木製塀の設置工事

盛岡市内で依頼された木製塀の設置工事。
塀の素材はスチール製、アルミ製、樹脂製といろいろありますが、やはり木製は雰囲気がいいですよね。
今回は、建物の外観や植栽に合わせて木製塀の設置が採用されました。
大工が作る塀の工事の様子をお伝えしていきます。
まずは塀の素材でもある木材の加工作業。
袰岩大工が墨付け作業、隣で田村大工が刻みを担当。
2人で作業を分担し、木材加工が進んで行きます。

使用している木材は国産ヒノキ。
大工が手加工で仕口を整え、現場での組み立て作業へ備えます。
この作業は住宅新築と同じですね。

塀板は岩県産の杉材を使用。
板を削り、表面を整えてから防腐塗料を塗っておきます。

現場での作業がスタートしました。
まずは塀の基礎となる束石ブロックを埋める作業。
遣り方を出し、糸を張って束石の通りをまっすぐにし、束石の高さも合わせて行きます。

設置した束石の土台を載せる作業。
途中にはコンクリートポーチもあり、大工が土台を加工しながら設置作業を進めて行きます。

土台が設置されると次は柱を立てる作業ですね。
住宅の新築と同じ工程で塀の設置も進みます。

塀板を張っていきます。
これで一気に塀らしくなりますね。
塀板の高さや板の間隔などお客様と相談しながら作る事が出来るので、オーダーメードの塀となります。

完成した塀を外部から見るとこんな感じです。
板は自宅側に張っているので見えているのが裏側になります。

自宅側から見るとこんな風です。
塀の高さが高い部分はリビング周りの部分。
室内にいる時に他からの目線が気にならないように高めに設置しています。

完成した全景です。
落ち着いた塗り壁の住宅になじみますね。


木製塀の工事が完了です。
大工の刻みが3日、現場での作業が2日ほどの内容でした。
短期間ですがとってもいい仕事でした。
大工の作る木製塀もいいですね。
そんな大工の行う外構工事のご紹介でした。