岩井沢工務所の仕事について
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新築・リフォーム・エクステリアなど住宅に関するお仕事はなんでもやっております。 古民家再生・店舗設計施工もおまかせください。 自社で大工をかかえ、墨付・刻みから大工の手で行っております。 お客様からの信用と信頼を第一に誠実な仕事を行っております。 カテゴリ
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2018年 08月 03日
今から4年以上前、近所の庭師さんから電話があり、伐採した樹木(枝垂桜)を引き取って欲しいとの事。
長年家の敷地にあったシダレザクラ、樹齢もかなり経ち、危険性も増したことから伐採に至ったようです。 先代が大事にしてきたシダレザクラ、何とか生かしたいという施主の気持ちを汲んでの連絡でした。 この時点でどうするのか、どうなるのか分からないままその伐採木を引き取る事に。 そして、引き取った丸太を製材し、家具の製作が進んで来ました。 家具の製作も進み、塗装を行ってから現地へと搬入です。 今回の家具製作のメインでもあるシダレザクラの大きなテーブルが完成です。 天然成分のオイルで塗装を行いました。 少し濡れた感じに仕上がり、木の木目がきれいに見える仕上がりです。 割れや腐れの部分は大工が補修し仕上がっています。 製材した天板をなるべく有効に利用し製作しています。 長さ2.2m×奥行き88cm×高さ70cmの大きなテーブルになりました。 木目もきれいですね。 普段弊社で使用する山桜よりは木目がしっかりしている雰囲気。 材の硬さはほぼ一緒のようです。 製作した太田大工も満足げでした。 こちらはベンチです。 背もたれも付けて大きなベンチが完成。 テーブル同様にこちらもオイルで塗装を行っています。 大人3人が座ってもびくともしない重量感です。 背面はこんな感じです。 背もたれを支える為に支柱も作っています。 すべての木材をシダレザクラの天板からとりました。 なかなかの大仕事でしたね。 テーブルとベンチを作った端材で製作したイスです。 1本の大きな丸太から製材した天板を余す事無く使用して家具製作に生かしました。 製作した家具を配達です。 トラックに積み込み、しっかり養生しベルトで固定して運搬しました。 最重量のテーブルは4人で運ぶことにしました。 搬入時には家具の脚にフェルトを貼り付けました。 重い家具なので引きずるとフローリングに傷がつきやすいのでこうした配慮を行います。 テーブル、ベンチ、イスを搬入。 所定の配置に整えました。 これだけ大きな家具も納まる広いLDKですね。 お施主様からも満足の声を頂き一安心。 ご自宅にあったシダレザクラが家具に変わって帰ってきました。 桜特有の少し赤い木肌。 これから使用するほどにツルツルに変化していくと思います。 家具の搬入も無事に終わり、一安心です。 伐採から家具の製作に入るまでで4年以上が経過。 お施主様も私たちも若干その存在を忘れて来た頃にちょうど乾燥もいい時期になりました。 広葉樹の天板は乾燥に時間が掛かります。 なので伐採から家具の製作まではこのように長~いスパンが必要です。 ご自身の思い出の詰まった木で家具を作るという事はこのように時間が掛かりますね。 乾燥を終え、生の木から資材として生まれ変わったシダレザクラを家具として加工するのは弊社のベテラン大工が担当しました。 製材した天板もすべて使い切り、製作したのがテーブル1台、ベンチ1台、イス2台。 無事にお客様の家に納まりました。 自宅にあったシダレザクラで家具を製作する工程がすべて完了です。 今回もとってもいい仕事が出来ました。 お施主様には感謝です。 ありがとうございました!
by iwaizawa
| 2018-08-03 05:12
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