岩井沢工務所の仕事について
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2019年 11月 11日
先日、岩手県森林組合連合会さんにお声を掛けていただき、木材の伐採現場の見学に行ってきました。
盛岡市川目の金沢林業さまの杉林。 樹齢100年を超える杉林、なかなか見れない貴重な伐採現場の見学です。 樹齢100年を超える杉林です。 高さおおよそ40mほどの杉・・・・すごい迫力です。 この日も少し風があり、大きく揺れる杉の木、100年以上揺れながら立ってきたと思うと不思議な気分です。 すでに伐倒してあった杉の丸太と人を比べると木の太さ、長さ、そして林の高さが分かりますね。 100年以上かけて育つ山林の迫力がすごいですね。 そしてこの杉は金沢林業様の先祖が100年先を見越して植えたモノ、林業はこうした長い年月を掛けて孫やひ孫へ受け継がれて行く事業です。 すごいですね。 丸太の小口を見ながらここの杉の特徴を解説いただきました。 年輪が非常に密に並んでいて、非常にきれいな木目の杉材です。 特に地上から6mほどまではほとんど節の無いいわゆる役物が採れるという事です。 丸太を挽く際の挽き方で柾目や板目などの木目を生かした木取りができます。 すでに倒してあった杉の玉切りを見学。 木取りを考えてこの段階でどこで何メートルで切り出すのかを考えるそうです。 山で木を伐り出す職人さんと木を使う大工との連携もこの先の課題と感じました。 すでに倒した杉の丸太の近くで見学。 やはりその長さに驚きです。 杉材は見た目は長さもあり細く見えるのですが、こうして近くで見学するとその太さを実感できます。 そして伐採作業の見学も行われました。 チェーンソーの音が鳴り響き、少しずつ傾く杉の木。 スローモーションのようにゆっくりと杉の木が傾いていきます。 倒れる瞬間のドっシーンという地響き。 すごい迫力でした。 木の倒れる方向も予定通りピッタリでした。 職人さんの技術もすごいですね。 伐採現場の見学を終え、少し山を上がると見晴らしのいい場所がありました。 東北電力さんの鉄塔が建つ場所ですね。 そこから盛岡の街が見えました。 向かい合う紫波三山もきれいに見えますね。 近くの広葉樹の林はすっかり紅葉です。 こちらは何年か前の伐採地のようですね。 伐採後はそのまま放置しておくと広葉樹が生えてくるのが岩手の山。 雑木林へと育っていきます。 今回は森林組合さんにお声がけいただき、貴重な山の伐採現場を見学出来ました。 樹齢100年を超える杉林はなかなかないそうです。 100年前に植えた先祖の思い、そして100年間森林を管理してきた方々の思いが詰まった杉林を見たような気がしました。 森林経営はとても長いスパンで行うもの、現代のスピードある社会とはうまくつながらない面もあると思います。 でもこうした気の遠くなるような長い期間でしか成り立たないモノがあるという事が大事だと思います。 現代社会が忘れがちな大事な部分を今後伝えられたらと思いました。
by iwaizawa
| 2019-11-11 04:30
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