岩井沢工務所の仕事について
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新築・リフォーム・エクステリアなど住宅に関するお仕事はなんでもやっております。 古民家再生・店舗設計施工もおまかせください。 自社で大工をかかえ、墨付・刻みから大工の手で行っております。 お客様からの信用と信頼を第一に誠実な仕事を行っております。 カテゴリ
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2011年 03月 09日
遠野市で進行中の土蔵を使った宿の新築工事です。
今回ご依頼いただいたのは、遠野の民宿「民宿とおの」さま。 土蔵を使ったおいしい料理を食べられる宿にします。 現場では、いよいよ建て方作業が始まりました。 これまで作業場でじっくり加工してきた木材を現場で組み上げる様はとてもかっこいい! まさに大工の華といえる仕事です。 まずは土台敷き。 少し短い土台を使用しています。 これは栗の5寸角。 土蔵の構造に合わせて太く硬く腐りにくい木を使います。 1本おおよそ2mですが、とにかく重いのです。 まずは土蔵以外の部分の建て方作業。 土台は遠野産ヒノキ、柱は沿岸産杉、梁の赤松は山田町産、桁の唐松は遠野産。 それぞれ出所の分かる岩手県産材を使用しています。 ここはちょうど茶室の部分。 これも先が楽しみなところです。 いよいよ土蔵の建て方作業に入ります。 まずは、地面で担木部分を組み立てます。 ここは、太く長い棟木を支える重要な部分。 100年以上前の栗の柱をゆっくり組み上げます。 大工の小瀬川と下舘、何度も何度も掛け矢で叩いてやっと入ります。 栗の大黒柱です。 太さは1尺3寸ほど。 ここに大梁を差し込みます。 大工の原田が掛け矢で叩きながら少しづつ差し込みます。 大梁の相方を続けて差し込みます。 ここは、車知栓継という組み方になっています。 大工の下舘、慎重に梁を差し込みます。 クレーンを使っての作業です。 いよいよ土蔵移築の建て方作業が始まりました。 長い年月で色づいた褐色の栗の材が見事です。 近所や通りかかりの方が思わず足を止めて見て行きます。 私もずっと見ていても飽きない作業ですね。 普通の木組みとは違い、ゆっくりゆっくり組み上げられて行きます。 この土蔵の構造を生かした宿、どんな宿になるのでしょうか? 私たちも想像でしか分かりませんので、すこしドキドキしています。 今から完成が楽しみです。
by iwaizawa
| 2011-03-09 07:43
| 現場日記~蔵移築再生~
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