岩井沢工務所の仕事について
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新築・リフォーム・エクステリアなど住宅に関するお仕事はなんでもやっております。 古民家再生・店舗設計施工もおまかせください。 自社で大工をかかえ、墨付・刻みから大工の手で行っております。 お客様からの信用と信頼を第一に誠実な仕事を行っております。 カテゴリ
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2019年 07月 16日
盛岡市中央通りの居酒屋「茶の間」様の店舗建替え工事が進行中。
中央通りと言うと分かりにくいのですが、映画館通りのローソンの裏手と言ったあたりですね。 創業は昭和初期という歴史のあるお店です。 今回は、かなり古くなった既存のお店を解体し、新しいお店を新築するという仕事になります。 道路は狭く、車の通りは多く、敷地はギリギリという施工者泣かせの立地条件ですが、大工と一緒に頑張って施工を進めて行きたいと思います。 建物の設計は「和見設計舎 中村孝幸建築士」です。 経験豊富なベテラン建築家と弊社のベテラン棟梁がタッグを組んでの仕事になります。 工事も順調に進み、現場での建て方作業が始まりました! そんな工事の様子を少しずつご紹介して行きます。 土台敷きが完了した現場の全景。 両隣りの建物境界ギリギリに足場が掛かり、道路側もギリギリまで使っての現場作業。 とにかく敷地をフルに使っての新築工事です。 建て方作業の始まりは柱立ての作業から。 まずは四隅に立つ通し柱の柱立てから。 約6mの通し柱を立てて、倒れない様に仮筋交いで固定して作業を進めて行きます。 外周部に番付順に並柱を立てかけて用意。 外周部の桁材を掛けて行きます。 いよいよ建て方作業が本格的に進み始めました。 外周部の桁材を掛け、続いて中周りの梁を掛けて行きます。 敷地ギリギリの工事なので、次に使う梁材は室内の土間に置いての作業。 もちろん大工たちの手作業で建て方が進んでいきます。 梁がたくさん掛かり、1階部分の構造がだいぶ出来上がて来ましたね。 土台は国産ヒノキ、柱や桁梁材は岩手県産盛岡市産の杉・赤松・唐松を使用しています。 地元の木材が建物の構造をしっかりと支えています。 1階の建て方作業が進む間には、弊社作業場では次の工程(2階の構造材)の木材たちがスタンバイ。 トラックに積み込みやすいようにバンドで結束されて出番を待っていました。 隣のビルの階段室から撮影。 建て方の全景が見えます。 大きな格子状に組まれた木の構造がしっかりと見えますね。 いよいよ建て方作業も進み、建物が現地で立ち上がり始めました! 道路境界ギリギリまで建物が建っています。 木材を搬入するのも一苦労の建て方作業です。 1階の構造の組み上げを終え、次の工程の木材を搬入するという段取りで少しずつ作業が進んでいきます。 1階部分の構造が組み上がり、大工たちは金物の取付作業です。 梁と梁の接合部分に金物を取り付けて行きます。 ボルトを取り付けると構造がしっかりと固まり、構造材の上を歩いても揺れが減ってきます。 井桁状の構造がしっかりと固定されてきました。 赤松の梁材を唐松の梁材が混在する構造部分がほぼ完成ですね。 続いての作業は間直しの作業です。 柱に風防下げ振りを取り付ける袰岩棟梁。 この道具は柱の傾きを確認する道具です。 水糸と分銅がアルミの角柱の中に入っており、風が強い日でも糸が揺れる事が無い様に作られています。 下げ振りの下部にある小窓を確認する棟梁。 ここで先の尖った分銅がどの位置を示すのかを見る事で柱の傾きを確認しつつ、建物の傾きを調整する事で建物を真っ直ぐ垂直に建てていきます。 地味な作業に見えますが、とっても大事な作業ですね。 風防下げ振りを見ながらターンバックルを使って構造を矯正していきます。 ネジの部分を回し、金属の棒を引っ張る事で構造を斜めに動かしていきます。 矯正作業を行う時にはギシギシ構造材たちがきしむ音が聞こえて来ます。 矯正前の下げ振りの様子。 分銅が目印の左側を差していますね。 おおよそ3分(9mm)ほど柱が右側に傾いている状態ですね。 ターンバックルで矯正後の下げ振り。 分銅がほぼ中央を示していますね。 これで柱の傾きが解消され、建物が真っ直ぐ立ったことになります。 この他、構造材の通りもチェックし真四角の垂直な構造を作り上げていきます。 間直し作業の最後が仮筋交い入れの作業。 構造材の通りと柱の垂直を確認し、しっかりと決まった部分から仮筋交いを入れて行きます。 これで構造材がしっかりと固定されて固まります。 こうして次の工程へと作業が進んでいきます。 弊社作業場で進めてきた大工たちの墨付け刻みの作業が完了し、いよいよ現地での建て方作業が始まりました! 袰岩棟梁が中心となり進めてきた墨付け刻みの作業、続いての建て方作業も棟梁が中心に作業が進むことになります。 弊社の家づくり、この棟梁がすべての作業の中心となり進むことになります。 そして建物の構造材にはもちろん岩手県木材をふんだんに使い、大工の技術をしっかり生かした建物なります。 盛岡市近郊の杉、赤松、唐松を使った構造材の組み上げ作業が進む様子をお伝えしてきました。 いよいよ現場での建て方作業が本格的に始まりました! 昭和初期からある居酒屋の建替え工事が進行中です。 工事の様子を少しずつお伝えしていきます。 続きをお楽しみに!
by iwaizawa
| 2019-07-16 04:32
| 現場日記~店舗~
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