岩井沢工務所の仕事について
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新築・リフォーム・エクステリアなど住宅に関するお仕事はなんでもやっております。 古民家再生・店舗設計施工もおまかせください。 自社で大工をかかえ、墨付・刻みから大工の手で行っております。 お客様からの信用と信頼を第一に誠実な仕事を行っております。 カテゴリ
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2020年 03月 26日
盛岡市下太田の区画整理の地区で進む古材を使った住宅新築の現場です。
今回は、お施主様の希望で新築住宅の一部に古材を組み込んで住宅を計画しています。 盛岡市産・岩手県産木材をふんだんに使い、その一部に岩手の古民家の素材たちが使われることになります。 どんな建物になるのか今から楽しみです! 現場での基礎工事と弊社作業場で進めてきた大工の刻みも完了し、いよいよ現地での建て方作業へと工程が進んできました。 現場で木組みの構造が一気に組み上がりました! そんな建て方作業終盤の様子をご紹介していきます。 構造材がほぼ組み上がった現場です。 オーソドックスな切妻屋根の外観が見えてきました。 昔ながらの日本家屋の佇まいがいいですね。 畠山棟梁と古材見え方について打ち合わせ。 玄関ホールの大きな栗の曲り梁もどの程度見えるように仕上げるか、この段階で検討を行っていきます。 建物外周には、構造金物を取り付け、構造用合板を張っていきます。 木の構造に金属のプレートを設置し耐震強度を高め、さらに構造用合板を使って耐力壁を構築していきます。 耐震性は建築基準法を大きく上回るように計算し施工しています。 建物外周の合板部分がどんどん増えていきます。 近年構造用合板を使う事が多くなりましたが、耐震性を高めるためというより、断熱性能を高めるという意味合いが強いですね。 柱間に断熱材がびっしり詰まるように施工できるメリットが大きいですね。 建物外周の構造用合板が施工完了。 続いては、1階床の下地作りの作業。 まずは、大引きという床を支える構造材を設置していきます。 床下の防湿コンクリートの上に鋼製束を設置し、その上に大引きを載せていきます。 大引き間に高性能のグラスウール断熱材をはめ込みます。 ボード状に成型された断熱材は隙間なく床にはめ込むことができ、断熱性能がとても高いのが特徴です。 グラスウールのもう一つの特徴が火災に強い事。 断熱性能と耐火性能が高い建物に仕上がっていきます。 断熱材の上からネダレス合板を敷くと1階の床下地が完成です。 これでほぼ完成時と同じ高さの作業床が出来上がり、室内の下地作業が進む事になります。 サッシも入荷してきました。 準防火地域なので、サッシはほぼすべてが防火仕様のサッシです。 サッシのフレームも枠もとても重く、運搬もかなり大変です。 建て方作業が一段落した1階LDKの様子。 見えている木材のほぼすべてが地元の木になります。 大工たちが作ってきた建物がほぼ形になりました。 今回はこのLDKにこの後古材もやってきます。 2階部分はこんな感じです。 グルっと外周を構造用合板で囲った為、室内は暗い状態です。 作業灯を点けて作業を進めるのは下舘大工です。 まず進める作業は窓の開口。 建物外周の構造用合板を窓の大きさに切り抜きます。 外部から光が入り、少しずつ明るくなっていきます。 開口部にサッシがはめ込まれます。 準防火地域でも使用できる高断熱の樹脂サッシを使用しています。 こうしたサッシの性能も現代の高性能住宅の断熱性能を支えています。 サッシの下部には防水シートを設置。 特殊なゴムシートは、将来サッシが故障し、漏水が起きた際にも躯体になるべく影響を与えないように設置します。 建物はこの後何十年も使い続けられるようにメンテナンスしやすく作る事が大事だと考えています。 サッシの取り付けが進むとだんだん室内が明るくなってきます。 2階もどんどん室内が明るく変化していきますね。 そして壁の断熱施工も進み始めていますね。 屋根では、板金工事が始まりました。 大工が作った屋根下地の上にトタンを折って作った屋根材を設置する作業です。 高性能のメッキ鋼板を使用し、とても耐久性の高い屋根ができます。 今回は横葺きという屋根の葺き方で施工が進みます。 2階の上屋根では、棟換気口の設置が進みます。 屋根裏は換気することが重要になります。 夏場は熱い空気を排出する大事な役目、冬場は湿気のある空気を排出する役目を担います。 弊社作業場で進んできた構造材の刻みの作業も完了し、現地での建て方作業も無事に完了です。 建物の構造が出来上がり、次の工程でもある室内の下地作業が進み始めました。 ここからは、木の構造の中にいろんな下地を作る工程、建物の性能に関わってくる工程が続くことになります。 ここからも大事な作業が続いていきます。 今回の建物は、仕上げに古民家の古材を使った少し変わった家づくりとなります。 地元の木材をふんだんに使い、大工の技術を生かした家づくりが次の段階へと進んできました。 建て方作業が終わった現場作業の様子を引き続きご紹介していきます。 続きをお楽しみに!
by iwaizawa
| 2020-03-26 04:39
| 現場日記~住宅新築~
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