岩井沢工務所の仕事について
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新築・リフォーム・エクステリアなど住宅に関するお仕事はなんでもやっております。 古民家再生・店舗設計施工もおまかせください。 自社で大工をかかえ、墨付・刻みから大工の手で行っております。 お客様からの信用と信頼を第一に誠実な仕事を行っております。 カテゴリ
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2020年 02月 28日
隣県秋田の田沢湖で進む平屋の住宅新築の現場。
毎年冬場に助っ人をお願いしている美郷町の大工さんたちが手伝ってくれることもあり、寒さ厳しく雪の多い冬の時期ですが施工することになりました。 盛岡より寒さの厳しく雪も多い地域という事もあり、断熱性能は北海道並の仕様で施工します。 そして敷地の広さを存分に生かし、平屋の建物を計画。 もちろん地元の本物の素材を使い、大工の技術をしっかりと生かした建物に仕上げていきます。 弊社作業場での大工の刻みの作業が完了し、いよいよ現地での建て方作業が進んでいます! お施主様にも刻みを体験いただき、その刻みを行った構造材も建て方作業に登場します。 建て方作業が進む現場の全景。 クレーンを使っての構造材の建て方作業が進んでいます。 まずは、建物全体の構造材の組み方が進んでいます。 おおむね構造が組み上がっていますね。 平屋なので建物構造は1階部分のみ。 土台にはヒノキ、柱には杉、桁梁には唐松を使用しています。 隣県ではありますが、岩手県産木材を使用しています。 お施主様親子に刻みを手伝ってもらった杉の化粧梁も設置が完了しています。 この杉の曲がった梁のある空間がリビングとなる計画です。 地上では建て方に使う構造材をクレーンで吊り上げる作業が進んでいます。 地上担当は、秋田の鈴木大工親子が担当です。 ロープで梁を縛り、クレーンで次々に指定の場所へと運んでいきます。 リビング天井の登り梁の組み方が始まりました。 現地で待つのは小瀬川棟梁です。 桁の上に立ち、登り梁がやってくるのを待っています。 クレーンで吊り上げた登り梁がやってくると組み方作業が始まります。 手でクレーン運転手に指示を出しながら所定の位置に梁を下ろします。 まずは、おおよその位置に下ろし、そこから微調整しながら下ろす位置を決めて支持を出します。 梁の下側をホゾに差し込み、上側を束に差すという作業です。 この段階では梁が外れて落ちる可能性があるので吊り上げロープは掛けたままの作業です。 梁がしっかりと固定されるとロープをほどき梁の運搬が終了です。 クレーンは次の梁材の吊り上げの準備に取り掛かります。 2本目の登り梁の組み方が始まりました。 登り梁の組み方作業は、秋田の高橋大工と小瀬川棟梁のタッグで進みます。 こうした工程を何度も繰り返し梁材がどんどん組み込まれていきます。 この梁はなかなかホゾにうまく入らないようです。 小瀬川棟梁が脇から、高橋大工が上から息を合わせてカケヤを叩きます。 脇と上から同時に衝撃を加えだんだんホゾに入っていきます。 登り梁の梁架けの作業もあと少しのところまで来ました。 現場にはカケヤを叩く「コーン」「コーン」という音が響きます。 最近は少なくなった昔ながらの大工の建て方作業ですね。 リビングの天井に配置された化粧梁と登り梁の構造が組み上がりました。建物を構成する構造材を表した見事な空間が出来ていきます。 完成が楽しみですね。 リビング天井の梁組が出来上がると次の工程は屋根下地です。 母屋を掛ける準備が始まりました。 クレーンに手伝ってもらいながら母屋材を上へと上げます。 母屋掛けの作業が進みました。 屋根勾配に合わせて少しずつ高さを変えて母屋を掛けると全体でゆっくりとした勾配が出来ていきます。 奥の田んぼ側に屋根の勾配を付けて傾斜していきます。 続いては、リビングの天井部分に断熱材を入れる作業です。 後から施工するのが難しいリビングの登り梁の空間は、マット状の断熱材を何層か入れて厚さを確保しながら断熱施工を進めていきます。 断熱材入れが完了すると、母屋の上に垂木を掛ける作業です。 母屋の傾斜の通りに水下に向かって垂木がずらっと並びます。 母屋と垂木は、横方向の強度が高い唐松材を使用しています。 野地板張りの作業です。 垂木の上に唐松の薄い板を並べて釘で留め付けていく工程です。 合板ではなく無垢の唐松の板を使用しています。 広い屋根面が出来ていきます。 建て方も順調に進み、家全体の構造が組み上がってきました。 屋根形状もほぼ出来上がり、建物全体の形も見えてきました。 平屋の建物は低いフォルムで屋根が広く豪快に見えますね。 自然豊かな田沢湖の土地に合う建物が見えてきました。 大工の刻みが完了し、いよいよ現地での建て方作業が始まりました。 今回も地元の木材を使い大工の技術をしっかりと生かした建物の構造です。 そしてお施主様も刻みに参加して仕上げた化粧梁も登場です。 冬場の田沢湖地域は、寒さは盛岡とほぼ同じ、雪は倍以上積もります。 施工条件は厳しいのですが、地元秋田の大工さんたちと協力しながら施工を進めていきます。 内装も外観も地元の木材をふんだんに使った田沢湖らしい住宅を計画しています。 そして断熱性能もしっかり確保し、過ごしやすい住環境の建物になります。 施工の様子は随時ご紹介していきます。 続きをお楽しみに!
by iwaizawa
| 2020-02-28 05:23
| 現場日記~住宅新築~
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