岩井沢工務所の仕事について
岩井沢工務所HP
新築・リフォーム・エクステリアなど住宅に関するお仕事はなんでもやっております。 古民家再生・店舗設計施工もおまかせください。 自社で大工をかかえ、墨付・刻みから大工の手で行っております。 お客様からの信用と信頼を第一に誠実な仕事を行っております。 カテゴリ
現場日記~住宅新築~ 現場日記~9坪ハウス~ 現場日記~リフォーム~ 現場日記~店舗~ 現場日記~マンション改修~ 現場日記~アパート~ 現場日記~蔵移築再生~ 現場日記~蔵改修~ 現場日記~古民家再生~ 現場日記~小屋~ 施工したお店 古民家移築先募集 古材 おしらせなど イベント案内 いろんな話 近所のお店 遊びなど 外構工事 モリブロ 以前の記事
2024年 03月 2024年 02月 2024年 01月 2023年 12月 2023年 11月 2023年 10月 2023年 09月 2023年 08月 2023年 07月 2023年 06月 more... 検索
ブログパーツ
記事ランキング
|
2018年 03月 06日
盛岡市山岸で進行中の住宅の建替え工事の現場。
元々あった古い住宅を解体して、その跡地に新しい住宅を建てるという計画です。 建築場所が結構な傾斜地である事、道路との高低差がかなりある土地という事、南面の土地が高く日射が取りにくいなど計画には難しい点もたくさんありました。 一つ一つ解決しながら計画を進めてきました。 大掛かりな敷地の造成工事、基礎工事、大工の墨付け刻みと進んで来ました。 現場では建て方の作業が無事に終わり、建物の構造部分が組み上がりました。 大工たちはここから下地の作業へと進んで行きます。 そんな現場の様子をご紹介していきます。 構造が組み上がった現場。 まずは外周部の耐力面材の張り付け作業が進んでいます。 外壁に木を張る部分にはMOISSという耐火力の高い面材を使用。 壁の一部が白く変化していきます。 外壁にサイディングを張る部分には構造用合板を張って行きます。 外壁の仕上がりによって使用する面材も違ってきます。 いろんな素材を使い分けながら作業が進んで行きます。 室内の現状はこんな感じです。 建て方時の間直しの器具が残っていますね。 外周部の耐力面材張り付けが終わり、建物がしっかりと固定されると外していきます。 リビング天井に配置された赤松の化粧梁もいい雰囲気です。 外周部の囲い作業が終わると床下地の作業。 大引きという床を支える構造を作り、断熱材を入れて行きます。 使用する断熱材はボード状に成型したグラスウールです。 高性能な断熱材ですね。 床下を見るとこんな感じです。 きれいに断熱材が並んでいますね。 床下からの冷えをしっかりと押さえる事ができます。 室内の間仕切壁の下地も進んで行きます。 外周部を完全に覆っているので室内は真っ暗・・・。 作業灯で明るくしながら作業が進んで行きます。 現場にはサッシが搬入されてきました。 サッシは樹脂製、トリプルガラスとペアガラスの製品を使用します。 室内ではサッシの取付作業が始まります。 サッシを取り付けるための下地となる窓台という木を設置していきます。 外周部の構造用合板をそのままに室内側で作業していきます。 サッシが設置されましたね。 窓が出来ると室内に光が入り、現場が明るくなります。 この段階では窓の外側にブルーシートを張っているので青い光が入ってきます。 まだまだ、外側の作業が残っているので完全に明るくはなりませんね。 2階の天井裏でも下地の作業が進んでいます。 防火構造を形成する石膏ボードを張っています。 天井を作ると見えなくなる部分ですが、このように壁を作っています。 隣家の火災の際に少しでも延焼する時間を長くし、逃げる時間を稼ぐための大事な構造です。 見えなくなる部分こそしっかりと施工していきます。 電気配線の作業も始まりました。 照明器具の位置に電灯配線、コンセント、TEL、TV配線、換気扇の電源などなど。 現代の住宅は電気配線が複雑に入り組みます。 断熱材の入らないスカスカの状態で電気配線を通していきます。 ユニットバスの組み立ても行われました。 下地だけの室内にチョコンと置かれたユニットバス。 なんだか小さく見えますね。 本当は1.25坪の大きなお風呂です。 大工たちは天候を見ながら外壁に使用する杉板の加工作業を行います。 在庫している大量の杉板を1枚1枚削って仕上げて行きます。 使っている機械は万能機、刃を調整しながら作業を行います。 袰岩棟梁と立花大工が作業ですね。 削った杉板には、板が重なる部分に溝を掘る作業を行います。 これも1枚1枚作業します。 岩手県産の杉材を大工が加工し、外壁材として使用していきます。 仕上がった杉板に塗装を行います。 塗料は防虫防腐の効果のある木材保護塗料を使用。 見える面も見えなくなる面もどちらも塗装します。 両面塗装する事で板が反りにくくなり、長持ちもします。 建て方作業で大工たちが刻んだ構造材が建物として変化しました。 そして、続く作業は下地の作業。 建て方とは違いダイナミックな作業ではありませんが、建物の性能や耐久性に係る重要な作業です。 寒い冬場の作業ですので、外周部をしっかりと囲い、なるべく寒くないように配慮しながら作業を行っていきます。 この建物も地元の木をふんだんに使用し、大工の技術を生かした仕上がりになります。 どんな建物に仕上がるのかとっても楽しみですね。 続きをお楽しみに!
by iwaizawa
| 2018-03-06 04:50
| 現場日記~住宅新築~
|
ファン申請 |
||