岩井沢工務所の仕事について
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新築・リフォーム・エクステリアなど住宅に関するお仕事はなんでもやっております。 古民家再生・店舗設計施工もおまかせください。 自社で大工をかかえ、墨付・刻みから大工の手で行っております。 お客様からの信用と信頼を第一に誠実な仕事を行っております。 カテゴリ
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2018年 12月 18日
盛岡市本町通りで進行中の住宅新築の現場です。
今回は、マチナカの狭い敷地に住宅と駐車スペースを確保するため、おのずと3階建ての建物となりました。 弊社ではなるべく地域材を使いなおかつ大工の技術を生かした家づくりを目指します。 木造3階建ては、構造計算が要るため通常はプレカットによる工場生産の建物構造を基本にしています。 そこをあえて大工の手刻み、構造材には盛岡市産材を使おうという試みにチャレンジしました。 もちろん建物も個性的な外観と内装を計画。 大工が技術を生かした家づくりを計画しています。 現場では、大工たちによる階段の設置作業と内装作業、弊社作業場では造作家具の製作が進んでいます。 そんな家づくりの現場をご紹介して行きます。 現場では大工たちの階段設置作業が進んでいます。 力桁に厚い段板を取り付けて階段を形成しています。 なかなか見ない形状の階段ですね。 いい雰囲気に仕上がってきました。 ここの階段の担当は坂本大工。 段板1枚1枚をノミで加工し設置して行きます。 無垢の板で出来ている階段の板は大工がこうして手作業で加工して作られて行きます。 大工の技術を生かした仕上げですね。 正面から見るとこんな感じです。 階段上部の狭い部分、天井面から下の幅の広い部分があります。 ここと手摺の納まりがみそですね。 そして太いセンの桁がどっしりと存在感を表しています。 階段本体が完成です。 ここから手摺にする鉄骨の採寸作業。 この木で出来た階段をきれいに見せる為、手すりは存在感をなるべく出さない仕上がりに計画します。 弊社作業場では下舘大工が造作家具を製作中。 キッチン後ろの背面収納の仕上げ作業。 家具の本体を形成する板を木取り中ですね。 造作家具も弊社の大工たちが作って行きます。 背面収納の引き出しユニット部分ですね。 引出しも取り付けられいい感じに仕上がってきました。 現場へ搬入し設置しました。 家具の本体のユニットを設置しその上に無垢の木の天板を載せて行きます。 家具の各寸法はお施主様と打合せして決めたオーダーの家具がこうやって出来上がって行きます。 3階では床板の塗装作業も進んでいます。 唐松の床板には、天然成分のワックスを塗布していきます。 松脂と蜜蝋の入ったワックスで仕上げると少し濡れた感じの色合いに変化します。 3階の階段まわりには手すりを設置。 本当の手すりは鉄工所に発注していますが、かなり作業が混みあい納期が掛かるようでした。 よって、建築の完了検査には木製の手すりを設置して対応します。 3階のホール部分。 クロス貼りと床の塗装が完了しほぼ仕上がりました。 窓からは中津川も見えています。 とてもいいロケーションのホールです。 坂本大工は階段設置の後は弊社作業場で木の加工作業。 ウッドデッキに使用するヒノキの加工ですね。 デッキ材を木取りし、最後にサンダーでヤスリを掛けて仕上げて行きます。 カンナではなくやすりで仕上げるのは、塗料の吸い込みを良くするためです。 外壁と同様に黒い木材保護塗料を塗ります。 ヒノキは脂分が強く、カンナで仕上げると塗装をはじいてしまいます。 その為ヤスリを掛け表面をザラザラに仕上げてから塗装します。 しっかりと塗料が染み込みいい仕上がりです。 玄関周りでは仕上げのモルタル塗りの作業も進みます。 玄関ポーチのコンクリートにモルタルを塗って形を整えます。 この後に仕上げの黒いモルタルを塗ります。 まずは下地の作業ですね。 仕上げ作業が進む現場。 12月に入り暗くなるのが早いですね。 明かりを点けて作業すると窓がこんな風に見えます。 弊社では初めて取り組む地域材を使った木造3階建て住宅の建物が進行中。 今回は、構造設計の設計士、意匠設計の設計士、製材所、大工の棟梁が事前に打合せし何度も構造を変更しながら進めてきました。 たくさんの技術者が協力しないとなかなかうまく進みません。 みんなの協力で無事に進んできた木造3階建ての現場です。 大工たちが進めてきた盛岡市産の構造の建て方作業も無事に終了。 現場では外部の作業がほぼ完了、弊社作業場では室内の仕上げに使用する造作材の加工作業が進んでいます。 外壁にも床板にも階段にも地元岩手の木材を使っています。 地元で採れた木材が地元の建物を支えるという地域での資源の循環を大事にした家づくりです。 もちろんそこには地元の大工がしっかりと技術を生かして作業を進めて行きます。 いい建物を作るためいい素材、いい職人が力を発揮して作るという仕事を大事にしていきます。 現場での作業の様子を順次お伝えして行きます。 続きをお楽しみに!
by iwaizawa
| 2018-12-18 04:50
| 現場日記~住宅新築~
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