岩井沢工務所の仕事について
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新築・リフォーム・エクステリアなど住宅に関するお仕事はなんでもやっております。 古民家再生・店舗設計施工もおまかせください。 自社で大工をかかえ、墨付・刻みから大工の手で行っております。 お客様からの信用と信頼を第一に誠実な仕事を行っております。 カテゴリ
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2018年 12月 08日
盛岡市本町通りで進行中の住宅新築の現場です。
今回は、マチナカの狭い敷地に住宅と駐車スペースを確保するため、おのずと3階建ての建物となりました。 弊社ではなるべく地域材を使いなおかつ大工の技術を生かした家づくりを目指します。 木造3階建ては、構造計算が要るため通常はプレカットによる工場生産の建物構造を基本にしています。 そこをあえて大工の手刻み、構造材には盛岡市産材を使おうという試みにチャレンジしました。 もちろん建物も個性的な外観と内装を計画。 大工が技術を生かした家づくりを計画しています。 現場では、大工たちによる階段の設置作業と内装作業、弊社作業場では造作家具の製作が進んでいます。 そんな家づくりの現場をご紹介して行きます。 2階リビングでは坂本大工が内装仕上げの造作作業中。 天井の梁の様な木の仕上げ作業を行っています。 近くで見るとこんな感じ。 赤松の板を張り合わせていますね。 クランプを使って締め合わせ、赤松の梁の様な仕上がりにしていきます。 何の化粧でしょうか? 施工前はこんな感じでした。 木造3階建てを支える大きな梁が天井から見えている部分。 準耐火構造とするために石膏ボードでその梁材を覆っていました。 この梁を本物の木でさらに覆い、赤松の梁材のように仕上げようという試みです。 3階ではクロス貼りの内装仕上げが進みます。 壁や天井のボードのジョイント部分にパテを掛けて平滑に仕上げて行きます。 クロスが貼られて行くと一気に白く仕上がります。 壁と天井が白くなると部屋がいきなり明るくなります。 部屋の印象がガラッと変わる瞬間です。 クロス屋の職人さんたちは続いて2階のリビングの施工へと進んで来ました。 天井のクロス貼りはこんな風に進みます。 2人掛かりでノリを付けたクロスを天井に張って行きます。 きれいに隙間なくクロスを貼っていくのも職人の技ですね。 弊社作業場での造作家具の製作も進んでいます。 下舘大工が作っているのは、キッチン背面収納の引き出しの部分ですね。 シナベニヤで箱を作り、スライドレールを取付中です。 収納本体に合わせて引き出しを作り、組み合わせて仕上げて行きます。 こうして作業場で造り付の家具を製作し、現場へ搬入し取り付けられて行きます。 弊社の大工たちは、木造の構造だけでなく、こうした造作家具の製作までこなす技術を持つ大工たちです。 2階リビングではクロス貼りの作業もほぼ完了。 キッチンまわりの壁の仕上げ作業も進んでいました。 キッチンを囲むように作られている腰壁には赤松の板材を横に張っています。 部屋全体が白く変化し、この部分がいい感じに見えて来ます。 続いて大工たちは階段仕上の作業。 坂本大工は1階から2階へと上がる階段の仕上げ。 センのササラ桁に段板を設置する作業です。 段板を1枚1枚桁に合わせて加工し、取り付けて行く作業です。 小瀬川棟梁は2階から3階へ上がる階段の施工を担当。 ササラ桁と段板が接する部分を微妙に加工して取り付けて行きます。 木造3階建ての建物にこうした木がむき出しの階段を作るのは技術的にも法的にもなかなか難しい部分があります。 こうした細かな仕上がりにも大工の技術がしっかりと生かされて行きます。 階段の上側から1段ずつ段板が取り付けられて行きます。 地元岩手県産木材をこうした部分にも使って仕上げて行きます。 出来上がりが楽しみですね! 弊社では初めて取り組む地域材を使った木造3階建て住宅の建物が進行中。 今回は、構造設計の設計士、意匠設計の設計士、製材所、大工の棟梁が事前に打合せし何度も構造を変更しながら進めてきました。 たくさんの技術者が協力しないとなかなかうまく進みません。 みんなの協力で無事に進んできた木造3階建ての現場です。 大工たちが進めてきた盛岡市産の構造の建て方作業も無事に終了。 現場では外部の作業がほぼ完了、弊社作業場では室内の仕上げに使用する造作材の加工作業が進んでいます。 外壁にも床板にも階段にも地元岩手の木材を使っています。 地元で採れた木材が地元の建物を支えるという地域での資源の循環を大事にした家づくりです。 もちろんそこには地元の大工がしっかりと技術を生かして作業を進めて行きます。 いい建物を作るためいい素材、いい職人が力を発揮して作るという仕事を大事にしていきます。 現場での作業の様子を順次お伝えして行きます。 続きをお楽しみに!
by iwaizawa
| 2018-12-08 04:31
| 現場日記~住宅新築~
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