って施工を進めて行きます。 そしてさらに仕上げとなる造作材にもたくさんの地元の木を使います。 地場の木材をふんだんに使い、大工の技術を生かした家づくりが進んで行きます。 そして建物の性能もしっかり確保し、住みやすい家づくりを進めて行きます。 そんな家づくりの現場を随時ご紹介して行きます。 続きをお楽しみに! #
by iwaizawa
| 2019-02-23 05:17
| 現場日記~住宅新築~
2019年 02月 22日
盛岡市向中野で始まった住宅のフルリフォームの現場です。
築40年以上の古い住宅を現代の住みやすい建物に改修するという内容の工事です。 まずは既存建物の調査から作業を始めて行きます。 既存の建物の状況をしっかりと把握し、法的位置づけ、劣化対策、断熱レベル、今後の住まい方などをじっくり打合せしながら計画を進めて来ました。 そんなリフォーム工事が始まりました。 これから少しずつ工事の様子をご紹介して行きたいと思います。 まずは、解体作業が進む現場の様子です。 大工たちによる解体作業が始まった現場です。 建物本体の解体作業は、中の不要なモノ出しがまず第一。 大工たち総出でゴミ片付けを進めて行きます。 不要なごみは室内から搬出。 一般廃棄物は盛岡市の処分場へと運んで処分を進めて行きます。 続いての作業は天井の仕上げ材の撤去。 1階の客間の天井を撤去。 古い断熱材が見えて来ましたね。 2階の洋間の天井を撤去。 撤去すると古材と屋根下地が見えて来ました。 古材はたぶん築40年のこの家の前の古民家のモノですね。 歴史を感じますね。 屋根下地には薄いグラスウールが敷いてあるようですね。 和室の続き間も建具を撤去しガランとしましたね。 和室3室が連続する大きな建物です。 縁側も広くていいですね。 改修工事で日当たりのいいここをLDKへと直していきます。 過ごしやすいリビングになりそうですね。 屋外では、敷地をぐるっと囲うブロック塀の撤去作業が続いています。 壊したブロックがどんどん積み上げられて行きます。 すごい量のブロックですね。 トラックに手作業で積み込み、産廃処分場へと搬出します。 詰めるだけトラックに積み込みます。 そのまま処分場へとやって来ました。 このブロックを所定の位置へ下ろします。 こんな風にダンプで一気に下ろします。 積込は大変ですが下ろすのは簡単ですね。 なかなか見ることの無い産廃処分場はこんな感じです。 いろんな会社がここにコンクリートやブロックを運び込み、粉砕して再生骨材として道路下地などに再利用して行きます。 敷地入り口にあった門柱も倒しています。 門柱を撤去し、入り口を広くしてトラックや重機を入りやすくしながら解体作業を進めます。 この日は雪降り、冬はこんな天候でも作業を進めて行きます。 重機で門柱を積み込み。 コンクリート塊でもある門柱はさすがに重いですね。 重機が無いと積込は出来ませんね。 処分場へ運ぶと下ろす作業は大きな重機で行います。 大きなハサミのような爪の付いた重機で門柱を掴んで運び出します。 トラックと比べると重機の大きさが分かりますね。 門柱も砕いて再生骨材へと処理して行きます。 建物内部の解体が進むと木材も一気に出て来ます。 ブロックに引き続き、木材の搬出作業も始まりました。 解体作業はこうして分別しながら解体、搬出を繰り返していきます。 ダンプトラックに木材を積み込み。 もちろん手作業で積み込みます。 この木材も産廃処分場へと運び処分してもらいます。 木材は破砕して木材チップとして再利用するようです。 大きな住宅のフルリフォームの現場が動き出しました。 既存の建物をしっかりと調査し、改修計画を立てて来ました。 これまでの建物の一部を生かし、これから先の生活を見据えた家づくりを行っていきます。 家づくりも建て替えだけでなく、先祖が残した建物を生かして改修し、使い続けるという事も選択肢の一つになると思います。 今回もそんなリフォーム工事となります。 現場では解体作業が各所で進んで行きます。 解体時に出るいろんなゴミは、分別しそれぞれの処分方法で処理をお願いして行きます。 現代社会からはゴミはすごい量で出て来ます。 ただ燃やしたり、埋め立てたりするのではなく、再利用できる資材へと変えて行く事が大事ですね。 そんな再利用の第一歩がこの解体作業です。 しっかり分別し、適正な処理が出来るように解体作業を進めて行きます。 そんな工事の様子を少しずつご紹介して行きます。 #
by iwaizawa
| 2019-02-22 05:18
| 現場日記~リフォーム~
2019年 02月 21日
盛岡市紅葉が丘で進行中の住宅建替え工事の現場です。
既存の古い住宅を解体し、新築するという工事になります。 建築地は盛岡市紅葉が丘の高台にある静かな住宅地。 お施主様はここからの景色がとってもお気に入りです。 どんな建物になるのか今からワクワクですね。 今回も地元の木を使い大工の技術を生かした建物となります。 現場では建て方が無事に終了し、屋根まで完成。 頃合いを見計らい上棟式を執り行いました。 最近は開催されることが少なくなった上棟式ですが、この紅葉が丘の家ではしっかりと執り行いました。 そんな上棟式の様子をご紹介します。 上棟式当日の朝。 大工たちが屋根の上で大きな矢羽根を組みます。 この大きなお飾りが屋根に上がる事で上棟式が行われることが近所に分かります。 大きな矢羽根は弊社の先々代から伝わるモノ。 迫力は最高ですが重くて組むのが大変です(汗) 大工たち総出で組み、屋根の上で建てる事になります。 屋根の上で無事に矢羽根が建ちました。 