山里の家 着工です。

今春から新たにスタートする新築工事です。
盛岡市内ですが完全に林に囲まれたその場所は、山里のような雰囲気です。
そんな雰囲気の中盛岡市産材を使った家づくりが始まりました。
今回も盛岡市が進める市産材利用住宅支援事業を使って家づくりを行います。
作業場では、墨付け作業が始まりました。
棟梁は、ベテラン古里大工です。
唐松の梁材に墨付け中です。

墨付けの途中で製材所へ出かけました。
今回使用する赤松の大梁を見るためです。
この赤松、滝沢村の岩手大学演習林から伐採されたものです。
太くてどっしりした良い赤松です。

長さや太さなど寸法を確認していきます。
使用する場所、仕口などを想像してどの赤松を使うのか棟梁に判断してもらいます。

一方現場では、基礎工事が始まりました。
重機を使って基礎の部分の根掘り作業を開始です。

根掘りした部分に砕石を敷き詰め、締固めしていきます。
基礎の形と大きさが見えてきました。

砕石を敷いたところに鉄筋を組んでいきます。
コンクリートの基礎の準備ですね。


こうして現場での基礎工事と作業場での大工作業が同時に進んでいます。
今回のお家も盛岡市から伐採された杉や唐松をたくさん使用します。
また、岩手大学演習林から伐採された赤松の梁、ケヤキの大黒柱も使用します。
地元でとれた木を地元の大工が作る家づくりが進みます。

そしてそんな家づくりを後押ししてくれるのが「盛岡市産材利用住宅支援事業」。
地元盛岡の木を1㎥使うごとに1万円の補助がでます。
また、岩手県産木材を使うと岩手県からの補助もあります。
現在、こうした地場の木を使った家づくりに補助が出る制度がたくさんあります。
私たちのような家づくりを行う工務店には大変助かる制度です。
こうした制度を利用した家づくり、いかがですか？