岩井沢工務所の仕事について
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新築・リフォーム・エクステリアなど住宅に関するお仕事はなんでもやっております。 古民家再生・店舗設計施工もおまかせください。 自社で大工をかかえ、墨付・刻みから大工の手で行っております。 お客様からの信用と信頼を第一に誠実な仕事を行っております。 カテゴリ
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2019年 06月 04日
盛岡市西仙北で進む住宅の建替え工事の現場です。
こちらの現場は、既存の古い家(軽量鉄骨造)の建物を解体し、地元の木をふんだんに使った木造住宅を新築するという内容です。 現地での基礎工事と弊社作業場での大工の刻みが終了し、現地での建て方作業が進んで来ました。 無事に建て方作業も終わり、屋根下地まで出来上がりました。 続いては、建物内部の下地造りや、外周部の下地作業となります。 地元岩手県産、盛岡市産の木材をふんだんに使い、大工の技術を生かした家づくりが次の段階へと進んでいきます。 建て方作業が完了し、外周部の構造用面材の施工が完了した現場の外観。 片流れ屋根の建物外観がおおよそ見えて来ました。 シンプルな建物形状です。 ここから断熱施工が進むことになります。 まずは入荷してきたサッシの設置作業です。 外周部の構造用面材をくり抜き、窓の開口部を作る作業ですね。 現場の室内には開口部から日光が入り、徐々に明るくなっていきます。 サッシの開口部設置と共に一部では断熱材の施工も開始。 こちらは室内側の充填断熱の施工です。 間柱と柱の間にフワフワのグラスウール断熱材を入れて行きます。 一方、建物外部側では構造用面材に付加断熱の下地となる桟木の取付も進んでいます。 こちらは室内側の充填断熱にさらに外側で断熱性能をプラスする高断熱仕様の施工となります。 構造用面材の外側に設置した下地の間にボード状のグラスウール断熱材をはめ込んでいきます。 建物を外側からぐるっと断熱材で包むという施工方法です。 建物の外側が徐々に白い断熱材で覆われていくのが分かりますね。 このようにおおよそ4cmの高性能断熱材で覆われていきます。 外周部全体が断熱材で覆われました。 室内側の充填断熱材と合わせて合計15cmほどの断熱材となります。 しっかり断熱材を入れて、冬暖かく夏涼しい建物を作っていきます。 付加断熱を入れるとすぐに外側を防水透湿シートで覆います。 ここまでが一連の作業となります。 付加断熱材が雨に濡れない様に一日で施工できる範囲を決めて、シート張りまで終える様に施工を進めて行きます。 室内側の断熱施工も進んでいきます。 断熱材が入り、横方向に胴縁と言う下地材が設置されて行きます。 胴縁は、断熱材をしっかりと固定する目的と壁自体を長く平滑に保つための大事な下地です。 2階のさらに上部の屋根裏部分。 ここに石膏ボードで壁を作る作業が進んでいました。 完成すると見えなくなる部分に壁を作るってどういう事かな?と思いますね。 これは火事の際に延焼時間を確保するための防火壁の構造です。 天井下地の前に防火構造の準備を進めて行きます。 室内では壁の断熱施工に続き、気密シートの施工も始まりました。 1階と2階の境部分は、気密シートを張って先ほどと同様の防火構造の石膏ボード張りを進めます。 完成すると見えなくなる部分を先行して施工していきます。 こちらの2階上部の屋根裏スペースです。 天井下地の前にシートを張って断熱施工の準備です。 ブローイング工法での断熱材施工の前に屋根通気を確保できるようにシートを張って準備します。 これで断熱材の厚さを確保し、さらに屋根の通気を確保できます。 サッシの取付作業も進んでいます。 サッシ下部には黒いシートを敷いています。 こちらは特殊な素材、ブチルゴムシートです。 将来サッシが壊れて漏水しても木構造に影響を与えない様に敷いています。 サッシの取付、断熱材の施工、気密シートの施工、外周部の防火構造の施工と室内の下地作業がどんどん進んでいきます。 まずはこうした建物性能をしっかりと担保する地味な作業が進んでいきます。 外観も大きな変化が無いように見えますね。 でも、建物性能を確保するための施工がどんどん進んで来ました。 まずはこうした下地作業が中心に進む現場の様子でした。 建て方作業が終わり、内部外部の下地作業が進む現場の様子でした。 この頃の現場は、構造材や下地の木材がしっかりと見えて木造建物らしくとても好きですね。 現場に行くと木の匂いがいっぱいです。 大工たちは、サッシの取付、断熱施工、気密施工、防火構造の施工と作業を進めています。 近隣の山から切り出してきた木材たちがこうして構造材となってこれから何十年と建物を支えて行きます。 地元の建物にはやはり地元で採れた木材が一番だと思います。 全国屈指の木材産出県でもある岩手。 樹種も豊富で柱には杉、桁は梁には赤松と唐松、土台にはヒノキや栗、床板には各種広葉樹や針葉樹。 ほぼすべて県産材で揃えられるのも岩手県の特徴です。 地元の木を使い、大工の技術を生かした家づくりが進んでいきます。
by iwaizawa
| 2019-06-04 04:47
| 現場日記~住宅新築~
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