岩井沢工務所の仕事について
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新築・リフォーム・エクステリアなど住宅に関するお仕事はなんでもやっております。 古民家再生・店舗設計施工もおまかせください。 自社で大工をかかえ、墨付・刻みから大工の手で行っております。 お客様からの信用と信頼を第一に誠実な仕事を行っております。 カテゴリ
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2014年 12月 20日
旧川井村(現宮古市)にて住宅の新築工事がスタートしました。
1年以上時間を掛けてゆっくりと打ち合わせを進めてきました。 地元岩手県産材を使った家づくりを進めていきます。 今回は、ベテラン袰岩大工が棟梁です。 大工の技術を生かした家づくりが進んでいます。 栗の大梁の墨付け作業が始まりました。 墨付けは袰岩棟梁の仕事。 木の丸みを生かした太鼓梁は墨付けも独特です。 こうして基準となる木を木口に打ち付けそれを元に墨付けを進めます。 梁の芯墨を出すのは、水平方向に木をあて墨をはじきます。 この芯の位置を決めたり、どこを水平にするのかを決めるのは棟梁のさじ加減です。 木を見て、その木の特性を分かったうえで棟梁が判断する事になります。 梁の木口を見ながらどこを基準にするのかは、ベテラン大工でも迷うようです。 木は乾燥していく過程で曲がったりよじれたりしています。 この先、家の一部となってからもよじれていきます。 その変化を予想しながら仕口を考えます。 経験と勘が大事です。 こういった大きな木は当社ではクレーンで移動しています。 人間では4人がかりでやっと動かせるほど重いのです。 当社作業場内では天井クレーンで移動できるので墨付けや刻みも楽ですね。 昔の大工たちは物凄い苦労しながら墨付けしていたと思います。 袰岩棟梁が墨付けした栗の大梁を刻むのはベテラン太田大工。 腕のいい大工が刻みを進めます。 栗の硬い木口を丁寧に加工するのはベテランの技術が大事ですね。 大きく木の丸みを生かした仕口では、電動工具を使った加工が出来ません。 手ノコで丁寧に木を挽いていきます。 これも大変な作業です。 こちらでは鈴木大工が唐松の平角を刻み中。 こちらも岩手県産の唐松を使用しています。 大工の刻みが続く作業場です。 こうした大工の刻みが始まると当社の作業場が活気付きます。 ノミを叩く音、ノコを挽く音、削った木の匂い、大工たちの会話、とても気持ちがいいですね。 仕事をしていてもやっぱり楽しく仕事が進むのが一番です。 そんな作業場の様子です。
by iwaizawa
| 2014-12-20 06:51
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