紫波町 土蔵移築再生工事 完成しました③

紫波町で進行してきた住宅の新築工事。
住宅新築工事ではありますが、古い土蔵を解体し移築し住宅として再生しました。
花巻市（旧東和町）にあった築100年以上の土蔵を解体して移築した建物。
どんな住宅になったのでしょうか？
いよいよ工事が終了。
今回は、リビングや2階の完成写真をご紹介します。
こちらがリビング。
中央に位置しているのが栗の大黒柱。
100年以上前に立った大黒柱が現在もこうして建物を支えます。
安心感が違いますね。

階段には、階段箪笥を使用。
コチラはお施主様がお持ちだったモノを配置しました。
建物の構造に合わせて微調整し使い続けます。

階段を上がると大きな空間です。
コチラは子供たちの部屋。
将来間仕切出来るように計画しつつ、当初は広い多目的スペースのように使用します。

2階のスペースにも大黒柱が立ち、大きな棟木が屋根を支える様子が見えます。
少し天井は低いのですが、心地よい空間となります。

寝室はシンプルに。
土蔵の2階だった空間がちょうどいい個室になりました。

この角度からだと土蔵らしい外観です。
黒い現代の金属サイディングを使用していますが、いい雰囲気に仕上がりました。


リビングや2階の仕上がりもとても良く出来ました。
古材が持つ独特の雰囲気を生かしつつ現代の建物に再生しました。
時間が経つ事でしか生まれない仕上がりは、どうやっても再現できません。
どんな仕上がりをうまく生かすにはやはり腕のいい大工が大事ですね。
今回も弊社の大工たちが技術を存分に発揮してくれました。
そしてご依頼いただいたお施主様にも感謝です。
いい仕事が出来ました。