国分通の家 自転車小屋+物置小屋 新築工事 完成しました。

滝沢市穴口で2018年に竣工した住宅新築の現場「国分通の家」。
今回は、自転車置き場と物置を兼ねた小屋の新築工事を行います。
もちろん使う素材は岩手県産の木材たちです。
大工が作る小屋の作り方を順を追ってお伝えしていきますね。

小屋の構造が組み上がった現場。
主に唐松を使い、作業場で塗装してから組み立てられています。
屋根葺きも完了し、ここからは壁などの仕上げの工程となります。

外壁の板張り作業が始まりました。
道路側の小屋の背面側には杉板を張っていきます。
だんだん黒い箱が出来上がっていきますね。

外壁の杉板は横張で仕上げています。
目透かし加工といっていたと板には小さな隙間を空けて張っています。
杉板の表面はザラザラしたままの粗い仕上がりです。
杉板の表情がとってもいい雰囲気です。

外壁張りの作業が完了です。
小屋の全景が見えてきましたね。
奥側が物置スペース、手前が自転車2台分の駐車スペースとなります。
カーポート側から雨に濡れずに駐車できる位置に配置しました。

小屋の本体が出来上がると、自転車の駐車スペースの土間の仕上げの準備に進みます。
まずは、土を掘り上げ、周りの地面より低い地面を作ります。

砕石を入れて転圧作業を行います。
狭い場所での転圧は木製のランマーを使っての作業となります。
土間コンクリートの下地を作って行きます。

コンクリートを流し込みます。
表面は、滑らないようにザラザラした刷毛引き仕上げとします。

コンクリートが乾燥し、型枠を外すと自転車置き場の土間も完成です。
これでほぼ小屋が出来上がりました。

小屋の入口建具は木製の框戸。
無垢の杉板を使った建具が設置されました。
大きなものも出し入れできるように引違いの扉にしました。

完成した小屋の全景です。
外壁の杉板の横張と建具の杉板の縦張りがいいコントラストになりました。
もう少し暖かくなって芝生がきれいな緑になると小屋が映えそうですね。

子供たちの自転車が格納されました。
自転車2台ならゆとりのあるスペースですね。
物置の中には、行先に困っていた自動車のタイヤ2台分を格納。
懸案だったモノの片づけスペースと自転車置き場が完成です。

母屋の外観ともうまくマッチしていい小屋が出来ました。
大工が作る小屋が完成しました。

大工が作る木造の自転車小屋兼物置が完成しました！
大工が作るので大きさももちろんオーダーサイズですね。
現地の広さ、収納するもの、使用頻度などを考慮し大きさや形状、配置を計画する事が出来ますね。
使う素材はもちろん地元岩手県産の木材たちです。
住宅の雰囲気に合わせた使いやすい小屋が出来上がる様子をご紹介してきました。