現代の曲り家 屋根工事進行中

滝沢村で進行中の現場　「現代の曲り家」
屋根工事が順調に進んでおります。
その様子をお伝えします。

屋根の構造の様子。
2Fの方は、棟木に登り梁が掛かっています。
この梁が瓦屋根を支えます。


登り梁の上には古材の板を敷きます。
この板は、岩手町の土蔵の屋根を支えていたものです。
土蔵では、この板の上に約30ｃｍの土が載っていました。
今回は、瓦屋根を支えます。


板材を敷くとルーフィングを敷きます。
普通にこの上に瓦が載りそうですが違います。


さらに母屋という屋根を支える構造を作ります。
この母屋材は当然岩手県産唐松を使用しています。
瓦屋根を支える強い構造です。


先ほどの母屋の部分に断熱材を入れます。
グラスウール断熱材を200ｍｍ入れます。
昔の構造を利用して現代の住宅の断熱性を取り入れます。


野地板を並べていくとこのようにきれいな屋根になります。
野地板は岩手県産唐松。
地元の素材で家作りです。


野地板の上に瓦用のルーフィングを敷きます。
これだけでも雨漏りしないようになります。
ここまで来ると安心です。
雨が降っても大丈夫！


ルーフィングの上に木を打ちつけます。
瓦を留めるための瓦桟です。
きれいに並んでいます。
次はいよいよ瓦工事です。


ようやく棟上の状態まで進みました。
ここまで来ると雨の影響をほとんど受けずに工事が進むので一安心です。
古材のダイナミックな構造、屋根のがっしりとした構造。
木組みを生かした住宅になります。
お楽しみに！