木造ガレージを造る

最近ガレージを作る依頼が増えてきました。
今回は、木造ガレージ。
外壁もすべて木を張った外観となります。
畠山大工が棟梁を務めます。
まずは構造材の墨付け作業。
ガレージも木造住宅と同じ工程で作業が始まります。

土台はヒノキ、柱は杉、桁材は唐松を使用。
小さな建物なのであっと言う間に刻みも進んで行きます。

外壁に使用する杉板の加工は丸山大工が担当。
電動カッターで板の端に溝を掘る作業ですね。

鈴木大工も板の加工作業。
大工2人で板材の加工です。
加工する板材は150枚ぐらい。
1枚1枚すべての板をこうして加工していきます。
結構気の遠くなる作業。

その間現場では基礎工事が進みます。
ガレージとは言え普通の木造住宅のように基礎を作ります。

先ほど加工していた杉板は塗装を行いました。
板の表面は仕上げずザラザラな状態です。
防腐効果のある塗料をしっかりと塗装。
いい雰囲気ですね。

刻みを行った構造材も同じく塗装していきます。
墨付け刻みを行った畠山大工が塗装も担当。
構造材の塗装の場合、墨付けの番付が見えなくなるので仕口やホゾの中に番付を記載しています。
細かな準備も行いながら塗装が進みます。

塗装が終わった構造材。
作業場でしっかり塗装してから建てるので、あとから塗装するよりきれいに仕上がります。
出来上がりが楽しみですね。

こちらは屋根の下地に使う構造用合板。
こちらも同じく塗装を行ってから使用します。

さらに細かく間柱や垂木、その他の細かな材料も丁寧に塗装を行っていきます。
準備に時間が掛かりますが、その分現地での作業が楽になり、さらに仕上がりがとてもきれいになります。
地味な作業ですがしっかりと行います。

現場では基礎の準備が完了です。
現地での建て方作業へと進みます。


ガレージの工事も住宅と同じ工程で作業が進んで行きます。
もちろん地元岩手県産木材を使用し、大工が技術を生かした造りとなります。
続きをお楽しみに！