岩井沢工務所の仕事について
岩井沢工務所HP
新築・リフォーム・エクステリアなど住宅に関するお仕事はなんでもやっております。 古民家再生・店舗設計施工もおまかせください。 自社で大工をかかえ、墨付・刻みから大工の手で行っております。 お客様からの信用と信頼を第一に誠実な仕事を行っております。 カテゴリ
現場日記~住宅新築~ 現場日記~9坪ハウス~ 現場日記~リフォーム~ 現場日記~店舗~ 現場日記~マンション改修~ 現場日記~アパート~ 現場日記~蔵移築再生~ 現場日記~蔵改修~ 現場日記~古民家再生~ 現場日記~小屋~ 施工したお店 古民家移築先募集 古材 おしらせなど イベント案内 いろんな話 近所のお店 遊びなど 外構工事 モリブロ 以前の記事
2024年 03月 2024年 02月 2024年 01月 2023年 12月 2023年 11月 2023年 10月 2023年 09月 2023年 08月 2023年 07月 2023年 06月 more... 検索
ブログパーツ
記事ランキング
|
2018年 08月 30日
盛岡から少し離れた岩泉町で進んでいる住宅新築の現場「岩泉の家」。
「オオツカヨウ建築設計」さんの設計、弊社の施工というタッグで工事が進んで行きます。 地元岩泉町付近で伐採された木材を使用し、弊社の大工が墨付け刻みから行う家づくりです。 冬寒く夏暑い盆地気候の岩泉、そこでも快適に生活できるように大塚さんが設計した住宅です。 設計士さんと弊社大工の家づくりが進行中! どんな住宅が出来るのか今から楽しみです。 現場では建て方作業が無事に終わり、上棟式を執り行うことになりました。 現代の家づくりでは見る事の少なくなった上棟式。 今回は、しっかりと矢羽根を上げての上棟式です。 そんな上棟式を準備からご紹介します。 上棟式の準備は、棟札造りから始まります。 棟札は、大工の神様を祀り、その家の繁栄を願って屋根裏に納める木の札です。 杉の板に弊社の祀る神様の名前を記し、棟札の準備をしていきます。 棟札の裏側には上棟の日付、施主の名前、棟梁の名前、大工たちの名前が刻まれる事になります。 現場の屋根上では大工たちが矢羽根を上げる準備を行っています。 袰岩棟梁を中心に矢羽根を組み立て、五色の布を吹き流す準備ですね。 大きな矢羽根は弊社の先々代の親方から使ってきた大事な道具。 大きくて迫力がありますね。 大きな矢羽には、紅白のさらしをまわしていきます。 作業は坂本大工ですね。 若い大工たちもこうして上棟式の準備に関わり、祭りごとの段取りは受け継がれて行きます。 見事に上がった矢羽根と吹き流し。 迫力がありますね。 遠くからも見え、昔はこの吹き流しを見て上棟式に向かったとも聞いています。 袰岩棟梁が持つのは鯛の尾頭付き。 上棟式には欠かせないおめでたい魚ですね。 こうしたあげものの準備も上棟式には必要です。 そして祭壇ぼ準備も進みます。 大工の図板を掲げ、あげものは海のモノ、山のモノ、里のモノ、そしてお供えの御餅です。 これからお迎えする神様に食べていただく大事な用意ですね。 そして祭壇に向かい拝礼します。 お施主様ご家族、設計士さん、各業者の方、そして大工と続いて拝礼。 これまでの工事の安全に感謝、この先の工事の安全を祈願、そしてこのお家の発展を祈願してみんなで手を合わせます。 建物内での拝礼が終わるとあげものを屋根上に運び上げ、大工たちで拝礼。 建て方に参加した大工たち全員で棟木に祀る神様に工事の安全を祈願します。 この後屋根上から餅撒きを行いました。 無事に上棟式も終わりホッとしました。 屋根上でたなびく吹き流しがとってもいい雰囲気。 後ろにそびえる宇霊羅山にも工事の安全を祈願しました。 とってもいい上棟式になりました! 建て方作業が終わり、建物が無事に上棟。 昔からこのタイミングで上棟式が行われてきました。 足場などがほとんど無かった昔の大工たちは、この上棟までが危険が多く、けがや事故も多かったと聞きます。 無事に上棟し、今後の工事の安全を祈願するお祭りは昔はかなり盛大だったようです。 時代は変わり、現代の建築では上棟という言葉もほとんど聞く事が無くなりました。 でも弊社で行う大工の家づくりでは、やはり建て方から上棟までは大工仕事の一番の見せ所。 こうして上棟式を行っていただけることは本当に感謝です。 これまでの工事の安全に感謝と今後竣工までの工事の安全を祈願し、竣工後のお家の発展も祈願し無事に上棟式が終わりました~。 わたしのおじいさんが作った上棟式の矢羽根もまだまだ現役です。 これからも上棟式を大事に家づくりを進めて行こうと思います。 そんな上棟式の様子をお伝えしました。
by iwaizawa
| 2018-08-30 05:11
| 現場日記~住宅新築~
|
ファン申請 |
||