「house-Y」 建て方進行中！

盛岡市前九年で進行中の住宅新築のプロジェクト「house-Y」。
建設する場所は、閑静な住宅街の中にある、多角形な敷地に住宅を新築していきます。
squareに近い住宅を配置し、そこにできる変形な空地は庭やガレージに利用する計画です。
設計は、オオツカヨウ建築設計様。
今回も弊社の大工たちと大塚設計士がタッグを組んでの家づくりが進んで行きます。
高い断熱性能と高いデザイン性を両立した住宅づくりの現場を順を追ってご紹介しています。
先日、お施主様一家に見学いただいた構造材を使った建て方作業が進む現場。
現在は屋根まわりの構造の組み上げ作業が進行中です。
そんな現場の様子をご紹介していきます。

現場では2階部分の建て方作業が進行中です。
2階まで組み上がってくると建物の大きさ、全体像がつかめてきます。
現場で建物が組み上がって行くダイナミックな工程が進行中です。

斜めの構造部分を組み上げる大工たち。
この現場は道路事情でクレーンが入れないため、すべて人力での建て方作業。
こうした梁を上まで持ち上げて、組んで行きます。

畠山棟梁と鈴木大工が登り梁を掛けています。
唐松の梁材を肩に担ぎ、慎重に仕口を合わせて行きます。
力と技術、両方が必要な建て方作業が進みます。

登り梁を使った斜めの2階の構造が組み上がってきました。
今回はこの登り梁たちは、完成時に見えてくる梁ではありませんが、ロフト空間を形成するための構造ですね。
地元盛岡市産の唐松を使った構造が見事です！

構造体が組み上がり、現場の外観もだいぶ見えてきました。
コンパクトな間取りですが結構大きな構造に見えてきました。
片流れの屋根がいい感じですね。

屋根上では、その屋根部分の構造が進みます。
母屋と呼ぶ屋根の骨格部分が組まれて行きます。
先ほど組んだ登り梁の上に母屋を設置する作業が進んで行きます。
母屋は屋根勾配なりに高さを変えて設置される屋根の骨格ですね。

母屋の上に垂木が掛けられました。
垂木は屋根勾配なりに設置される母屋より少し細めの唐松材です。
屋根トタンを支える野地板を取り付けるための下地材ですね。

垂木の上を歩く畠山棟梁。
屋根の施工日はこの快晴のお天気。
気持ちのいい建て方には最高の天気の中、屋根まわりの施工が進んで行きます。

そして秋の岩手山もいいですね。
現場の屋根上からは岩手山が見事に見えます。
今年の秋には岩手山の鷲もきれいに見えていましたね。

屋根まわりの構造まで組み上がった現場内部。
この段階では、建物はスカスカの骨だけの状態ですね。
見えている木材はすべて地元岩手・盛岡の木材たちです。
この段階の建物が私は好きですね～。

屋根には野地板が張られて、屋根の施工が完了した現場の外観です。
屋根形状がしっかりしてくると建物がどっしりと構えているようにも見えてきます。
骨格が組み上がった建て方作業が終了した現場の外観です。

屋根にはルーフィングが敷かれました。
これで少しの雨では、現場はそのまま進められる状況までやって来ました。
大工的には一安心という感じです。

建物の外周部には構造用合板が張り付けられました。
箱のような雰囲気になり、建物としてのボリュームが出てきましたね。
ベランダ部分と玄関ドア部分を除き、面材できれいに覆われました。

屋根上では、屋根葺き作業も開始。
屋根が葺かれると、雨漏りの心配が完全に無くなり、室内での断熱施工などが一気に始まって行きます。

盛岡市前九年で進む住宅新築工事が順調に進んでいます。
弊社作業場での大工の刻みの作業が完了して、次の工程の建て方作業が進んできました。
無事に屋根の施工まで進み、建て方作業が完了しました。

今回の建築場所は、隣接する道路がとにかく狭く、現場での建て方作業にはクレーンも使用できません。
全てが手作業での建て方作業です。
大工たちのチームワークが大事な作業が続きました。
地元の木をふんだんに使い、大工の技術を生かした家づくりが進行中です！