岩井沢工務所の仕事について
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新築・リフォーム・エクステリアなど住宅に関するお仕事はなんでもやっております。 古民家再生・店舗設計施工もおまかせください。 自社で大工をかかえ、墨付・刻みから大工の手で行っております。 お客様からの信用と信頼を第一に誠実な仕事を行っております。 カテゴリ
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2020年 03月 27日
今週月曜日からオープンしている盛岡駅前のビアホール「ビアベースベアレン盛岡駅前」のテーブル製作のお話。
今回のお店の施工のテーマの一つが地元の木材を使った家具の製作でした。 お店の入口近くに配置したテーブル席は、意図して高さを設定し、カウンターチェアを使うハイテーブルに。 そのハイテーブルも地元岩手県産の木材たちを使って大工が製作しています。 今日は、そんな家具製作の様子をご紹介していきます。 こちらがお店の入口近くのハイテーブルです。 お店に入ると目につくのが、サーバーの並ぶカウンター席とこのハイテーブルです。 カウンターの天板には、岩手県産のセンを使用。 このハイテーブルにも同様に岩手県産のセンを使いました。 元の素材はこちらです。 センの丸太を天板に製材し、数年かけて乾燥したモノがこちらです。 この段階できれいなハイテーブルは想像できませんね~。 この汚れたような状態は、しっかりと乾燥した証でもあり、我々はきれいなテーブルが出来ることを確信できます。 まずは、天板を削り、寸法を整える作業。 万能機という木工機械で天板の端の部分を垂直に削り、天板の角が直角になるように加工していきいます。 仕上がったセンの天板です。 先ほどの黒ずんだ色もすっかりとなくなり、木目がとってもきれいですね。 加工がここまで進むとテーブルの完成形も見えてきます。 合計3枚のセンの天板が加工されました。 3枚を合わせて予定の奥行の天板を作って行きます。 長さ2m、奥行1m、高さ1mのテーブルの素材がそろいました。 天板の接ぎ合せの工程が始まりました。 継ぎ目に接ぎ合せの仕掛けを施し、接着剤を塗ってからプレス機にかけます。 一定の圧力を掛けて接着剤を乾かすとしっかりとくっつく事になります。 このままの状態で数日乾燥させていきます。 いよいよテーブルの天板が出来てきました。 続いては脚の加工作業。 素材は、タモを使用します。 タモも天板と同様に何年も乾燥させた角材を削って仕上げていきます。 センもタモも硬くて強い優れた木材たち。 いい家具が出来そうです。 接ぎ合せが完了したテーブル天板の上で脚の組み立て作業が進みます。 テーブル天板に合わせて脚の微妙な位置を決め、ホゾ穴を空けたり脚の接合作業を進めます。 いよいよ家具の組み立ての工程へと進んできました。 組立作業が弊社作業場で行われます。 いよいよ大きなテーブルが組み上がります。 天板がセン、足はタモで出来たハイテーブルが組み上がりました。 この後、塗装を行ってから現場へと運び入れます。 塗装作業開始です。 脚のタモ材に合わせて少しだけ天板を着色していきます。 そして塗装作業が完了しました。 とてもいい雰囲気に仕上がりましたね。 いよいよ作業から現場へと運搬開始です。 現場は地下1階。 階段をゆっくりと下りてきました。 巾ぼ大きなテーブルはそのまま下りられないので、階段を立てた状態で進んでいきます。 微妙な角度で下りてくるハイテーブル。 大工たちも大変そうですね。 何とか下まで降りてきました。 入口の引き戸を通過し店内に搬入。 皆さんお疲れさまでした。 現場へ運び入れるまでが家具製作の大事な工程です。 無事に現場に入り、みんなホッとしましたね。 お店に配置され、カウンターチェアが置かれるとこんな素敵な空間になりました。 照明器具や周りの雰囲気とも相まって、いい空間を作り出す要素の一つになりました。 元の黒ずんだ天板の時からは想像も出来ない変化です。 ハイテーブルと共に空間を作り出しているカウンターチェアも素敵ですね。 こちらは、Roamのハイスツール。 サイズは特注です。 お店の雰囲気にもぴったりです。 イスは全てHolzさんにセレクトしていただきました。 今回ご紹介した家具製作の様子。 お店の施工は、現地での内装工事ももちろん大事ですが、こうした家具などの製作もとても大事ですね。 こうしたお店の施工にも地元の素材、そして大工の技術を生かしていきます。 職人たちが作るお店作りの一端をご紹介しました。 大工たちの手仕事で出来上がったビアホール、家具もとってもいい仕上がりです。 ぜひお店の足をお運びいただき、この雰囲気で美味しいビールを召し上がっていただきたいですね。 そんな家具製作のお話でした。 「ビアベースベアレン盛岡駅前」
by iwaizawa
| 2020-03-27 04:44
| 現場日記~店舗~
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