民宿とおの様 土蔵移築再生工事 工事再開！

遠野で進行中の現場。
民宿とおのさんの土蔵移築工事。
震災後も工事は順調に進んでおります。
震災の影響で工期は微妙ですが何とか遅れを取り戻すべくがんばっております。

写真は震災前のものです。
屋根の下地も進みます。
手前は宿泊棟、新しい建物です。
屋根の下地は、唐松の野地板です。
奥は、土蔵の登り梁が見えます。
新しい建物と古い建物の対比が面白いですね。

道路からの外観です。
左が土蔵部分、右側が宿泊棟です。
宿全体が見え始めました。
平屋の大きな建物です。

大工の下舘が土蔵の端で作業中。
ベルトを巻いて建物全体のよれを取る作業中。
強いベルトをターンバックルという機械で締めて行きます。
ギシギシという音を立てて建物が動きます。

土蔵の屋根下地。
屋根の勾配に合わせて断熱材が入っています。
野地板は構造用合板。
本来当社では、無垢の野地板を使っておりますが今回は構造の補強（水平剛性アップ）の為に合板を使用しています。

土蔵の天井を内部から見上げたところ。
太い登り梁が並び豪快な構造です。
本来は屋根の土を支える為の構造です。
長さ11ｍの棟木も存在感ありです。

屋根の上では、板金工事が始まりました。
ガルバリウム鋼板という金属製の屋根材、通称トタン屋根と言いますね。
ごげ茶色の屋根になります。


土蔵をそのまま使った空間がある宿。
これからどんどん雰囲気が良くなっていくはずです。

これから復興が進む岩手でこの宿がきっと元気を与えてくれると思います。
直接の復興ではありませんが、岩手が元気になるように当社もがんばって行きたいと思います。
お楽しみに！