民宿とおの様 土蔵移築再生工事 施工中です！

遠野市で進行中の土蔵の移築現場。
震災後も順調に進んでおります。
現場の様子をお伝えします。


建て方作業から内部の躯体工事に入ります。
まずは、筋交い入れの耐力壁製作。柱と柱の間に斜めに木を入れます。


土蔵の天井も出来ました。
豪快な登り梁と天井板。迫力ある空間です。


続いて床の工事へと入ります。
唐松の大引きを掛け、根太を入れて行きます。床下地も岩手県産木材で作って行きます。


断熱材入れの様子。
まずは大引き間にマット状の断熱材を入れます。グラスウール24K品というモノです。


根太を掛けて今度は根太間にも断熱材を入れます。
今度は、グラスウールマット32K品というもの。
合計おおよそ150ｍｍの断熱材を入れます。これで床下からの冷えを抑えます。


床が出来るとサッシの取り付けです。
サッシを固定し周りを防水テープで補強します。窓周りからの雨水の浸入を抑えます。


ここは防火壁の施工の様子。
今回は、住宅ではなく宿泊施設なので、一定の面積ごとに防火壁を作ります。
火事の時に火の周りを遅らせる役目があります。こんな工事も同時進行です。


現場は、大工4人で進行中。
震災で少しの間現場が止まりましたが、今は全力で後れを取り戻しています。
遠野は、被災地域への復旧の方々が多く滞在しているようです。
民宿の予定通りの営業開始を目指してがんばります。