迫力がありますね。 大工たちも満足気です。 天気も良く、晴れ渡る青空に5色の布がたなびきます。 大工たちが矢羽根を立てる頃私は事務所で神事の準備。 棟札を用意し紙垂(しで)の製作を行っていきます。 建て方が無事に終わった建物に神様を呼ぶための儀式が上棟式です。 昔からの習わしに従い、準備を進めて行きます。 少し離れた場所から撮影。 とっても目立ちますね。 最高の青空と矢羽根が見事です。 5色の布もゆっくりとたなびき、いい雰囲気です。 建物内部には祭壇を設けています。 棟札、図板、そしてお酒とあげものを配置し神様を迎える準備を整えます。 出席者の皆様に祭壇で拝礼いただきます。 大工は畠山棟梁が代表して手を合わせます。 続いて屋根上の矢羽根に設けた祭壇にあげものを写して再び拝礼。 建物の神様にこのお家の益々の発展を祈願、そして大工の神様にはこれまでの工事の無事とここから竣工までの安全を祈願します。 そして上棟式の名物「餅撒き」の準備に移ります。 屋根の下には出席者、近所の方、お友達などが集まってきました。 先ほど屋根上でお祓いしたお餅を屋根上から撒く事になります。 大工たちとお施主様で餅撒き開始です! 歓声と共にたくさんの御餅とお菓子を撒きました! とっても楽しいひと時ですね。 そしてあっと言う間に餅撒きは終了です。 無事に上棟式と餅撒きが終わりました。 この後、お施主様から挨拶を頂き、大工たちはみんな折詰弁当とお酒を頂戴してお開きとなります。 最近は開催されることが少なくなった上棟式。 歴史は平安時代まで遡るとも言われています。 昔から建物の形が出来上がる建て方終了時までが事故が多く、大変な作業。 無事に建物の骨格が出来上がるとみんなでお祝いしたのがこの上棟式なんだそうです。 弊社では、代々受け継がれてきた矢羽根を使って上棟式を開催してきました。 これからも機会があれば上棟式を行いたいと思います。 日本人の根底にある神様への感謝の気持ちを大事に家づくりに励んで行きたいと思いますね。 そんな上棟式の様子をご紹介しました。 #
by iwaizawa
| 2019-02-21 05:05
| 現場日記~住宅新築~
2019年 02月 20日
現在弊社は、春からの着工に向けて大工と共に現場の準備に大忙しの時期です。
そんな状況ではありますが、木材の仕入れにも大事な時期です。 寒切りと言って冬の寒い時期は樹木も地面から水をあまり吸い上げていなく、夏場よりは水分が低い状態です。 程よい積雪は、丸太の搬出にも役立ち、11月から1月に伐採した木材はこの春の市場に集まってきます。 弊社でも毎年この時期には次年度のお施主様の為の木材の仕入れを行う時期でもあります。 そんな木材仕入れのお話しです。 こちらは赤松の巾決め天板。 天然乾燥の節の無い床板などに使用できるとってもきれいな天板がすごい数揃っていますね。 弊社では、床板や天井板、壁材などにして使用しています。 今年の目玉として購入です。 暑さもほぼ一定に挽いてあり、使いやすい状態での納品。 これだけの数をまとめて購入するので、単価もかなりリーズナブルです。 いろんな現場で積極的に使用していきたいと思います。 桟木の隙間から木目を確認。 とてもきれいな赤松の木目が見えていますね。 赤松は乾燥途中でカビの生えやすい樹種でもあるのでしっかり管理されて乾燥してきたいい天板です。 これは楽しみですね。 続いてはコチラの天板です。 弊社では定番となっている栗です。 厚さ45mm幅が25cmほどの天板で階段材やカウンター材に使用する栗材ですね。 毎年ほぼ決まった数量をまとめて購入して行きます。 こちらはセンの天板です。 山の上の方、約30枚弱ですね。 センも弊社では常に在庫している定番の材です。 コチラも階段やカウンターとして使用しています。 今年は量が少し少なめですね。 年度途中でもう一度購入できるように再度手配です。 次は広葉樹の幅の広い天板。 こちらは製材工場の倉庫に眠っていたデッドストックとの事。 最近見ることの無いタモの幅広天板たちです。 とにかく大きくてその存在感に圧倒されます。 すごい巾、きれいな木目、年輪の細かさから樹齢は300年以上ですね。 こんなタモの天板は見たことが無いですね。 これだけ大きいと乾燥途中で大きな割れが入る事が多いタモの木。 すごい! 先ほどの天板の外側の板ですね。 割れもほぼ無し。 すごい! この天板は年明けの施工したrasikuさんのカウンターにも使用しています。 仕上がりはもちろん最高です! こちらは赤さのあるケヤキの天板。 皮を巻き込み少し難ありの天板ですが、木目がとってもきれいです。 使い方ですぐに大化けする最高の天板。 この冬にはこんな素材たちを仕入れています。 さらに春先にかけてもう少し素材を購入して行きます。 現場の準備で大忙しの時期ですが、こうした木材たちの仕入れや準備も同時に進めて行きます。 先日アップした栗の木の伐採もそうですが、1年先、5年先を見据えた仕入れを行うのが木材の特徴です。 仕入れてもすぐに使うことなく、在庫しながら乾燥を進め、適時在庫を使用して行く。 現代の商品物流とは全く違うのが木材の流通です。 地元の木、大工の技術を生かした家づくりは現代のスタンダードな物流や建築工法とは全く違います。 世の中の大きな潮流とは違い、小さな流れの中で仕事を進めている弊社の家づくり。 そんな家づくりの中の木材の仕入れのお話しでした。 #
by iwaizawa
| 2019-02-20 04:35
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