岩井沢工務所の仕事について
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2018年 06月 08日
先日伺ってきた建具調整のお話し。
洗面所の引込の建具がどこかに引っ掛かって開きが悪いとの事。 小瀬川大工と二人で現場に伺ってきました。 そんな建具調整のお話しです。 動きの悪い建具はこちら。 築20年の住宅ですが、建具が壁の中に引き込まれるタイプになっています。 なかなかこうした建具は無いですね~。 小瀬川大工と二人、どうしよう?と若干焦りつつ作業開始です。 建具が引っ掛かる原因はどこか、よ~く見ると・・・。 引込建具と建具枠の隙間が中央付近でほとんど無くなっています。 建具自体のよれはあまり無いので引込戸の建具枠が曲がったのが原因と分かりました。 しかし、壁の中に引き込むタイプの枠なのでどうやって調整しようか悩みます・・・。 まずは戸車を外します。 吊り戸の戸車は、建具上部の端に設置されています。 これを横にスライドさせて外します。 建具をゆっくりと動かし、引込枠から出してきます。 建具枠が曲がっているので建具を外すのもかなりの難作業・・・。 吊り戸の戸車も一応調整。 スムーズに動くように調整します。 建具を外した後に曲がった建具枠を調整。 調整といってもカンナで削る事ができません・・・。 考えたのが、電動丸ノコで建具枠を微妙に削る事。 バッテリー式の小型丸ノコで建具のぶつかる枠の中央付近を削っていきます。 両側3mmずつほど削りました。 こげ茶色の建具枠でしたが、削った部分は色が違いますね。 隅の部分はやすりで削って作業完了。 建具を戻すとスムーズに開閉するようになりました。 こうした建具調整も大工の大事な仕事の一つですね。 住宅は建てた後も微調整が必要です。 何かのきっかけで建具が動かなくなったり、引き出しがきつくなったりという事があります。 そんな際にも大工たちはしっかりと対応できますね。 技術のしっかりした大工はこうしたアフターメンテナンスも得意です。 今回は、ちょっと高難度な建具調整のお話しでした。
by iwaizawa
| 2018-06-08 04:05
| 現場日記~リフォーム~
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