土蔵の移築先を募集。

古い土蔵の移築先を募集します。
盛岡市中心部の古い土蔵が解体の予定です。
大きさは6尺3寸間で3間×2間半（おおよそ25㎡）の2階建てです。
元々酒屋だったお家の酒蔵として使用されてきました。
そのお役目も終え、今回解体されることとなりました。
住宅の一部として、店舗やギャラリーとしての活用などが出来ると思います。
正面の外観です。
漆喰壁がまだまだ白くてきれいですね。
保存状態がとても良くしっかりした建物です。

土蔵の入り口。
入口の蔵戸はかなり傷んでいますね。
そのまま使用は出来なそうです。
土の開き戸、次の土の引き戸とも残っています。

建物裏側の状況。
裏側も漆喰壁がきれいに残っています。
外観的にはほぼ問題なし。

1階の室内。
2階の床下地となる梁は赤松材です。
床板もすべて赤松を使用していますね。
こちらも状態はいいですね。

2階の室内。
通常の土蔵の作りです。
登り梁は半間ピッチ。
天井板は赤松材です。
柱はヒバかな？
ちょっと判別できませんでした。

水屋箪笥はケヤキで作られています。

棟木は太い赤松材。
木目もとてもきれいです。
担木も赤松です。
内部の木も状態はとてもいいですね。


盛岡の町家にある土蔵ですね。
田舎のように柱が栗という訳ではありませんが、とても保存状態のいい土蔵です。
建物の大きさがとても小さいので大黒柱はありません。
棟木と床梁で支える構造となります。
この土蔵、残念ながらお役目を終えて解体されてしまいます。
この土蔵を引き継いで使ってくれる方を募集します。
お問い合わせは弊社までお願いします。

これまで弊社で施工してきた土蔵の移築の写真を紹介します。

紫波町から盛岡市内へ移築してきた土蔵。
住宅として再生。

奥州市から矢巾町へ移築してきた土蔵。
住宅として再生。

一戸町から雫石へ移築してきた土蔵。
住宅として再生。

紫波町から遠野市へ移築した土蔵。
店舗として再生。

東和町から紫波町へ移築した土蔵。
住宅として再生。


土蔵特有の材の太さと色合いがとてもいい雰囲気を作り出しますね。
土蔵の移築の参考写真でした。