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岩井沢工務所の仕事について
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新築・リフォーム・エクステリアなど住宅に関するお仕事はなんでもやっております。 古民家再生・店舗設計施工もおまかせください。 自社で大工をかかえ、墨付・刻みから大工の手で行っております。 お客様からの信用と信頼を第一に誠実な仕事を行っております。 カテゴリ
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2019年 03月 18日
少し前にご紹介した県産アカマツ材を使ったベンチ製作のお話しの続き。
このベンチ製作は、県庁の方々と取り組むパブリックスペース(公共の空間)の木質化の実験でもあります。 地域材を使い、いろんな方々が行き来する空間を木質化できないかという命題を実際の空間で実証してみるという実験。 先週の土曜日、岩手県庁6階のエレベーターホールを実証実験の場所として各方面の方々と一緒に手弁当で製作・設置の作業を行いました。 そんなベンチの製作・設置の様子を何回かに分けてご紹介して行きます。 2週間ほど前に製作したベンチの下となる集成材の部材。弊社の作業場に山積みにされていました。 これを実証現場である県庁へと運搬です。 これだけの量、まずは運ぶことだけでも大変です。 弊社のトラック2台に分けて積込です。集成材の板を重ねて組み合わせてあるので、トラックに積み込んでも固定するのが大変です。 製作時に出てきた木っ端を板の隙間に挟み込み、ベルトでしっかりと縛って運搬です。 岩手県庁に到着。うちの大きなトラックが県庁に来るというのは珍しいですね。 議会棟との間のピロティ部分に天井との高さギリギリで入りました。 トラックにぎっしりと積み込まれた部材を下ろしていきます。この部材を下ろすだけでも大変な作業ですね。 これからこの部材たちをヤスリ掛けして、塗装して、6階に運んで、組み合わせて・・・・。 作業はまだまだ先が長いですね~。 最初の仕事は、ピロティ部分に養生用のブルーシートを敷き、その上に運んできた部材を下ろす作業。県庁の林業振興課の方々にお手伝い頂き、どんどん荷物を下ろして並べて行きます。 おろした部材たちは、まずはヤスリ掛けの作業。人が座る座面の部分、背もたれの部分、そして赤松集成材の角のササクレ部分にヤスリを掛けて手触りよく仕上げて行きます。 弊社の小瀬川大工も部材製作から設置作業まで関わります。 部材を立ててボランティアのスタッフ総出で作業開始です。みんなで協力すると一気に作業が進んで行きますね。 続いては天然成分のオイルで塗装の作業。清水畑建設の社長と林業振興課の佐々木さんで塗装のシミュレーションです。 座面や背もたれ、ベンチの側面など塗装すると塗装の方法を確認し、ボランティアスタッフみんなで塗装の作業を進めて行きます。 ヤスリ掛けの作業と塗装の作業を同時に進行。スタッフ総出で一気に作業が進みます。 行政職員の方々、設計事務所協会の方々、委員会のメンバー、弊社の大工たち、清水畑建設の大工さん、みんなで一丸となって作業する姿はいいですね。どんな仕上がりになるのかとても楽しみです。 今回は、材料搬入からヤスリ掛け、塗装の作業までお伝えしてきました。 次回は、県庁6階での搬入と6階での組み立ての様子をご紹介しようと思っています。 今回のベンチなどの家具のデザインは秋田公立美術大学の小杉栄次郎先生。 秋田駅の木質化などで手腕を発揮されている方にベンチのデザインをお願いしています。 素材提供は、岩手県森林組合連合会さんや葛巻森林組合さん、高吟製作所さんが協力。 部材の製作は、弊社岩井沢工務所と清水畑建設さんと県庁林業振興課さんが担当。 現地でのボランティアには、建築事務所協会の方々、県庁林業振興課の方々、小杉先生とスタッフの方々、その他大勢の方々が集合。 たくさんの方々に集まっていただき、現場はすごくいい雰囲気でした。 どんな木質化の実証実験が出来るのか、今からとっても楽しみです。 それでは続きもお楽しみに!
by iwaizawa
| 2019-03-18 05:04
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