大工が作るローコスト住宅

先日お伝えした滝沢村に建築中の住宅。
今回のテーマはローコスト。
ただローコストという訳でなく、大工の仕事が生きているローコスト住宅を目指します。

今回の棟梁は、畠山。
安代町出身の若手です。
土台の青森ヒバに墨付けを行っております。
当社では若い大工に積極的に棟梁を任せ、育てております。


梁、桁は米松です。
ベイマツは北米産の外国材です。
太い原木から製材されていて、強度も抜群です。
今回は施主との打ち合わせでこの木材に決めました。
今がお値段的に旬の素材です。


大工は、図板（地板）という木組みの図面を元に墨付けを行います。
この図板がとても重要です。
この図板を作り、棟木や梁、柱に墨で仕口を書き込むのが棟梁の仕事です。
この棟梁が出来る大工を育てるのも工務店の重要な仕事です。


柱は国産の杉。
芯去り材と言って芯の部分の入らない杉の柱です。
きれいな杉が揃いました。


今回のローコスト住宅。
一部には外国産の木材も使用します。
でも、仕上は岩手県産材をふんだんに使用します。
大工が作り、仕上げにも無垢の木がふんだんに使われる家を若い世代にも提案して行きたいですね。
お楽しみに！