岩井沢工務所の仕事について
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新築・リフォーム・エクステリアなど住宅に関するお仕事はなんでもやっております。 古民家再生・店舗設計施工もおまかせください。 自社で大工をかかえ、墨付・刻みから大工の手で行っております。 お客様からの信用と信頼を第一に誠実な仕事を行っております。 カテゴリ
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2021年 02月 06日
盛岡市八幡町で進む築100年以上経つ古い町家の改修工事が進行中です。
長年貸家として第3者に賃貸していた建物。 借主の移転に伴い空き家になり、それを機に事務所として使う建物に改修して町家の建物を残そうという計画になりました。 建物が古く、どこまで町家の雰囲気を残せるのか不明な点もありますが、今回も地元の木材を使い大工の技術を生かして改修工事を進めて行きたいと思います。 建物内部の解体を中心に進めてきた作業も次の「造る」という段階に入っています。 少しずつ構造を補強しつつ減築部分の解体作業、そして屋根や壁の下地の作成へと工程が進んできました。 そんな現場の作業風景をご紹介していきます。 構造の改修作業も進み、完成形に近づいてきた建物正面の外観です。 減築部分が撤去されて、建物の形も見えてきました。 昔ながらの建物の雰囲気を残しながら改修が進みます。 建物内部の床下では、地面を平滑に均す作業が進みます。 石や土管があったり、土の高さは凸凹でした。 細かな砕石を入れて床下の地面を平らにして行く作業です。 地面が平らに直るときれいですね。 隣地からの雨水の流入も解消して、ドライな床下空間を形成する計画です。 床下地を支える石を設置していきます。 四角いコンクリート製のブロックを一定間隔で並べて行きます。 高さも一定に合わせて設置していきます。 平らに均した地面に防湿シートを敷きます。 厚手のポリシートを敷き、しっかりと重ねて配置します。 こうする事で床下の地面からの湿気を押さえます。 ポリシートの上にさらに砕石粉を敷き、防湿処理が完了です。 建物外周の構造面材の設置も終わり、床設置の準備も整ってきました。 だいぶすっきりきれいになりました。 お隣の病院側の外壁下地はまだ施工できていませんね。 こちら側は、隣地との間隔が狭く、なかなか施工が進みません。 狭小地ならではの難しさの中、工事がゆっくり着実に進んでいます。 構造用面材の施工が終わり、建物外周には防水透湿シートが張られています。いったん古い建物の面影は消え、最新の住宅と同じ施工が進みます。 室内では床の下地作りが始まりました。 先ほど設置した基礎ブロックの上に大引きという木材を設置していきます。 水平と取りながら石の上に設置していきます。 道路側の事務所スペースでも床下地が進みます。 ここは、すでにコンクリート土間だったので、その上に大引きを流していきます。 現場には断熱材もやって来ました。 床用の高性能グラスウールボードの断熱材です。 高性能かつ防火性能にも優れた断熱材ですね。 このように大引き間に断熱材をはめ込んで行きます。 厚さ105mmのボード状の断熱材が床下の冷気をしっかりと遮断してくれますね。 床用の断熱材を大引き間に入れて、その上にはネダレス合板を敷いていきます。 このネダレス合板が床仕上げの直接の下地となります。 夏涼しく冬暖かい建物へ改修が進みます。 床下地の施工と同時に窓の設置作業も始まりました。 外周部の木の下地と構造用合板に開口部を作ります。 サッシを取り付けるための開口部が出来て行きます。 開口部にサッシを取り付けて行きます。 防火の厳しい地域なので網入りガラスのサッシを取り付けています。 さらに断熱性能を高めて樹脂製の断熱サッシとなります。 現代の建物として再生されて行きます。 弊社作業場では外壁に使用する杉板の加工作業も始まりました。 板を一定の巾に削って、板の重なり部分には溝を作ります。 さらに仕上げの塗装を行って外壁の準備も進んで行きます。 古い町家の改修工事が進行中です。 まずは、建物内部の一般ゴミの片付けから作業が始まり、今度は建物本体の解体作業が進んできました。 毎日、建物を壊してゴミを搬出するという工程を延々と繰り返してきましたが、いよいよ次の「造る」工程が進み始めました。 道路際まであった建物を減築し、建物の構造も改修して行く工程が進みます。 同時に現代の建物と同様の断熱性能を確保する作業も進めます。 こうした解体・改修にはベテラン大工の技術と経験が生きて行きますね。 いつ建てられたか分からないほど古い町家。 どんな風に改修されて行くのか楽しみですね。 続きをお楽しみに!
by iwaizawa
| 2021-02-06 05:18
| 現場日記~リフォーム~
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