岩井沢工務所の仕事について
岩井沢工務所HP
新築・リフォーム・エクステリアなど住宅に関するお仕事はなんでもやっております。 古民家再生・店舗設計施工もおまかせください。 自社で大工をかかえ、墨付・刻みから大工の手で行っております。 お客様からの信用と信頼を第一に誠実な仕事を行っております。 カテゴリ
現場日記~住宅新築~ 現場日記~9坪ハウス~ 現場日記~リフォーム~ 現場日記~店舗~ 現場日記~マンション改修~ 現場日記~アパート~ 現場日記~蔵移築再生~ 現場日記~蔵改修~ 現場日記~古民家再生~ 現場日記~小屋~ 施工したお店 古民家移築先募集 古材 おしらせなど イベント案内 いろんな話 近所のお店 遊びなど 外構工事 モリブロ 以前の記事
2024年 03月 2024年 02月 2024年 01月 2023年 12月 2023年 11月 2023年 10月 2023年 09月 2023年 08月 2023年 07月 2023年 06月 more... 検索
ブログパーツ
記事ランキング
|
2018年 07月 14日
盛岡市東仙北にて進行中の新築現場。
古い既存住宅を解体してからの建替え工事となります。 今回は大きな平屋の建物。 平屋の特色を生かし、小屋組みには太くて長い地元産の木材を使用して豪快な構造を作りたいと考えています。 弊社作業場では大工の墨付け刻みの作業は終盤戦。 現場での基礎工事も終了し、現場へ材料を運び建て方作業へと工程が進んで行きます。 地元で採れた栗や赤松、唐松の大きな木材を構造材として組み上げる作業がいよいよ始まります! 豪快な構造の平屋の新築がいよいよ姿を現します! そんな作業の様子をご紹介していきます。 弊社作業場では刻みの作業の終盤戦。 屋外では付け流しの作業です。 屋根の構造となる母屋を繋ぎ仕口の確認と長さの確認です。 余りの長さで外でしか仕事できませんね~。 屋内では桁材の付け流し。 仮組みして仕口のキツさを調整です。 現場へ行ってからだと大変なので、こうして作業場で仮組を行ってから現場作業へと向かいます。 仕上げの刻みも進みます。 藤沢大工が刻むのは登り梁が掛かる桁の部分ですね。 仕口を作り終えた桁材に溝堀カッターで溝を掘っています。 これは、天井板がきれいに納まるように行う作業。 溝の中に天井板が入り込む仕掛けです。 唐松の梁材に斜めの溝ができました。 天井の勾配に角度を合わせ、天井板の厚さ分の溝を掘る作業です。 完成するとわからない部分ですが、建物を建てて何年か経過した際に板が動いても隙間がほとんど開かないようにという大工の配慮です。 こうした細かな部分も大工はしっかりと施工していきます。 田村棟梁はカンナ掛けの作業です。 唐松の梁材は見え掛かりの部分。 カンナを掛けてきれいに仕上げて行きます。 登り梁の赤松に保護塗装です。 使用しているのはハードクリアオイル。 天然成分のオイルで木の表面を保護。 現場での建て方時に雨に当たる可能性もあるので、作業場でオイルを塗ってから建て方に向かいます。 田村棟梁は合板に墨付け? これはネダレス合板という床下地に使う構造用合板。 作業場で柱の当たる部分を欠き込み、番付を付けてから現場へ搬入します。 合板も大工が墨付け刻みを行います。 そしてすべての刻みが終了。 構造材は部位ごとにまとめて結束バンドで縛ります。 作業場からの搬出準備も整い、いよいよ建て方作業へと進みます。 現場ではまずは土台敷きの作業。 ヒノキの土台を基礎の上に敷き、固定する作業です。 カケヤを振るうのは藤澤大工ですね。 土台を固定し、カケヤで位置を調整し、最後に高さを一定に合わせて土台敷きが終わります。 そのまま建て方作業へと進みます。 ヒノキの土台の上に杉の柱を立てて唐松の桁を掛けるという工程です。 まずは手作業で建て方作業を進めて行きます。 大工たちはロープで木材を吊り上げほぞに合わせて組んで行きます。 そしてこうした構造材はすべて地元の木を使っています。 地元の木が建物を支えて行きます。 手作業で建て方を進め、1階部分のおおよそが組み上がりました。 そしてぽっかりと構造の無い部分が見えて来ました。 ここは、大きな曲り梁や大黒柱が立つLDK部分ですね。 ここは、クレーンを使っての作業となるので手作業での建て方は一旦終了です。 建て方の最初の工程が終了。 1階部分の通常の構造部分が組み上がりました。 平屋の大きな建物が出現。 建て方初日の作業はここまでです。 弊社作業場で進んできた大工たちの刻みの作業が終了し、現場での建て方作業が始まりました。 1本1本の構造材が現地で組まれて大きな建物を構成していく様子はこの時期が一番よく分かりますね。 そしてこうした建物を構成する構造部分がすべて地元の木というのが大事です。 この地域の気候風土で育った木を使う事で建物の寿命ももちろん長くなります。 そしてそこには腕のいい大工たちの存在が欠かせません。 地元の木、腕のいい大工がそろってこその建物を作っていきます。 この後の豪快な構造部分の建て方も楽しみですね~。 続きをお楽しみに!
by iwaizawa
| 2018-07-14 05:14
| 現場日記~住宅新築~
|
ファン申請 |
||