岩井沢工務所の仕事について
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新築・リフォーム・エクステリアなど住宅に関するお仕事はなんでもやっております。 古民家再生・店舗設計施工もおまかせください。 自社で大工をかかえ、墨付・刻みから大工の手で行っております。 お客様からの信用と信頼を第一に誠実な仕事を行っております。 カテゴリ
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2020年 03月 17日
盛岡市下太田の区画整理の地区で進む古材を使った住宅新築の現場です。
今回は、お施主様の希望で新築住宅の一部に古材を組み込んで住宅を計画しています。 盛岡市産・岩手県産木材をふんだんに使い、その一部に岩手の古民家の素材たちが使われることになります。 どんな建物になるのか今から楽しみです! 現場での基礎工事と弊社作業場で進めてきた大工の刻みも完了し、いよいよ現地での建て方作業へと工程が進んできました。 現場で木組みの構造が一気に組み上がり始めました! そんな建て方作業の様子をご紹介していきます。 建て方2日目は、1階で組み上がった構造部分の間直し作業からスタートです。 土台、柱、桁と組まれた構造は一見しっかりしているように見えますが、この段階では実はまだ真っすぐには建っていません。 鋼製のブレースを入れて間直しという作業を進めていきます。 大工たちが間直し作業を進めている間にクレーン車がやって来て作業の準備に取り掛かります。 間直しが終わると2階の床下地の合板を吊り上げたりと重量のある資材の荷揚げ作業が待っています。 柱に下げ振りを設置し、柱の傾きを見る大工たち。 微妙な角度を調整し、建物構造の垂直と水平をしっかりと調整していきます。 間直しは、今後の作業を効率的に進めるためにも重要な作業となります。 柱に設置した風防下げ振りという道具。 アルミ製の角柱の中に下げ振りが入っています。 風の影響を受けずに下げ振りを確認できる便利な道具ですね。 振り子が差す目盛りを読みながら柱の垂直を確かめていきます。 間直しが完了し組み上がった1階の桁まわりの構造です。 井桁状の構造は、すべて地元盛岡市産の唐松材が構成しています。 地元の木を使いしっかりした建物構造を作って行きます。 2階の床下地となるネダレス合板を敷き、2階の柱建ての作業が始まりました。 作業床ができ、安全に2階の建て方作業が進められます。 再び杉の柱が立ち、1階と同様の建て方作業が進んでいきます。 杉の柱の上に唐松の桁が載り1階と同じような構造が組み上がっていきます。 2階の建て方作業はクレーンが手伝ってくれてスムーズに作業が進んでいきます。 2階も間直し作業を経て次の工程へと進みます。 2階の構造が組み上がり、間直しが終わると屋根の構造へと工程が進みます。 2階の構造の上に束を立て、母屋という屋根の骨組みを載せていく工程です。 ここでも横方向に設置する母屋は唐松材を使用しています。 母屋の上に垂木が載りました。 垂木が載ると屋根の形が見えてきます。 この垂木も唐松材を使用しています。 屋根の上に上がると垂木がこんな風に見えてきます。 2階の桁、母屋、垂木と唐松で出来ている構造がきれいに見えていますね。 木組みで出来ていく木造住宅の構造がとってもいい雰囲気です。 垂木が組み上がると野地板張りの工程へと進みます。 ここでもクレーンが作業を助けてくれます。 重い野地板の束を地上から一気に屋根上へと荷揚げしてくれます。 そして荷揚げされた野地板はすぐに張られていきます。 垂木の上に並べた野地板を釘で打ち付ける作業です。 板を並べる人、釘を打つ人、2人1組で作業が進んでいきます。 2階の上屋根が野地板張りまで完了です。 すぐに屋根屋さんがやって来てルーフィングを敷いてくれました。 そして大工たちは下屋根の準備に取り掛かります。 下屋根も上屋根と同様に母屋を掛け、垂木を載せるという工程で作業が進んでいきます。 下屋根も野地板が張られて屋根の下地が出来上がりました。 野地板も構造材と同じ唐松の板を使用しています。 無垢の唐松の野地板は、この後何十年も屋根を支えてくれる大事な下地です。 建て方作業も無事に完了です。 1階2階の構造と屋根下地まで無事に完成しました。 雨や雪が降ってもいい様にシートで養生するとひと段落です。 弊社作業場で進んできた刻みの作業も完了し、いよいよ現地での建て方作業が進み始めました。 今回は、2階の構造から屋根まで組み上げる工程をご紹介しました。 機械化が進む現代ですが、対照的でもある大工の手仕事がとても清々しく見えますね。 今回の建物は、古民家の古材も使った少し変わった家づくりとなります。 地元の木材をふんだんに使い、大工の技術を生かした家づくりが次の段階へと進んできました。 建て方作業が進む現場作業の様子を引き続きご紹介していきます。 続きをお楽しみに!
by iwaizawa
| 2020-03-17 04:29
| 現場日記~住宅新築~
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