岩井沢工務所の仕事について
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新築・リフォーム・エクステリアなど住宅に関するお仕事はなんでもやっております。 古民家再生・店舗設計施工もおまかせください。 自社で大工をかかえ、墨付・刻みから大工の手で行っております。 お客様からの信用と信頼を第一に誠実な仕事を行っております。 カテゴリ
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2009年 07月 09日
先日もお伝えした土蔵の修理の現場です。
何十年かに一度の補修作業。 なかなか見ることが出来ないような作業が多数あります。 本当に勉強になります。 土蔵のなまこ壁を落とした状態。 ここから面白い作業が始まります。 まずは土壁の表面に金網を張っていきます。 モルタルの強度を上げ、土壁にしっかりくっつくようになります。 土壁の奥にある柱に向けてカスガイを打ち込みます。 壁全体に金網を張った様子。 さらに金網をしっかりくっつけるために太い針金を巻き付けます。 こうして壁の下地が出来て行きます。 金網の上からモルタルを塗っていきます。 まずは下塗りという作業。 左官仕事ですね。 職人達も気合が入ります。 モルタルの壁の下地が出来たら「なまこ壁」の墨出し作業。 解体前の壁に合わせて墨を付けていきます。 水糸と大きな差し金で線が書き込まれていきます。 その線に沿って色の付いたセメントで模様を付けていきます。 昔は、この四角い部分は平瓦を使っていました。 今回はモルタル壁全体の強度を考えこのような工程にしました。 壁全体にシマシマの模様が出来ました。 次の工程はいよいよ漆喰でなまこを作っていく作業です。 どんな作業になるか楽しみです。 このように土蔵の修理は時間がかかります。 今回はモルタルを使っての補修作業ですので工期は約1.5ヶ月ほどですが、土のみでの補修だと1年以上かかります。 昔の地道な作業が分かります。 今回の補修作業でまた何十年も壁がきれいに保たれます。 次の工程、そして完成が楽しみです。 今後も詳細に報告して行きます。 お楽しみに!
by iwaizawa
| 2009-07-09 10:30
| 現場日記~蔵改修~
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