岩井沢工務所の仕事について
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新築・リフォーム・エクステリアなど住宅に関するお仕事はなんでもやっております。 古民家再生・店舗設計施工もおまかせください。 自社で大工をかかえ、墨付・刻みから大工の手で行っております。 お客様からの信用と信頼を第一に誠実な仕事を行っております。 カテゴリ
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2021年 01月 18日
盛岡市八幡町で進む築100年以上経つ古い町家の改修工事が始まりました。
長年貸家として第3者に賃貸していた建物。 借主の移転に伴い空き家になり、それを機に事務所として使う建物に改修して町家の建物を残そうという計画になりました。 建物が古く、どこまで町家の雰囲気を残せるのか不明な点もありますが、今回も地元の木材を使い大工の技術を生かして改修工事を進めて行きたいと思います。 建物内部の解体を中心に進めてきた作業も次の段階に入って行きました。 少しずつ構造を補強しつつ減築部分の解体作業、そして屋根下地の作成へと工程が進んできました。 そんな現場の作業風景をご紹介していきます。 現場では減築部分の解体から屋根設置まで作業が進みました。 八幡の通りから見る外観も少しずつではありますが、建物らしく変化してきましたね。 現場では、土台の交換と基礎の準備が少しずつ進んでいます。 現場の中に入るとこんな状態です。 土台の交換を進めるために、建物を仮筋交いでびっしりと固定しながら作業を進めます。 よって現場を歩きにくい・・・。 建物両側の土台はほぼ交換が終了していますね。 この段階でお施主様ご一家に見学していただきました。 足元は悪いのですが、解体後の状況を説明し、今後の大工工事の計画をご説明させていただきました。 古く腐食の大きかった部分を除去し、新しく構造を作り直す部分をしっかりと確認いただきました。 中津大工は、土台下のコンクリート打設の準備中。 土台に型枠用の合板を打ち付けて、コンクリートを流し込む準備を進めています。 建物が古く両隣の敷地の高さが上がって水が流れ込む状況を改善するために、コンクリートの基礎を少し高く作る計画です。 現場にはコンクリートミキサー車がやって来ました。 ミキサー車からネコ車にコンクリートを映して、手作業でコンクリートを打設します。 かなりの難作業が始まりました。 足場板を設置した現場の内部をネコ車でコンクリートを運搬。 そのままコンクリートを型枠内に流し込みます。 一定の高さまでコンクリートを入れて平らに均していきます。 コンクリート乾燥させるための養生期間。 今度は、敷地奥の2階建て部分の解体作業が開始です。 ここもかなり古い構造のようでした。 屋根材を撤去し、古い構造がむき出しに・・・。 とても古くいい雰囲気ですが、この建物が建てられた明治期の段階で他の建物の解体材を再利用していたことが伺えます。 昔は木材の運搬方法が限られていて、近くで解体された町家の古材を再利用する事が一般的だったようです。 今回は、さすがに再利用は難しい部分が多いですね。 いったん1階の柱までほぼ完全に解体しました。 ここから使える構造材を残して搬出して、新しい構造を作り直す工程へと進んで行きます。 再び現場は解体材の山が・・・。 この中から再利用する構造材を除いて、産業廃棄物として処分場へと搬出していきます。 新しい木材を使っての構造組み上げ作業が進んでいます。 地元の木を使い新しく構造が組み上がって行きます。 その中に古材も入り混じっていますね。 古い建物の面影を残しつつ、新しい建物として生まれ変わる準備が進んでいます。 2階部分まで構造が組み上がってきました。 少しずつ建物らしく見えるようになりましたね。 屋根構造まで出来上がりました。 屋根形状を変更し、敷地奥側に片流れの屋根としています。 冬季間に積もり雪を隣地に落とさないようにするための配慮を行いつつ改修作業が進みます。 屋根下地も出来上がりました。 もちろん屋根下地の野地板には地元の唐松材を仕様。 酢類建物を地元の木材を使って改修していきます。 八幡の通り側の建物と裏側の2階建ての建物の間の部分も屋根を改修。 チグハグだった屋根形状を作り直して新たな屋根を出来上がっています。 こうして古くから何度か改修を繰り返してバラバラだった建物の形状もきれいに統一しながら改修作業が進んで行きます。 建物構造の改修がほぼ完了した現場。 袰岩棟梁と中津大工は、弊社作業場で木の加工を始めました。 巾の広い杉板を加工し、外壁の下見板を作る作業です。 まずは、プレーナーを掛けて木の端の通りを真っすぐにして、寸法を合わせる作業です。 プレーナー掛けまで終わった杉板の山。 この板が全て外壁材として使用される事になります。 下見板として使うための細かな仕掛けを施した後に塗装へと入ります。 下見他の塗装作業が開始です。 板を台の上に載せて防虫防腐の成分を含む塗料を塗って行く作業です。 弊社作業場でこうして先行して塗装するのは、板の表裏すべてをしっかりと塗装する為でもあります。 下見板が長持ちするように準備をしっかり行います。 作業場内に下見板を立て掛けて乾燥中。 乾燥したら現場へと運び、外壁張りの作業がスタートしていきます。 乾燥期間中には現場では、基礎の型枠の撤去などの作業を進めて行きます。 現場と作業場で効率よく作業を分担しながら改修工事が進んで行きます。 古い町家の改修工事が進行中です。 まずは、建物内部の一般ゴミの片付けから作業が始まり、今度は建物本体の解体作業が進んできました。 毎日、建物を壊してゴミを搬出するという工程を延々と繰り返してきましたが、いよいよ次の工程が始まりました。 道路際まであった建物を減築し、建物の構造も改修して行く工程が進んでいます。 そして敷地奥側の建物改修も進み、工程も少しずつ次へと進んで行きます。 こうした解体・改修にはベテラン大工の技術と経験が生きて行きますね。 いつ建てられたか分からないほど古い町家。 どんな風に改修されて行くのか楽しみですね。 続きをお楽しみに!
by iwaizawa
| 2021-01-18 05:29
| 現場日記~リフォーム~
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