岩井沢工務所の仕事について
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新築・リフォーム・エクステリアなど住宅に関するお仕事はなんでもやっております。 古民家再生・店舗設計施工もおまかせください。 自社で大工をかかえ、墨付・刻みから大工の手で行っております。 お客様からの信用と信頼を第一に誠実な仕事を行っております。 カテゴリ
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2018年 03月 14日
盛岡市山岸で進行中の住宅の建替え工事の現場。
元々あった古い住宅を解体して、その跡地に新しい住宅を建てるという計画です。 建築場所が結構な傾斜地である事、道路との高低差がかなりある土地という事、南面の土地が高く日射が取りにくいなど計画には難しい点もたくさんありました。 一つ一つ解決しながら計画を進めてきました。 大掛かりな敷地の造成工事、基礎工事、大工の墨付け刻みと進んで来ました。 現場では建て方の作業が無事に終わり、建物の構造部分が組み上がりました。 大工たちはここから下地の作業へと進んで行きます。 そんな現場の様子をご紹介していきます。 現場では大工たちの下地作業が進行中です。 サッシの設置が完了し、続いては壁の断熱材の施工ですね。 壁の柱と柱の間に高性能のグラスウール断熱材を充填する作業です。 隙間なくきれいに入れて行きます。 断熱材の上から横方向に下地の胴縁という木を取り付け、気密シートを張ります。 緑の半透明なビニールシートが気密シートになります。 室内側の空気を壁内に侵入させないための施工です。 続いては天井の木下地と断熱材の施工です。 天井は野縁という木で下地を組み、その上に断熱材を載せるという施工方法。 こちらも隙間なく断熱材を詰め込みます。 断熱材を敷き、整えた後に気密シートを張ります。 壁の気密シートとしっかり連続させ、室内側の空気を壁内と天井裏に出さないように施工していきます。 現在の高断熱高気密の施工に欠かせない大事な施工です。 天井の気密シートの施工後は、石膏ボード張りの作業。 天井がボードで平滑に仕上がってきました。 天井の高さも分かるようになり、だんだん室内の空間を感じる事が出来るようになってきました。 内部の間仕切り壁も下地作業が進みます。 胴縁という横方向の下地材が細かく入ります。 外部側の壁とは違い断熱材が入りません。 完成すると見えなくなるこうした下地が大事な作業です。 屋外でも天候を見ながら断熱材の施工が始まりました。 屋外側は付加断熱の施工となります。 構造面材の外側に横方向に下地を作っていきます。 下地の木と木の間にボード状に成型したグラスウール断熱材をはめ込んで行きます。 袰岩棟梁が断熱材を抱えてはめ込んでいますね。 約42mmの断熱材が加わる事になります。 建物外周部をこんな風に断熱材が覆う事になります。 通常の柱間の断熱材100mmにプラスして外側に42mmの断熱材を加える事になります。 この施工を付加断熱の施工と呼んでいます。 断面はこんな感じですね。 現在の高断熱住宅は、この付加断熱をどの程度まで厚くするかで建物の断熱性能を作る事になります。 弊社で施工しているのは今回のように42mm、100mm、120mmの3パターンですね。 付加断熱施工後には通常のように防水透湿シートを張り、外壁下地の胴縁を取り付けて行きます。 外壁の下地作業が進みます。 換気設備のダクト部分は、防水処理をしっかりと行っていきます。 電線の貫通部もゴムシートで密着し水密性を高めつつ施工します。 こうした細かな施工が何十年か先に建物が老朽化した際に漏水事故を防いでくれます。 小さな作業ですがとっても大事な作業です。 外壁下地の進む外観。 足場と養生シートでさっぱり分かりませんね~。 シートの裏側ではしっかりと作業が進行中です。 外壁を張るための準備も進みます。 土台の水切り部材の取付ですね。 この部材を取り付けた後に外壁張りの作業が始まります。 屋根周りの外壁下地も進んでいます。 外壁張りの準備もほぼ完了ですね。 天気のいい日は写真の写りもきれいです。 でも遠くにかかる薄い雲が真冬の雰囲気を出していますね。 天気はいいのですが、真冬日の盛岡の冬です。 室内側も次の工程の準備が進んでいます。 唐松の床板が搬入されてきました。 この床材も地元岩手県産唐松を使っています。 地元の木で建物構造を作り、人が触れる部分の仕上げにも地元の木を使います。 当たり前のようでなかなか出来ない事です。 地元の木を使い建物の構造を組む建て方作業が終了。 しっかりした建物の本体が組み上がりました。 そして、続く作業は下地の作業。 建て方とは違いダイナミックな作業ではありませんが、壁や天井の木下地、断熱材の施工や防水処理の施工など建物の性能に係る大事な施工が続いていきます。 寒い冬場の作業ですので、外周部をしっかりと囲い、なるべく寒くないように配慮しながら作業を行っていきます。 この建物も地元の木をふんだんに使用し、大工の技術を生かした仕上がりになります。 どんな建物に仕上がるのかとっても楽しみですね。 続きをお楽しみに!
by iwaizawa
| 2018-03-14 04:48
| 現場日記~住宅新築~
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