岩井沢工務所の仕事について
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新築・リフォーム・エクステリアなど住宅に関するお仕事はなんでもやっております。 古民家再生・店舗設計施工もおまかせください。 自社で大工をかかえ、墨付・刻みから大工の手で行っております。 お客様からの信用と信頼を第一に誠実な仕事を行っております。 カテゴリ
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2020年 11月 18日
盛岡市加賀野で新たに始まった住宅新築の現場です。
今回も地元岩手・盛岡の木材をふんだんに使い、大工の技術を生かした家づくり。 LDKにはオニグルミの大黒柱と赤松の大梁、唐松の登り梁を配置した大空間を作ります。 外壁も杉板張りで仕上げる特徴的な外観も見どころです。 そんな家づくりを順を追ってご紹介していきますね。 工事序盤は、弊社作業場での大工の墨付・刻みの作業と現場での基礎工事が進んで行きます。 建物の構造材の墨付け作業を進めるのは、棟梁を務める堀口棟梁です。 現在は、唐松の梁材に刻みの為の墨を記す作業中ですね。 地元で伐採された木を使い、墨汁と墨差し、差金を使って墨付け作業を進めます。 昔ながらの大工の仕事です。 太く長く重い唐松の梁材。 弊社作業場内では、天井クレーンが活躍します。 ロープを掛けて吊り上げると大工一人でも簡単に移動が可能です。 元鉄工所の設備を活用して少人数でも刻みを行う事が可能です。 鈴木大工が刻みの作業を進めています。 唐松の桁材の刻みです。 棟梁が墨付けし、手の空いた他の大工たちが刻みの作業を進めます。 袰岩大工は、束のホゾ取りですね。 ホゾ取り機に木をセットし、短い束材のホゾを形成する作業です。 下舘大工は、唐松の登り梁の仕口を作る作業。 突きノミという大きなノミで仕口を形成していきます。 しっかり研いで切れ味鋭い大きなノミは、見事に木を薄く削って行きますね。 大工の技術を生かした仕上げです。 こちらでは土台の刻みが進んでいます。 土台にはヒノキ材を使用します。 刻みを行うとヒノキの香りが一気に広がりますね。 この匂いの元がシロアリを寄せ付けず、腐食にも強い成分となります。 唐松の母屋材の刻み中です。 芯去りの良い唐松材ですね。 母屋材は、屋根を支える構造材。 母屋が垂木を支え、垂木が野地板を支え、野地板が屋根葺き材を支えるという構造になります。 梁材に穴掘りを行う作業を鈴木大工が進めています。 大きな梁材では、梁材を持って穴掘り機にセットするより、こうして小型の穴掘り機を持って移動する方が楽に穴を掘る事が出来ます。 色んな道具を使い、刻みの作業が進んで行きます。 現場では基礎工事が進行中です。 大きなポンプ車が現場に到着です。 ベースコンクリートの打設作業が始まります。 ポンプで圧送されたコンクリートが太いホースから出てきます。 コンクリートをベース枠内に入れて、バイブレーターで振動を加えて行きます。 コンクリート内の気泡を排出して、鉄筋と密着するように施工を進めて行きます。 ベース枠内にコンクリートが充満しました。 これでベースコンクリートの打設が完了ですね。 大量のコンクリートは、ミキサー車で運搬し、ポンプ車で現場打設を行っていきます。 ベースコンクリート打設の翌日には型枠が組まれて行きます。 鋼製の型枠が一気に組まれて基礎の形が見えてきますね。 型枠の内側には、厚い断熱材がセットされて行きます。 基礎断熱を形成するボード状の断熱材となります。 断熱材と型枠の中にコンクリートを入れて行きます。 コンクリートの打設が完了し、型枠が外されました。 きれいなコンクリートの基礎が出来上がりました。 基礎内部には、砕石が入れられて土間コンクリートの準備が進んで行きます。 基礎工事と同時に水道工事が進んで行きます。 これは塩ビ製の排水管ですね。 基礎内部から屋外へと排水管を出して道路の下水道本管まで配管を敷設していきます。 こちらは給湯器を置くためのポーチコンクリートの準備ですね。 エコキュートという貯湯式の給湯設備を使用する際には、かなりの重量が掛かるので、しっかりしたコンクリートの基礎を作って、その上に給湯器を設置します。 基礎内部の砕石の上に土間断熱用の断熱材が敷かれて行きます。 全面に隙間なく敷き詰められて行きます。 基礎外周部と基礎内部の土間下をしっかりと断熱して建物全体の断熱性能を高めて行きます。 新たに始まった住宅新築工事の現場「加賀野の住宅」。 今回も地元の木材を使い、地元の大工がその技術を生かして作り上げて行く家づくりとなります。 豪快な構造もあり、杉板を張った外観も素敵に仕上る計画です。 工事の序盤は、弊社作業場での大工たちの木の加工作業と現場での基礎工事が同時に進んで行きます。 そんな家づくりの様子を順を追って紹介していきます。 続きをお楽しみに!
by iwaizawa
| 2020-11-18 04:28
| 現場日記~住宅新築~
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