岩井沢工務所の仕事について
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新築・リフォーム・エクステリアなど住宅に関するお仕事はなんでもやっております。 古民家再生・店舗設計施工もおまかせください。 自社で大工をかかえ、墨付・刻みから大工の手で行っております。 お客様からの信用と信頼を第一に誠実な仕事を行っております。 カテゴリ
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2021年 03月 03日
弊社では、住宅の新築・リフォーム・各種修繕工事を行っておりますが、たまには特殊な造作家具の製作も行います。
今回は、大きな会議室で使う演台とステージのような踏み台の製作です。 地元の無垢の木を使って大工が作る造作家具の製作過程をご紹介します。 使う素材はコチラの松の木。 ただの松の木ではありません。 奥州市の月山神社の赤松です。 名古屋城の改修工事に向かうために伐採された赤松の一部を購入して天板として使用します。 天板になった月山松です。 年輪の緻密な天板です。 樹齢300年以上の赤松材と聞きました。 なかなかお目にかかる事の無い特殊な木材だと思います。 今回製作する演台はコチラです。 古くなったこの演台を新しく作り直します。 月山松を使った演台の天板が作られて行きます。 まずは天板を切断して接ぎ合せる工程ですね。 大工が手仕事で作業を進めて行きます。 接ぎ合せの作業が完了です。 見事な演台の天板が出来上がりました。 色も木目も見事な赤松材です。 演台のフレーム部分の製作作業です。 担当は藤澤大工です。 唐松材と構造用合板を使って演台の下地を作って行きます。 こちらは演台のフレーム表面に使用する素材です。 葛巻町の高吟製材さんが製作している赤松のリブ羽目板です。 名前は「ギンウッド」という製品ですね。 この羽目板を使って演台を仕上げて行きます。 フレームがだいぶ組み上がりました。 フレームの上に月山松の天板、表面にリブ羽目板が張られて行きます。 演台が組み上がりました。 赤松の天板と羽目板が見事な仕上がりです。 続いては次の造作家具の製作に取りかかります。 コチラも名古屋城の改修工事に岩手から向かった赤松材の端の部分。 赤松の薄い天板を加工して板材を作って行きます。 きれいな節の無い赤松の板材が仕上がって行きます。 唐松の板材でフレームを作って行きます。 岩手県産の唐松と赤松を使ったステージの踏み台が作られて行きます。 唐松のフレームの上に赤松の板を張り合わせて行きます。 フレームの上に板を載せて1枚1枚固定して踏み台が出来て行きます。 フレームの側面にも赤松の板を張って行きます。 施工担当は、弊社の田村大工と秋田からの助っ人鈴木大工。 ベテラン大工と若手大工がタッグを組んで施工していきます。 側面の板も同じ名古屋城の赤松材を使用。 とってもきれいな板材で踏み台が仕上がって行きます。 踏み台の側面には持ち運びしやすいように持ち手の穴を空けています。 後は板材の表面をオイルで塗装して仕上げます。 現地の会議室に搬入された踏み台。 いい感じに仕上りました。 演題とステージの踏み台が配置完了。 大工が作るちょっと変わった造作家具が出来上がりです。 大工はいろんな事が出来ますね。 今回は、大きな会議室にある演台と踏み台の施工でした。 今回は素材も一級品、仕上がりもとってもいいですね。 そんな造作家具製作の様子をご紹介しました!
by iwaizawa
| 2021-03-03 18:40
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