八幡平の家 車庫の新築工事 スタート

今年のまだ寒い冬の間に完成した「八幡平の家」。
春を待って車庫の工事が始まりました。
車庫も地元岩手の木を使って大工が作る事になります。
まずは、大工たちの加工作業からお伝えして行きます。
まだ寒い2月の作業場。
小瀬川大工と田村大工、外壁に使用する杉板の加工作業。
表面を削り、実加工をして外壁材を作っていきます。
杉材はもちろん岩手県産材を使用しています。

大工が仕上げた杉板は、塗装作業を行います。
塗装し乾燥させてから積込の準備に入ります。

車庫工事の棟梁は太田大工。
まずは、墨付け作業ですね。
土台のヒノキ、桁材の唐松に墨付けを行います。

この曲がった木は赤松。
車2台分のスペースを確保する為約6ｍの空間が必要です。
そこを支える為の長い曲り梁としてこの木を使用します。

太田棟梁
が曲り梁を墨付け中。
ベテラン太田棟梁は、スムーズに作業を行って行きます。

加工の作業は下舘大工。
まずは、赤松の皮の部分を削る作業。
グラインダーにヤスリをセットし皮の部分をきれいに仕上げて行きます。

そして刻み作業。
ノミと手ノコを使いながら仕口を加工していきます。
仕上がってくると赤松材がきれいですね。

刻みの終わった曲り梁。
こちらもこげ茶色に塗装しました。
これで曲り梁は準備完了。

太田大工と下舘大工の2人で作業が進みます。
木で溢れる当社の作業場･･･｡
でも働く大工たちの顔はとてもいいですね。
楽しそうに仕事に取り組むベテランチームです。

加工の終わった木材はこうしてトラックに積み込み現場へと搬送します。
すごい量になります。


冬に完成したため、車庫の工事までは手を掛けられませんでした。
冬から少しずつ準備を進めて、雪解けが進む4月から現地での工事を開始です。

今回の車庫の工事はベテラン太田大工が棟梁。
サポートが下舘大工とベテランチームでの工事となります。
安定感のある大工たちが大きな車庫の工事に取り組みます。
もちろん使用する木材は岩手県産材を中心に使用。
地元の木を使い地元のベテラン大工が作る車庫の工事もお楽しみに！