紫波町 土蔵移築再生工事 進行中。

紫波町で進む住宅の新築工事。
住宅新築工事ではありますが、古い土蔵を解体し移築し住宅として再生する事になります。
花巻市（旧東和町）にあった築100年以上の土蔵を解体して使用します。
どんな住宅になるのかとても楽しみです。
現場では建て方が終了し大工の下地作業が進行中です。
建物の骨格が出来、土蔵らしい形になってきました。
2階の様子です。
外周部の防水シート張りも終わり、これからサッシ取付、断熱材入れへと進みます。
まだ間仕切はしていないので広い2階です。

出来上がった下屋部分。
コチラは古材と新しい木材を組み合わせて作りました。
玄関付近の雨対策と共に外観にも重みを持たせます。

柱と桁材は古材を使用。
野地板と垂木は新しい木材を塗装して使用しています。
見上げた雰囲気は抜群です。

建物内部ではサッシの取付作業が始まりました。
使用するサッシは樹脂サッシ。
建物の構造に影響の無いような大きさで計画しています。

続いて断熱材入れの作業です。
使用している断熱材は高性能グラスウール。
隙間なく施工を進め、冬でも暖かい住宅へと再生します。

1階では床下地も始まりました。
土蔵は、構造的に天井が低く作られています。
土蔵の本来の役目でもある食料の保存に適した温熱環境を作る為。
その構造を生かしつつ現代の住宅へと再生します。

2階の棟木を加工する丸山大工。
ここには、古材の化粧柱を立てる予定です。
丸みのある棟木と不整形な古材を組み合わせるのは大変です。
大工の技術を生かしてきれいに仕上げて行きます。

コチラは階段箪笥。
これを設置する予定。
現場に搬入しつつ、高さや幅を検討します。

2階では間仕切り作業が進みます。
登り梁や棟木に壁を作り、寝室や子供部屋として使用します。
土蔵から住宅へと変化するところですね。


建て方も無事に終了し、大工たちの内部の下地作業が進みます。
土蔵独特の構造を生かしつつ、現代の建築基準法に合わせて再生していきます。
こうした作業には経験豊富な腕のいい大工が重要です。
今回は、鈴木棟梁を中心に大工たちが活躍しています。
地元の木を使い、地元の大工の技術を生かした土蔵の再生工事、続きをお楽しみに！