岩井沢工務所の仕事について
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新築・リフォーム・エクステリアなど住宅に関するお仕事はなんでもやっております。 古民家再生・店舗設計施工もおまかせください。 自社で大工をかかえ、墨付・刻みから大工の手で行っております。 お客様からの信用と信頼を第一に誠実な仕事を行っております。 カテゴリ
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2018年 02月 17日
盛岡市上田で進行中のプロジェクトです。
地元岩手県産木材をふんだんに使ったアパートの新築工事。 立地をしっかり考え、お施主様と入居ターゲットを絞り、間取りを検討してきました。 単身者向け、1LDKの4世帯の長屋式のアパートとなります。 もちろん構造材から仕上げの床板までしっかりと地元の木を使って作り上げて行きます。 大工の技術をしっかりと生かした賃貸住宅、他の物件とは少し違う雰囲気に仕上がる予定です。 基礎工事と構造材の刻みが終わり、現場での建て方作業が進みます! それでは作業の様子をお伝えしていきます。 現場では建て方作業が進行中。 2階の構造部分まで建て方が進んで来ました。 真冬ですが盛岡らしい快晴の天候の中作業が進みます。 見えている構造材はすべて地元岩手県産木材を使用しています。 大工たちが間直し作業を行います。 間直しは、組んだ構造を微調整し、柱の垂直や建物の構造をまっすぐに修正する作業。 桁に取り付けた斜めの棒の様な道具を使い、数ミリ単位で構造を動かして調整します。 快晴の天気の中桁の上に乗るのは藤澤棟梁。 桁の通りを確認中。 桁に顔を近づけよーく見る事で建物の通りが曲がっていないかチェックします。 それにしてもいい天気です。 でもとっても寒いのが盛岡の特徴です。 間直し作業を終えると屋根の骨格でもある母屋を掛ける作業。 屋根の勾配に合わせて高さの違う母屋を掛けて行きます。 何とな~く屋根の形が見えて来ますね。 この日は母屋掛けまでで作業が終了。 日が沈むのが早いので、無理をせずきりのいいところで作業を止め、養生をしっかりと行って次の日に備えます。 翌日は風雪が強く外での作業を中止。 内部で下地作業を行いました。 そして天候が回復してくるとシートを上げて屋根の作業を再開です。 先日設置した母屋に垂木を掛ける作業。 屋根の形に合わせて段を付けながら設置した母屋に垂木を掛けると屋根形状が出来てきます。 この屋根下地となる母屋と垂木は唐松材を使用しています。 上からの荷重に強い唐松は屋根下地には最適の木材です。 垂木の上に野地板を張ります。 野地板も唐松を使用しています。 何十年も屋根を支える大事な板。 次回屋根を葺き替える際には、この板がとっても重要になります。 屋根面全体に板が張られました。 これで屋根下地が完成です。 合板に比べ安心感があります。 無垢の板が長い年月屋根を守る事になります。 再びブルーシートを掛けて養生。 毎日少し余裕を持って作業を切り上げ、しっかりと養生して翌日の作業に備えます。 冬場の施工ではとても大事な事ですね。 建物外周部には防水透湿シートを張って行きます。 シートでぐるっと覆うととりあえず風雪に影響されず室内での作業がおこなえます。 真冬は寒さとの戦い、天候を見ながら外を囲う作業を優先して進めます。 外周部を防水透湿シート覆い、風の入らなくなった室内。 光も入り、作業環境は良好です。 筋交いを入れ、構造金物を取り付ける作業が進みます。 まずは、構造部分をしっかりと決めてから次の工程へと進みます。 次の作業は1階の床下地製作。 まずは大引きという床を支える骨格を設置する作業。 唐松の大引き材を設置し、土間に鋼製束という金物を取り付けて支えます。 大引きの間に断熱材をはめ込んで行きます。 高性能のボード状に成型したグラスウール断熱材ですね。 断熱材も日進月歩性能が高くなり、施工性も良くなっていきます。 床面全体をしっかりと断熱材で覆いました。 隙間なくきれいに施工できていますね。 大引きと断熱材の上から床の下地となるネダレス合板を敷きます。 これで1階の作業床が出来上がり、大工たちも内部の下地施工が楽になりますね。 床下地まで出来上がった室内の様子です。 ここからサッシを取り付けるための準備や壁の下地など室内側の作業が順次進んで行きます。 建物構造を組み上げる建て方作業は無事に完了しました。 建て方作業も無事に終了し、大工たちは下地の施工へと進み始めました。 冬場は日も短く、天候も安定しません。 毎日作業を進めては養生作業を行う必要があり、手間が掛かりますね。 何とか天候に左右されない工程まで進んで来ました。 一安心です。 今回の建物は集合住宅ですが、素材である木材にはしっかりとこだわり、地元の木を使っていきます。 仕上となる床板にももちろん無垢の木を使用します。 地元の木を使い、地元の大工がしっかりと技術を生かした集合住宅となります。 室内の雰囲気も一般の集合住宅とは全然違う仕上がりになります。 工事の様子は順次お伝えしていきます。 不動産情報の大手athomeさんで入居の募集も始まりました。 入居にご興味の方はこちらもご覧ください。
by iwaizawa
| 2018-02-17 04:41
| 現場日記~アパート~
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